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展開読めない『マイファミリー』、濱田岳「東堂」の”不自然さ”に注目集まる

展開読めない『マイファミリー』、濱田岳「東堂」の”不自然さ”に注目集まるの画像
ドラマ公式サイトより

 TBS日曜劇場『マイファミリー』の第5話が5月8日に放送される。「新章突入」とされた第4話では、家庭も会社も再構築しようと努力している鳴沢温人(二宮和也)をあざ笑うかのように新たな誘拐事件が発生し、ふたたび巻き込まれる展開に。今後は、鳴沢夫婦の大学時代の友人である東堂(濱田岳)と三輪(賀来賢人)がますますストーリーの核に関わる存在になることは間違いない。中でも、視聴者から「不自然すぎる演技が上手すぎ」「すごい役者さんだな」と注目されているのが、東堂を演じる濱田岳だ。

 第4話では、鳴沢夫婦が娘の友果(大島美優)を救出した約1年後に、新たな事件が発生。温人の携帯に再び犯人から「新たな誘拐をしました」と電話が入る。その被害者は三輪の娘・優月(山崎莉里那)。友果を取り戻した際に犯人を追わなかった温人は、刑事の葛城(玉木宏)に「ホシを野放しにしたことを、あなたは必ず後悔する」と言われていたが、この言葉が現実となってしまった。

 優月誘拐事件の直前に出版された暴露本の作者は三輪だと疑った温人は、5億円の身代金を三輪に貸す以外は協力しないと宣言する。しかし、東堂は暴露本を書いたのは自分だと打ち明け、実は5年前にも同じ手口で自分の娘・心春(野澤しおり)が誘拐され、未解決のまま終わっていることを告白し、友果誘拐事件の犯人と同一人物であるとにらんだ東堂は犯人をあぶり出すために暴露本を出したとのだと釈明する。誰にも言えずにひとりで戦っていた東堂の心情を知った温人は、三輪、東堂とともに優月、そして心春を取り戻すと決心するのだった。

 人柄がにじみ出ていると好感が高かった東堂だが、第4話では、娘は誘拐されたまま行方不明、妻も出て行ったきり戻らないという過去が明らかになり、同情を買っている。しかしその一方では、自分の娘を心春「ちゃん」と呼んでいたり、警察官時代の上司・葛城に対して「俺が信頼できるのは葛城さんだけ」と言っているわりには友果誘拐事件で葛城を出し抜いたりと、不自然な部分が多いという声も。だからこそ「あの控えめな演技がすべてに繋がってすごい役者さんだ」「濱田岳さんの演技すごく惹かれた……」と、”不自然さ”を”自然に”演じられる濱田岳の演技力を高く評価する声も多い。

 ミステリードラマの魅力は考察がいのある謎にあるという。次々と伏線が張られ、予想の上をいく展開で視聴者を驚かせてきた『マイファミリー』。第5話では鳴沢夫婦以外とも接点があるらしい阿久津(松本幸四郎)に葛城が迫るようだが、今後も登場人物たちの意外な背景や関係性が明らかになるのではと期待が高まる。濱田岳の演技にも注目して見ていきたい。

■番組情報
日曜ドラマ『マイファミリー』
TBS系毎週日曜21時~
出演:二宮和也、多部未華子、賀来賢人、高橋メアリージュン、迫田孝也、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、山田キヌヲ、渡辺邦斗、藤間爽子、松本幸四郎、富澤たけし(サンドウィッチマン)、大友康平、神野三鈴、大島美優、濱田岳、玉木宏
脚本:黒岩勉
主題歌:Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽:大間々昂
プロデューサー:飯田和孝、渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー:那須田淳
協力プロデューサー:大形美佑葵
演出:平野俊一、田中健太、宮崎陽平、富田和成
製作著作:TBS
公式サイト:tbs.co.jp/myfamily

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/05/27 01:59
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