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ビートたけし『ニュースキャスター』降板の裏で設備投資が無駄になったTBSの苦悩

ビートたけし『ニュースキャスター』降板の裏で設備投資が無駄になったTBSの苦悩の画像1
ビートたけし(写真/GettyImagesより)

 ビートたけしがTBS系報道番組『新・情報7daysニュースキャスター』を来年3月末で降板することが14日、同局が発表した。事の発端は同日公開されたニュースサイト「NEWSポストセブン」が報じた「ビートたけし、3月『ニュースキャスター』降板へ 本人が語る決断の理由」という記事だ。

 同サイトによると、たけし自身が年度末にあたる来年3月での降板を明言。同局との話し合いの結果、区切りを付けることとしたそうで、先月27日放送の同番組が日本シリーズ中継延長のため、深夜に始まったことで、体の負担を感じたことなどを降板理由としてあげている。

「たけしといえば、9月4日の同番組の生放送終了後、同局の敷地内で車に乗っていたところを襲撃された。一部の報道によると加害者は暴力団関係者と見られる40代の男で、男はフロントガラスをつるはしで割り、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されたが、たけしにけがはなく、ほかにけが人もなかったのが不幸中の幸い。しかしたけしは、事件がすっかりトラウマになり、再婚相手の夫人も同局に激怒。たけしの降板をほのめかしたが、何とか局側がなだめていた。しかし、今度は不可抗力とはいえ、深夜0時過ぎの番組スタート。そのことに再び夫人が激怒したという。たけしは夫人と局側の板挟みのような状態になり、疲れ果ててしまったのではないかともっぱらです」(TBS関係者)

 とはいえ、TBSはたけしに続投してもらうべく、しっかり予算をかけて2度と同じような事件が起こらないように万全の策を練ったのだというが……。

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TBS内に設置された柵

「もともと、TBSの敷地の入り口から局のエントランスまでは緩やかなカーブの道があり、その道を運転手が運転する送迎車に乗っているところを襲撃されてしまった。以前から誰でも敷地内に入れて、タレントの送迎車に近づくことができたが、事件から数日後、歩道と車道を遮るように柵が設置され、周辺には常時警備員を配置し見回りを強化。有事に備えられる体制を整えた。ところが、事件からわずか半年での降板を決意。設備投資によってほかのタレントの安全は守られることになったものの、肝心のたけしに逃げられることになってしまった」(芸能記者)

 同番組は、08年10月にスタート。同局安住紳一郎アナウンサーとのコンビが人気の長寿番組。各スポーツ紙に対し同局は、安住アアの降板を否定。どうやら、番組は存続するようだが、安住アナは負担が増えそうだ。

 一方、降板を発表したたけしは、今後について「ポストセブン」で、「これからは時間ができるぶん、もっと創作活動に力を入れられる。みんなをアッと驚かせるようなことをまだまだやっていくつもりなんで」と発言。 

 以前から本気で直木賞を狙っているという報道もあるが、いよいよ本腰を入れ始めたようで、他局のレギュラーも降板する可能性がありそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/12/20 08:00
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