キンプリ永瀬に、坂口健太郎＆杏、永野芽郁＆西島秀俊…激戦必至の7月期ドラマ

　5月3日、7月期のTBS系金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます？ー』が発表され、有村架純と中村倫也のダブル主演となることがわかった。

　『MIU404』『最愛』などのヒットを生んだ新井順子プロデュース、塚原あゆ子演出のタッグによるこのドラマは、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や人気アニメ『TIGER & BUNNY』シリーズなどを手がけた西田征史のオリジナル脚本によるリーガル・エンターテインメント。4回司法試験に落ちた東大卒のパラリーガル・石田硝子（石子）と、1回で司法試験に合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男（羽男）がコンビを組み、日常にある些細なトラブルを解決していくという。

　7月期の連続ドラマはすでに、現役を引退したサッカー元日本代表のセカンドキャリアを描く綾野剛主演のTBS日曜劇場『オールドルーキー』が3月に発表されていたほか、ここにきて、町田啓太が陸上自衛隊の候補生を演じる『テッパチ！』（フジテレビ系）、日本でも大反響を呼んだ人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』のリメイクとなる竹内涼真主演の『六本木クラス』（テレビ朝日系）、教師と生徒の関係を軸に「純愛＆ドロドロ」を描く中島裕翔（Hey! Say! JUMP）主演の『純愛ディソナンス』（フジテレビ系）と、続々と発表されている。

　だが、まだ情報解禁前の作品の中にも魅力的なドラマは多数存在するようだ。広告代理店関係者は声を潜めてこう明かす。

「まずは、一部で取り沙汰されている永瀬廉さん（King & Prince）主演の『新・信長公記』でしょうね。名立たる戦国武将のクローンが集まる名門不良高校を舞台にしたSFテイストの同名ヤンキー漫画の実写化。永瀬さんは朝ドラ『おかえりモネ』でファン層を広げ、事務所からも俳優として期待されていますし、放送局はジャニーズ事務所とパイプの太い日テレということで放送前の番宣にもかなり力を入れるのではないでしょうか。現在、なにわ男子・道枝駿佑さん主演の『金田一少年の事件簿』が放送されている日曜22:30枠での放送を予定しているようです。ちなみに日テレは、橋本愛さんの家庭教師もの、林遣都さんの刑事ものなども7月期に予定しているそうです」

　一方、日曜劇場『オールドルーキー』、金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます？ー』がすでに発表されているTBSゴールデンプライム帯の連ドラは、火曜22時の枠がまだ未発表だが――。

「永野芽郁さんと西島秀俊さんによる『ユニコーンに乗って』が予定されていますね。『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞をはじめ世界中の賞を総なめした西島さんの出演ということで、大きな注目を集めそうです」（別の広告代理店関係者）

　さらに、こう続ける。

「フジは、綾瀬はるかさん主演で放送中の月9『元彼の遺言状』と同じ作者の最新刊『競争の番人』（講談社）を映像化する動きがあります。公正取引委員会の審査官男女コンビがウェディング業界の価格カルテル調査に乗り出すミステリーで、坂口健太郎さんと杏さんを起用するとのこと。実現すれば注目作となるはず。テレ朝は、現在『警視庁・捜査一課長』シーズン6が放送中の木曜ミステリー枠で、上川隆也さん主演の人気シリーズ『遺留捜査』の第7シーズンが控えているようです」（同）

　春に続いて“夏の陣”も各局、激しいつばぜり合いが展開されそうである。

黒崎さとし（編集者・ライター）

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

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