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白石麻衣『ミスなか』でついに見せ場…美貌だけでなく“演技力”で爪痕残せるか

白石麻衣『ミスなか』でついに見せ場…美貌だけでなく“演技力”で爪痕残せるかの画像
フジテレビ公式サイトより

 1月10日より放送が始まった菅田将暉主演のフジテレビ系月曜ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』。この1月期の月9ドラマへの出演が発表されていた元・乃木坂46の白石麻衣だが、今夜放送の第3話でいよいよ動く姿が見られそうだ。

 白石が演じるのは、生き埋め連続殺人事件の被害者となってしまう謎の美女・犬堂愛珠(いぬどう・あんじゅ)だ。とても美しい容姿ながら病弱だった愛珠。その兄である犬堂ガロ(久保田悠来)とオトヤ(阿部亮平)は、なぜ愛珠が犠牲になったのかを突き止めようとバスジャックを企てるのだが、偶然巻き込まれた整(菅田将暉)はふたりの不可解な言動が気になる。第3話ではその謎がいよいよ紐解かれていくことになる。

 白石はセミレギュラーキャストとして初回放送前から出演が告知されていたものの、第1話には未出演、第2話では屋敷に飾られた巨大な肖像画と一瞬の回想シーンのみの出演であり、なかなかその姿が見られないでいた。しかし、さすがはかつてファッション雑誌「Ray」(主婦の友社)などで専属モデルを務めていたルックスの持ち主だ。わずかな出演でも「白石麻衣めちゃんこ美しいな!」「肖像画、家に飾りたい」など、美女という設定に負けない美貌でインパクトを残し、賞賛を集めていた。

 中には「愛珠さんが白石麻衣さんとは最高……! むちゃ原作似なの強すぎでしょ!」という声もあるように、儚げでミステリアスな佇まいは原作に描かれている愛珠そのものと言えるかもしれない。ドラマ公式サイトに掲載されているインタビューでは、主演の菅田将暉が「要所要所に原作完コピなキャラクターも出てくるので見つけて欲しいです。キャスティングが本当にすごいですよ」と話しているが、もしかすると白石が演じる愛珠もそのひとりなのだろうか。

 一方で、白石のビジュアルがいかに完璧で、原作に忠実なミステリアスさをはらんでいても、やや見せどころを引っ張りすぎな印象もある。乃木坂46出身の女優を制作陣が“もったいぶった”のか、単純にストーリーがうまく区切れず3週に渡ってしまったのか。

 いずれにしても、第3話にしてようやく白石にも見せ場が訪れたといったところだろう。白石の女優としてのキャリアはまだ浅く、今後の足がかりにするには見た目の完成度以上に演技力への評価が不可欠だ。乃木坂46時代のパフォーマンスで磨いたさまざまな表情、表現力を昇華させ、女優としての活動に生かすことができるのか。乃木坂46を卒業し、自分の道を模索する白石の女優としての力量に注目していきたい。

■番組情報
月曜ドラマ『ミステリと言う勿れ』
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、門脇麦、白石麻衣、鈴木浩介、筒井道隆、遠藤憲一 ほか
音楽:Ken Arai
脚本:相沢友子
プロデュース:草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ)
演出:松山博昭、品田俊介、相沢秀幸
主題歌:King Gnu 「カメレオン」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
制作・著作:フジテレビ 第一制作部
公式サイト:fujitv.co.jp/mystery

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2022/01/24 12:00
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