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『マイファミリー』玉木宏の「葛城刑事」、異常なまでの執念が事件解決の鍵を握る?

『マイファミリー』玉木宏の「葛城刑事」、異常なまでの執念が事件解決の鍵を握る?の画像
玉木宏演じる葛城圭史(ドラマ公式サイトより)

 二宮和也主演のTBS日曜劇場『マイファミリー』の第7話が5月22日に放送される。ドラマの「序章」とされた主人公・鳴沢温人(二宮和也)の娘・友果(大島美優)の誘拐事件では、誘拐犯からの“警察を排除せよ”との指示により、「犯人vs警察」というより「主人公vs警察」といった展開を見せ、すっかり悪役扱いだった警察だが、ここにきて玉木宏演じる刑事・葛城の印象が変わってきた。友果誘拐事件における“失態”で、その後の捜査から外されたにもかかわらず、独自にずっと事件を追い続けるその執念は、事件解決の鍵となるかもしれない。

 葛城は、5年前の「心春(こはる)ちゃん誘拐事件」を解決できなかったという苦い過去があり、友果の誘拐事件を解決しようと執着する人物として描かれている。強引すぎる捜査が原因で事件の担当から外されてしまうが、犯人の手法がそっくりなことから、心春と友果、それぞれの誘拐事件は何らかのつながりがあるとして独自に鳴沢家周辺を追っていた。一方、友果の救出後に発生する2つの誘拐事件に温人が巻き込まれると、葛城が必ず絶妙なタイミングで温人の前に現れるため、ネット上では「今週も怖すぎ」「まじで毎回葛城さんタイミングよすぎん?」と、登場のたびに「怖い」という声が上がるのも”お約束”になりつつある。

 第6話では、友果誘拐事件の際に葛城の下についた新米刑事・梅木(那須雄登)をファミレスに呼び出して事件の情報を提供するように求めるが、葛城の代わりに事件を引き継ぐことになった日下部管理官(迫田孝也)にバレてしまう。しかし、手柄の欲しい日下部に、独自に掴んでいるネタがあるとして取り引きを持ちかける葛城。温人および、友果誘拐事件の際に温人に協力していた元刑事の東堂(濱田岳)や弁護士の三輪(賀来賢人)の動向から、警察の知らないところで三輪の娘が誘拐され、温人らが独自に犯人と交渉したのでは?との推理を披露し、さらに犯人の目的は「警察の介入しない、ノーリスクの完全誘拐」が実現する状況を作ることにあったのではと主張。功名心が焚きつけられた日下部の協力を取り付けることに成功したのだった。

 温人だけでなく、東堂や三輪の動向まで探る執拗深さに、日下部は「体力ありますね」と皮肉を言っていたが、この異常なほどの捜査への執念で“完璧”な推理を立てた葛城。まるで見ていたかのような見事な推理に、視聴者からは「終盤でいいところ見せてきそう」「葛城刑事こわいけど、温人と協力して真犯人出し抜くところ見たいな」など、今後の葛城の活躍を期待する声が増えている。

 一方、東堂が娘の「心春ちゃん」のことを、葛城と話すときだけ「心春さん」と呼んでいることに疑惑の目を向ける視聴者も多く、中には葛城が本当の父親なのではないかとの考察も。もしそうなら、2つの誘拐事件への執念はうなずける。もっとも、東堂は元刑事であり、葛城と話す時は警察官時代のクセで「心春さん」と呼んでいるだけの可能性もあるだろう。

 いずれにせよ、友果誘拐事件の際には鳴沢夫妻が犯人の指示に従って警察を排除しようとすると激しく抵抗し、温人が犯人を見逃すことを条件に友果を救出した際には「ホシを逃したことを後悔しますよ」と温人に不吉な“予告”を言い放つなど、葛城は必ず重要なところで登場しており、彼の存在がストーリーの重要な伏線となっている可能性も高い。あくまで刑事として事件解決に執念を燃やしているだけなのか、それとも何か裏の事情を抱えているのか。予告映像には「次週、明かされる悲しき真実…」とあるが、ここに葛城が関わってくるのか。今後、ますます存在感を増しそうな葛城。玉木宏ファンならずとも、登場するたびに動悸がするような展開が待ち受けていそうだ。

■番組情報
日曜ドラマ『マイファミリー』
TBS系毎週日曜21時~
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、渡辺邦斗、藤間爽子、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、大友康平、神野三鈴、大島美優、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:大間々昂
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
演出:平野俊一、田中健太、宮崎陽平、富田和成
製作著作:TBS
公式サイト:tbs.co.jp/myfamily

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東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/05/27 01:58
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