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ビートたけし『Nキャス』降板で他局も追随? 音声スタッフが苦慮する“滑舌問題”

ビートたけし『Nキャス』降板で他局も追随? 音声スタッフが苦慮する“滑舌問題”の画像
ビートたけし(写真/GettyImagesより)

 ビートたけしが、TBS系の報道・情報番組『Nキャス』こと『新・情報7daysニュースキャスター』を来年3月いっぱいで降板することを「週刊ポスト」(小学館)の人気連載「ビートたけしの21世紀毒談」の取材の中で告白したと「NEWSポストセブン」が報じた。

 たけしは『Nキャス』がスタートした2008年10月から約13年間にわたって出演。同局の安住紳一郎アナとの当意即妙なトークの応酬が人気を呼んだ。

「『ポストセブン』によると、たけしは11月27日に降板を決意したと説明。その日はTBS系で放送されたプロ野球の日本シリーズが白熱して延長戦にもつれ、『Nキャス』の開始が2時間以上も遅れ、深夜0時を回ってからになった。これにはたけしも『正直なところ真夜中スタートの生放送はかなりしんどかった』と言い、『そろそろ負担のかかる仕事をセーブしていかないとマズいんじゃないか』と思ったといいます。ともあれ、たけしは降板しても『やりたいことはまだまだ残っている』と意欲満々。『映画だったり、小説だったり、自分が本当にやりたいことにきちんと時間と精力を注いでいかないと、きっと後悔すると思ったんだ。だからわがままを言わせてもらったんだよ』と前向きにとらえているようですが……」(芸能ライター)

 もっとも、ネット上では「ここ数年は滑舌が良くなくなって聞きづらい面が多々あったので良い判断かも」といった声も目立つ。確かに、たけしには近年、“滑舌問題”が浮上していた。特にマイクを通した生の声はそれが顕著だったという。

「例えば、2019年まで開催されていた『東京スポーツ映画大賞』の授賞式。たけしは公の場になかなか現れないため、たけしが審査員長を務めるこの授賞式はかなり貴重な場だったが、近年は受賞者を称賛するあいさつの声が聞き取りづらく、声がクリアに拾えなかったので我々も困ってしまいました」(ワイドショー関係者)

 とはいえ、芸能界のトップに君臨するたけしも74歳で高齢だ。寄る年波には勝てず、滑舌が多少悪くなっても仕方ない。

「生放送はやり直しが利かないため、音声には特に気を遣います。『Nキャス』では音声スタッフたちが配慮し、たけしの声がよりクリアに視聴者に届くよう特別な調整をしていたと聞きました。たけしは他にも、『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)、『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)にレギュラー出演していますが、いずれの番組スタッフも抱えていた悩みは『Nキャス』と一緒。たけしは以前から高額ギャラもネックとなっていましたから、春には降板ラッシュが始まるかもしれません」(テレビ関係者)

 テレビの仕事が落ち着けば、たけしも“滑舌問題”を気にすることなく、創作活動に取り組めるはずだ。

 

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/12/21 06:00
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