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上白石萌音の紅白初出場で気になる「歌うま女優」と「歌へた女優」たち

上白石萌音の紅白初出場で気になる「歌うま女優」と「歌へた女優」たちの画像1
高畑充希(写真/Getty Imagesより)

 サプライズがないと言われる今年の『第72回NHK紅白歌合戦』だが、世間の注目を浴びているのが、歌手として初出場を決めた上白石萌音だ。

 上白石は現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で主演しているが、歌手としても大ヒット映画『君の名は。』で脚光を浴びた2016年から本格的に始動し、今年2月には昭和~平成の楽曲をカバーしたアルバム『あの歌』を2作同時に発表。7月に全国ツアーを開催し、10月発売のシングル『I’ll be there』の表題曲はTBS系情報番組『王様のブランチ』(TBS系)のテーマソングに起用されている。

 『紅白』には同じく女優で歌手の妹・萌歌が応援出演するとも噂されている。最近は森七菜や池田エライザなど“歌う女優”が増えているが、今後は“女優兼歌手”の活躍の場もますます増えていくのかもしれない。

 そこで芸能界の「歌うま女優」をピックアップしてみると――。

「やはり、真っ先に名前が思い浮かぶのが高畑充希ですね。元々、15歳の時にコブクロ・小渕健太郎のプロデュースでデビューしており、小渕は『要求の高いヴォーカル・レコーディングも難なくこなしてくれました』などと絶賛。あの竹内まりやも楽曲提供するなど、その歌唱力は早くから業界内で高く評価されていましたが、NHK朝ドラ『ごちそうさん』や『NTTドコモ』のCMで歌声が披露されたことで、世間一般にも広く知られるようになりましたね。

 現在放送中のTBS日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』にてジャーナリストを熱演中の杏も美声の持ち主で、アルバム2枚を出すなど歌手活動を経験。2010年に出したカバーアルバムでは槇原敬之『どんなときも。』も取り上げていますが、『堂本兄弟』(フジテレビ系)では槇原本人とのデュエットで披露されました。また昨年、コロナ禍でフォークシンガー・加川良の『教訓1』をギター弾き語りでカバーしたことも話題になりましたよね。

 あまり知られていないところでは、吉田羊もハイレベル。2018年にはJUJUのアルバム『I』にHITSUJI名義で参加しており、平井堅が提供した『かわいそうだよね』でデュエットしています。その翌年に『ポカリスエット』のCMでZARDの『揺れる想い』を歌ったり、『アナと雪の女王2』でイドゥナ王妃の日本語吹き替えを担当して歌声を披露したのも、JUJUとのコラボで実力が知られたからではないでしょうか。

 また、中条あやみは歌のイメージがまったくないかもしれませんが、2017年公開の主演映画『覆面系ノイズ』で劇中バンドのボーカルとして志尊淳らとCDデビューした過去があり、MAN WITH A MISSIONの楽曲提供ということも業界内で話題を呼びました。音程はやや甘いものの、個性的な歌声が魅力的で、劇中では学校の屋上でアカペラで歌い上げるシーンもありましたね」(音楽ライター)

 一方で、歌手時代が「なかったこと」になっている人気女優もいる。週刊誌記者が明かす。

「歌手時代を『黒歴史』として封印した2大女優が、新垣結衣と波瑠です。なかでも、人前で歌うことがトラウマになってしまったのが新垣。アルバム3枚も出すほど歌手としても頑張っていたのですが、ネットの『まとめサイト』を見ていた時に『音痴すぎる女優の曲まとめ』に自身の歌が取り上げられているのを知り、『ヘタすぎる』と失笑を買っていたことにショックを受けたために音楽活動から遠ざかったといわれており、打ち上げでカラオケに行ってもマイクを握ることを拒むようになった……と囁かれています。

 波瑠もロングヘアのモデル時代、女優としてはまだ駆け出しの頃に、岡本真夜提供の両A面シングル『I Miss You/Message~明日の僕へ~』で歌手デビュー。発売記念イベントでは『幅広い年齢の人に愛される歌手になります!』と鼻息を荒くしていましたが、結局、女優として売れ始めたことで残念ながらシングル1枚のみで終わりました。もっとも、2016年にパーソナリティを務めた『24時間テレビ』(日本テレビ系)内で歌ったZARDの『負けないで』の音程がズレていたと視聴者から指摘され、赤っ恥をかいたこともあったので、それでよかったのでしょうが……」

 次に「二刀流」を目指す女優は誰?

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2021/12/01 13:00
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