木村拓哉『織田信長』が“お約束”の予算オーバーで『マスカレード・ナイト』超えがノルマに?
#木村拓哉
“天下のキムタク”ゆえハードルが上げるのはいつものことだが、はたして元が取れるのか、スタッフはヒヤヒヤだろう。
3月7日付の「東スポWeb」が、木村拓哉が主演を務める東映創立70周年記念映画『織田信長(仮)』の内情について報道した。記事によると、同作は早くも制作費がかさみ、当初の予算をオーバーしてしまっているという。
「今回の映画は、公開時期も未定でまだ正式発表もされていません。とはいえ、すでに昨年9月から京都・太秦で撮影が始まっており、木村も気合いを入れて臨んでいるようです。『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを取り、共演に綾瀬はるかが名を連ねるといった豪華布陣。木村が東映作品に出るのは今回が初で、しかも東映の70周年記念という重要な作品です。絶対にコケられないとのプレッシャーからか、大友監督が細部の演出にこだわり始め、制作費がかさんでいる状況だといいます」(芸能記者)
制作費が増えれば、当然興行収入のリクープラインも上がることになるが、これまでも木村主演作では「予算オーバー」がたびたび報じられたものだった。
「SMAP解散騒動の翌年に公開された主演映画『無限の住人』が“爆死”したことから、2018年の主演ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)は木村の汚名返上の場になった。そのためかキャスティングだけでなく、脚本や美術に木村が異様なこだわりを見せ、映画並みのセットを要求したことで制作費が大幅にオーバーし、テレ朝関係者が青ざめていましたね。また、2019年の主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)では、本来は予算の関係もあって都内の三つ星レストランでの撮影を想定していたところ、木村が『フランス料理を扱っているのに、フランスに行かないなんておかしくない?』と言い出したため、フランス本家の三つ星店でロケすることに。結果、スタッフのフランスへの移動費や滞在費など含めて5000万円以上かかったそう。幸い、両ドラマとも視聴率的には及第点だったことでスタッフも胸を撫で下ろすこととなりましたが……」(テレビ関係者)
しかし、東映といえば最近も手痛い目に遭ったばかり。
「2月に公開された『大怪獣のあとしまつ』は、ライバル会社である松竹と初めて共同製作した話題作で、Hey! Say! JUMP・山田涼介と土屋太鳳が主演するなど万全の布陣でした。しかし、公開直後からネット上で酷評が続く大惨事。シュールなギャグ作品なのに、予告映像などで本格SF・特撮作品だと思わせるプロモーションをしていたことが観客に“騙された”という気持ちを抱かせたことが失敗の最大の要因でしょう。木村主演の創立70周年記念作は時代劇ですからここまでの“すれ違い”は起こらないでしょうが、どうしても期待度が高くなるだけに評価のハードルも上がる。これがコケれば、製作幹部の進退問題にもかかわってきそうです」(映画ライター)
木村といえば、昨年の主演映画『マスカレード・ナイト』が興収38億円を記録。信長を題材とした作品では、2016年に小栗旬が主演した『信長協奏曲』が興収46億円となっている。となれば、今回は「最低でも興収40億円」がノルマ?
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