『インビジブル』公式が壮大なネタバレ? まさかの「次回予告死」が波紋
#インビジブル
高橋一生が主演するTBS金曜ドラマ『インビジブル』の次回予告が話題となっている。
ドラマの次回予告といえば、時に煽って視聴者の想像を膨らませ、次週へつなぐものだが、『インビジブル』の第7話のラストに公開された次回予告は、期待を高めるというより、あらかじめ知っておきたくなかったネタバレを視聴者に食らわせるタイプのものだった。
5月27日に放送された第7話は、“真のインビジブル”たるキリヒト(永山絢斗)に警察内部の情報が漏れている可能性があることから、捜査一課内にいると思しき内通者を志村(高橋一生)とキリコ(柴咲コウ)があぶり出そうというストーリーだった。
志村は、たびたび会議室にこもり、どこかに連絡している上司の犬飼課長(原田泰造)に疑いの目を向けていたが、結局その心配は杞憂に終わる。キリヒトの差し向けた凶悪犯・シノビの事件が一旦の落ち着きを見せると、犬飼は志村を屋上に呼び出し、3年前に殺された志村の相棒・安野(平埜生成)の事件をいまだに解決できていないことを志村に謝罪。そして、犬飼はキリコの出現で安野の事件がようやく解決できるかもしれないと希望を見出すとともに、実は自分も内部情報の漏洩に気づき、内通者がいないか個人的に調べていたと打ち明けるのだった。誤解が解け、信頼関係をより強固にした志村と犬飼。しかし第7話の終盤、何かに気づいた犬飼は「この間の屋上に来てくれ」と志村をまた呼び出すものの、背後から何者かに襲われ、道の真ん中で倒れているところをトラックに轢かれてしまうのだった。
救急車で搬送される犬飼を志村が目撃する……というところで第7話は終わり、誰もがその生死は次週を待つものと思ったに違いない。それが直後にはじまった予告で、あっさりとその死が決定づけられたのだ。「課長は殺されたんです」「私がここに来なければ、犬飼さんは死ななかった」というセリフに畳み掛けるかのように「仲間の死」という文字が踊り、はっきりと犬飼の死が告げられる次回予告に、視聴者たちは困惑。SNS上では「課長どうなるの……!?の3秒後に『仲間の死』って出るの盛大なネタバレ」「予告で死んだの教えんのやめてくれない?? まだ救急車運ばれただけで、生きてる希望あったじゃん」「搬送されてるってことは助かる??(中略)って打ってたら予告的にアウトじゃん……」など、衝撃を受けたという感想が並んでいた。
視聴者の頭をよぎったのは「ナレ死」だ。ナレ死とは、登場人物の最期が描かれず、ナレーションのみで淡々と片付けられてしまうことを指すが、特に2016年に放送されたNHK大河ドラマ『真田丸』において織田信長の死がナレーションで告げられたのみだったことから広まった表現だ。『インビジブル』の犬飼の場合、「次回予告死」とでも言うべきか。その最期のシーンがストーリー上さほど重要でないからこそ「ナレ死」となるわけだが、『インビジブル』でにおいても犬飼の死は単なる通過点なのだろう。しかし、犬飼課長はレギュラーキャラクターであり、行き過ぎた捜査が問題視されていた“異端者”志村を当初からサポートしていた理解者的存在だったわけで、もう少しどうにかならなかったのかという思いを抱かずにはいられなかった。第8話以降で、その急な退場が報われることを祈るばかりだ。
■番組情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系毎週金曜22時~
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭介、大野いと、平埜生成、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健、香坂隆史
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/invisible_tbs
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