柳楽優弥は「役者の勝者」!? 主演ドラマは低空飛行も…業界内では演技力“絶賛”続く
#柳楽優弥 #浅草キッド #二月の勝者
柳楽優弥が主演する日本テレビ系連続ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』の数字がどうにも伸びない。
初回は世帯平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で発進するも、その後は右肩下がりとなり、第4話は6.8%までダウン。11月13日放送の第5話では7.4%まで持ち直したものの、依然として冴えない状況が続いている。
「柳楽演じる最強で最悪なスーパー塾講師が奮闘していく物語ですが、中学受験というニッチなネタと、『ドラゴン桜』(TBS系)や『女王の教室』(日本テレビ系)の二番煎じ感が否めない。久しぶりに見たヒロイン役の井上真央も、演技力こそさすがですが、役柄もあって、あまり華は感じられない。また、原作は『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載中のマンガなのですが、柳楽は『原作イメージそのまま』と好評だった一方、井上が演じる役など一部設定が改変されたことで徐々に原作ファンからはそっぽを向かれてしまった面もありそうです」(テレビ誌ライター)
好評な柳楽については、業界内で「演技力では世代No.1」との呼び声も上がっているという。
「菅田将暉、吉沢亮、高良健吾などアラサー世代の俳優は口々に『すごい』と柳楽の演技力に脱帽しています。特に菅田は、2016年の柳楽主演映画『ディストラクション・ベイビーズ』で共演した際、台本にないアドリブで柳楽演じる主人公に茶々を入れたところ、マジギレのトーンで切り返され、『本当に殺されるって思ったぐらい怖くて』と震え上がったそうです。
12月に配信されるNetflix映画『浅草キッド』では、ビートたけし役を演じた柳楽について、共演の大泉洋が『いかに柳楽優弥がすごいか』『誰が見ても拍手を送りたくなる。柳楽優弥のすごさが映っている』と何度も“すごい”を連発し、最大限の賛辞を贈っていました。また、ベテラン俳優の役所広司も今一番共演したい俳優に柳楽の名前を挙げていたとの話も聞きます」(映画関係者)
昨年大ヒットした映画『今日から俺は!!劇場版』にゲスト出演した際には、自身が演じる卑劣な番長役について、メキシコの俳優ダニー・トレホがナイフを持ったら……とイメージ。その独特な役作りには同作のプロデューサーも「いい意味で、こちらの想像を裏切る」「それが想像以上にその役柄を現す、という稀有な俳優」とべた褒めだ。
柳楽がこれほどまで演技に真摯に向き合っているのには、過去の苦い経験があるからだという。
「彼は2004年に映画デビュー作となる是枝裕和監督作品『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。しかも、史上最年少の14歳かつ日本人初受賞だったことが大きな話題を呼びました。しかし、それで天狗になってしまい、その後しばらくはほぼメディア露出が激減し、数年間作品への出演がなかった。その経験があるからか、『二月の勝者』の現場では、子役たちを甘やかして増長させないよう、あえて距離を取って接しているのだとか」(テレビ関係者)
多少数字が低い作品があろうと、柳楽自身は今後も「役者の勝者」となっていきそうだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事