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清原和博、新庄監督批判から一転「謝罪」のワケ “軸ブレ過ぎ”に心配の声も

清原和博、新庄監督批判から一転「謝罪」のワケ “軸ブレ過ぎ”に心配の声もの画像
写真/Getty Imagesより

 元プロ野球選手で、現在はYouTuberとして活躍している清原和博氏が2月1日、情報番組『ゴゴスマ』(TBS系)にリモートで生出演。以前に自身の動画で酷評した北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督について言及した。

 チャンネル登録者数約50万人を誇るYouTubeチャンネル『清ちゃんスポーツ』で清原氏は、11月6日に「立浪監督 新庄監督へ…」と題した動画を投稿。同じPL学園高校出身の立浪和義監督の中日ドラゴンズ就任について「何かしでかしてくれると思う」「待ちに待った、ミスター・ドラゴンズ」と期待を寄せていた。

 新庄監督については「何をしでかすかわからない。そういう意味では予想がつかない」としながらも、「お客さんがたくさん入って、新庄のおかげで。まぁいろんなパフォーマンスすると思うんですけど、それでお客さんが入るってことに対しては素晴らしいことだと思います」「超ポジティブ男ですから、選手をポジティブにさせるっていうことに関してはすごい長けていると思う」などと評価。続けて、「ただ心配事がねえ、ひとつだけあってね……」と述べ、「負けだしたら、『や~めた!』っつってバリ島へ帰るんじゃないか」と冗談を言ってスタッフを笑わせていた。

 しかし、11月17日に公開した動画では態度を一変。新庄監督の就任会見の感想として「見た瞬間イラっとした」とコメントしたほか、「プロ野球のOBたちは、みんな嫌な気分になっているのは間違いない」「ジャージを着ている男(新庄監督)なんかに負けないでください」などと苦言を呈したことで、ネットを中心に猛バッシングを受ける羽目になった。

 こうした発言について、清原氏は2月1日の『ゴゴスマ』で、「僕はどうかしていた。『お前が言うな』という感じですね」と猛省。一方で、新庄監督が「優勝しません」と会見で宣言したことがどうしても許せなかったとして、「自分は(現役時代に)勝つために死球を受けてでも勝とうと思っていた」と釈明した。

 この清原氏の態度の理由について、プロ野球OBは次のように語る。

「新庄監督の派手な服装にアレコレ言っていたが、清原だって現役時代、派手なピアスを付けたり、母親の反対で当時は我慢していたようですがタトゥーを入れようとしたりとしていたわけで、『お前が言うな』と言われて当然。加えて、『プロ野球のOBたちはみんな嫌な気分になっている』とぶち上げたものの、清原の発言に同意するOBはおらず、むしろ新庄監督にエールを送る人たちばかりなのを見て、新庄批判は悪手だったと反省したのだろう。身近な誰かから謝罪したほうがいいとアドバイスを受けたのででは」

 こうした一貫性のない態度は今後の仕事に響くのではとの指摘も出ている。

「“番長”キャラクターを生かして仕事をするのか、しおらしくして球界に何とかしがみつきたいのか、はっきりさせたほうがいい。情報番組の生放送で謝るなら最初から言わなきゃよかったと周りは思ってしまいますよ。そもそも清原が世間に幅広く受け入れられたのは、高校時代からの圧倒的な成績もあるが、『FRIDAY』(講談社)で何度も掲載された強面キャラクターが浸透したことも大きかったはず。野球評論家の活躍の場が年々狭まるなかで生き残るにはインパクトが大きいほうがいいと思うが、昨年からタトゥー除去を始めたあたり、球界やテレビでやっていきたいのが本音でしょうね」(芸能記者)

 新庄監督の話題が続くかぎり、まだまだテレビ番組に呼ばれる機会もありそうだが、「ご意見番」としての軸がブレブレにならないことを願いたい。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/02/11 06:00
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