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休憩中に横になっただけで…綾瀬はるかを苦しめる“コロナ後遺症報道”の風評被害

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綾瀬はるか

 目下、新型コロナウイルスの新規感染者数はかなり落ち着きを見せているが、過去に感染した芸能人たちは、いろんな意味で落ち着きを取り戻せていないようだ。

 これまで綾瀬はるか、広瀬すず、永野芽郁、石原さとみ、稲森いずみ、森川葵、高橋ひかる、浅川梨奈、ももいろクローバーZ・玉井詩織など多くの芸能人が新型コロナウイルスに感染したが、11月8日付の「FRIDAYデジタル」(講談社)は芸能界における「コロナ後遺症」についてレポートしている。

「記事によれば、現場復帰した後も『台詞を覚えられない』『台本の流れを把握できない』『味覚や嗅覚が戻らない』『髪の毛が抜ける』『倦怠感がある』といった症状に今も悩まされ続けているタレントは多いのだとか。実際、昨年末に感染した松村邦洋は、今年2月の時点で味覚や嗅覚が完全に戻っていないことを明かしており、こうしたタレントは食レポの仕事に支障が出ているといいますから、確かに見えないところで苦労をしている人はいるかもしれませんね」(週刊誌記者)

 そんななか、逆にこうした「コロナ後遺症」報道の“風評被害”を受けているのが、綾瀬はるかだという。「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)は10月31日付で「綾瀬はるかに“コロナ後遺症”の心配」などと報じたが、テレビ関係者は眉をひそめる。

「綾瀬は現在、東映の創立70周年記念作品で、木村拓哉主演が織田信長を演じる大型時代劇映画の撮影に臨んでいます。『週女』の記事では、綾瀬は『いつもと変わらずパワフルで辛そうな素振りは一切見せません』としながらも、『自分のシーン以外の時はちょっと横たわっている時もあるそう』という、映画関係者の又聞きコメントを掲載。そして、『若い人ほどコロナ後遺症があると言われてます』と続けることで、あたかも綾瀬が後遺症に悩まされているかのように展開しています。

 しかし、自分の出番がない時に休憩するのは別に普通のこと。また、病気の話は非常にデリケートな問題。さらに、後遺症を抱えているかのように印象づけられたことで、今後、業界内で体を気遣って起用を自粛する動きが出てくることも懸念されます。実際、綾瀬の所属事務所であるホリプロのスタッフは記事に困惑。仕事関係者に対して、『一切そんなことはない』と火消し行脚をするハメになったそうです」

 「週刊女性」といえば最近、戸田恵梨香と水川あさみの不仲説をぶち上げ、「どれだけの人を傷つけたら気が済むのだろう どれだけ物語りを広げるのだろう」(戸田)、「どうしてこんな信憑性のない、嘘にまみれた言葉で傷つけられなくてはならないんだろう」(水川)などと、2人から激しい抗議があったばかり。

 新型コロナウイルスに感染したタレントたちが台詞を間違えたり、疲れて横になるたびに「後遺症」と言われてしまうのは、さすがに気の毒だろう。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/11/13 07:00
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