『バイキング』後継番組の『ポップUP!』、放送スタート前から早くも苦戦の兆し!?
#フジテレビ #ポップUP
テレビ業界恒例の4月の改編を目前に控え、各局の新番組の情報が話題となっている。
フジテレビでは、平日昼の帯番組の改編が注目されている。約8年間にわたって放送されてきた坂上忍MCの『バイキング』(現『バイキングMORE』)が3月をもって終了し、その後継番組として4月4日から『ポップUP!』がスタートするのだ。
3時間の生放送となる同番組は、「気になる芸能&エンタメ、話題のイケメン&美女、噂のスポット&グルメ、美容、ファッションなどなど」について「ミーハー心全開で」届ける番組で、「情報&Lifeエンターテインメント番組」を謳っている。
同局の佐野瑞樹アナウンサーと山﨑夕貴アナが進行MCとして連日出演するほか、「曜日パーソナリティ」「曜日レギュラー」として、小泉孝太郎、三浦翔平、髙嶋政宏、高岡早紀、佐藤仁美から、おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、吉村崇(平成ノブシコブシ)、平子祐希(アルコ&ピース)、相席スタート(山﨑ケイ、山添寛)、福田麻貴(3時のヒロイン)、さらにアンミカ、小倉優子らが曜日ごとに出演する予定だ。
バラエティ番組を手がける放送作家は、この新番組についてこう語る。
「近年のフジは経営不振や希望退職者制度の導入が話題になっていますが、芸能人コメンテーターが曜日ごとに出演するスタイルは『バイキング』を踏襲しつつ、総合司会が局アナになっているという時点で、どうしても『制作費の削減を意識した番組作りをしたのかな?』と想像してしまいますよね。坂上さんのギャラがいくらだったのかは正確には分かりませんが、少なからずメインMCを局アナが担当すればそのぶん番組制作費はかなり抑えられます」
その曜日の“顔”としてMC的な役割を担う「曜日パーソナリティ」、コメンテーター的な役割を担う「曜日レギュラー」といった、各曜日の顔ぶれも番組放送開始前から注目を集めている。特に、俳優・三浦翔平の初MC挑戦や、これまで情報番組に縁の薄かった女優・高岡早紀の起用が話題となっているが……。
「多少は話題になりましたが、局内でも『苦戦は必至だろう』という見方が強いです。そもそも1月末に番組が正式に発表された際、進行役のアナウンサーふたりに加えて、まず曜日ごとのMCである『曜日パーソナリティ』が明かされたものの、火曜日のみ『調整中』でした。1カ月以上経ってようやく三浦翔平が担当することが発表されましたが、あれも人選にかなり苦労したそうです。というのも、今のウチの局はギャラもそれほど出せませんし、昼の情報番組となればなおさら。加えて3時間の生放送でMCとなると、拘束時間が長いだけでなく、タレントさんへの負担も大きい。噂では、マツコ・デラックスさんにもアプローチしたものの、関係者サイドからあっさりと断られたとか」(フジテレビ番組制作スタッフ)
番組開始まであと1カ月を切るなか、コメンテーターとなる「曜日レギュラー」については水曜日のみいまだ「調整中」のままで、キャスティングに苦労していることがうかがえる。今のところ、総合司会の局アナ2人をはじめ、番組のレギュラー陣を見るとコストカットには成功した印象の同番組だが、局内からも上がる不安の声をかき消す成功を収めることはできるだろうか?
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