ビートたけし『ニュースキャスター』降板、“TBS若返りプラン”の次なるリストラ候補たち
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ビートたけし(74)が、安住紳一郎(48)とタッグを組む『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)を降板することを明らかにした。『NEWSポストセブン』の記事によると、たけしが降板を決意したのは11月のこと。日本シリーズ中継が押しに押して番組開始が深夜0時過ぎになり、これがあまりに辛かったことから、降板を決めたという。
「たけしはいまだに全キー局で番組を持っていますが、放送時間が一番長いのが『ニュースキャスター』。当然ギャラは高くなりますが、生放送なのでたけしの負担は大きく、TBSとしても制作費をカットしたいので、このような結果になったのでしょう。正直、ここ最近たけしのトークは湿りがちで、いなくなっても視聴率にそこまで影響はなさそうですしね」(テレビ情報誌記者)
安住は現在、朝の帯番組も抱えている身。たけし卒業のタイミングで番組終了も噂されているものの、TBSは番組終了や安住降板を否定している。たけしは降板の理由として体力面の不安を挙げたが、TBSは他にも“肩叩き候補”が何人もいるという。
「テレビ局はどこも若者獲得に躍起で、コア視聴率重視の傾向が本格的になってきましたが、TBSはとりわけ出演者の年齢が高め。今年3月に、森本毅郎(82)が司会の『噂の東京マガジン』をBSに回し、『サンデーモーニング』の名物コメンテーターの張本勲(81)も先日卒業を発表しましたが、まだまだ候補はいます。その1人が『サンモニ』の関口宏(78)です。
『サンモニ』はコメンテーターの発言が問題になることも多く、それをフォローしきれない関口の責任を問う声は以前からあった。また、関口が代表を務める『三桂』所属の人物を起用することが多く、不自然だという指摘もあった。さらに関口だけでなく、出演者も全体的に高齢で、若者を完全に無視しており、テコ入れは急務。視聴率が良いので今すぐ打ち切りという話にはならないでしょうが、関口の“Xデー”は着々と近づいています。
もう1人は『アッコにおまかせ』の和田アキ子(71)。『アッコにおまかせ』は1985年にスタートした超長寿番組ですが、せっかく前番組の『サンデー・ジャポン』が強いのに、その勢いが『アッコ』で完全に途切れています。かつては和田の発言がスポーツ新聞などでニュースになりましたが、最近はそれさえなくなり、完全にマンネリ。裏番組の『スクール革命』(日本テレビ系)はきっちり若者シフトに成功しているので、それを指をくわえて見ていられる状況ではありません」(キー局関係者)
誰もが顔を知る大御所の番組は安定感があるが、これからを担う若者世代がテレビから離れてしまっては元も子もない。さらに、新型コロナが追い打ちをかけるケースもある。
「土曜21時台の『世界・ふしぎ発見!』は、家族で見られる良質な番組として定評がありますが、コロナで海外ロケが出来ず、国内ばかり取り上げる状況が1年以上続いています。不可抗力としか言いようがありませんが、番組がスケールダウンした印象は否めない上、司会の草野仁は77才。1社スポンサーの日立は業績が好調なので、うるさく言ってはこないでしょうが、視聴率が2ケタに行くか行かないかの状況では、草野も安閑とはしていられません」(広告代理店関係者)
結果が良ければ年齢なんて関係ないのはどの世界も同じだが、身を引くタイミングを誤れば、今までの功績も水の泡。テレビ業界全体の不況を考えれば、過激なリストラはもうすぐかもしれない。
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