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『インビジブル』が高橋一生のゴシップをネタ化? 「チェーン」が話題になったワケ

『インビジブル』が高橋一生のゴシップをネタ化? 「チェーン」が話題になったワケの画像
ドラマ公式サイトより

 TBS金曜ドラマ『インビジブル』第5話で、主演の高橋一生のそばになぜかたびたび映り込んだ「あるモノ」が話題となっている。

 5月13日放送の第5話で視聴者たちが大いに沸いていたのは、逃走したキリコ(柴咲コウ)の行方を追うため、志村(高橋一生)がラビアンローズ(DAIGO)に協力をさせるシーンだ。優秀なハッカーであるローズは、警察側に自分の居場所を突き止めるだけの「腕のいい人」がいることに興味を示し、会わせれば力を貸すと条件を提示。志村に連れてこられた鑑識課の近松延武(谷恭輔)は最初こそハッカーに協力することを拒んでいたものの、ローズの知識と技術を見た途端に目の色を変え、意気投合することに。志村は目の前で繰り広げられるふたりのハイレベルな会話についていけず、ただ眺めているだけになったのだが、そこでなぜかずっと手に握っていたのが室内のインテリアとして設置されていたブランコのチェーン。話題になった「あるモノ」とは、この鎖のことなのだ。

 SNS上では「いやぁー今日のチェーンシーン最高でしたね!」「チェーン(ブランコ)と戯れる志村いとおかし」「チェーンは友達」「チェーンもうレギュラーじゃん」などという感想が、これでもかと溢れていた。

 チェーンの“登場”は今回が初めてではない。4月29日に放送された第3話では、通称「演出家」と呼ばれる凶悪犯(要潤)の逮捕劇を繰り広げた際、志村が武器として選んだのが倉庫で見つけた長い鎖で、刑事部の磯ヶ谷(有岡大貴)と力を合わせて演出家を鎖で縛り上げるシーンは、『インビジブル』の十八番になりつつある“非現実的な逮捕術”として話題になっていた。また、第5話では終盤にも、監禁された元暴力団員・武入(鈴之助)を拘束する道具として鎖が登場している。

 視聴者が「制作陣が『なぜか一生さんにチェーン持たせるとSNSの反応がいいんだよな』と首をひねりながら、場面を増やしている気がしてならない」「チェーン見た時点で、後ろから敵がきてこれで応戦するのか?とか先読みする癖がついてしまった」と口々に言うほど、志村との組み合わせで印象的に登場するチェーンだが、なぜこれほどまでに視聴者がチェーンに反応するかといえば、志村を演じる高橋一生が過去に“チェーン”について取り沙汰されたことがあるからだ。

 2018年に高橋が写真週刊誌に熱愛がスクープされた際、熱愛以上にファンの間で注目されたのが高橋の私服だった。この時の格好は全身黒コーデ、いかつい革ジャンに腰元からウォレットチェーンを垂らすというもので、この私服センスが議論を呼んだ。そのため、志村とチェーンの組み合わせに、かつての“私服騒動”を思い出した人たちの間で、ドラマの内容以上の盛り上がりを見せているのだ。

 演出側が意図的にやっているのか、それともただの偶然なのか。しかし、犯人逮捕に鎖を使うのはまだしも、部屋の中にブランコがあるという発想はあまり思いつくようなものではなく、狙ってやっている可能性も否定できないだろう。いずれにせよ、回を追うごとに非現実的なストーリー展開や設定が注目されている『インビジブル』だけに、ネットでの反響の大きい“チェーンシーン”がさらに増える可能性もありそうだが、はたして……。

■番組情報
金曜ドラマ『インビジブル』
TBS系毎週金曜22時~
出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、堀田茜、谷恭介、大野いと、平埜生成、板垣李光人、西村元貴、結城モエ、田中真琴、村井良大、酒向芳、原田泰造、桐谷健太
脚本:いずみ吉紘、槌谷健、香坂隆史
主題歌:「Tiny World」Dragon Ash(Victor/MOB SQUAD)
音楽:得田真裕
プロデューサー:佐藤敦司、浅野敦也
編成:東仲恵吾、佐藤美紀
演出:竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:tbs.co.jp/invisible_tbs

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東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/05/20 12:00
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