なにわ男子、初日ハーフミリオン! 「金曜日」デビュー戦略から見えるジャニーズの未来
#ジャニーズ #なにわ男子
なにわ男子が11月12日についにCDデビューを果たした。2018年9月の結成から3年でのデビューで、今年7月28日のデビュー発表から3カ月と間を空けないという電撃的な幕開けだ。かつてないほどの圧倒的なテレビ露出からも、彼らに対するジャニーズ事務所の期待度が相当高いことがうかがえる。
ジャニーズタレントの番組はもちろんのこと、各局の人気番組にここのところ引っ張りだこ状態のなにわ男子。無論、デビューにあたってのプロモーションであり、デビューシングル『初心LOVE(うぶらぶ)』のCM出稿も目立つ。メンバーの道枝駿佑がSnow Man・目黒蓮とW主演を務めるドラマ『消えた初恋』(テレビ朝日系)も放送中で、さらには「ローソン」「森永製菓ハイチュウ」「ソフトバンク」などのCM出演と、ここ最近、彼らを見ない日はないと言っていいほどの状況だ。
さらにデビュー前週の11月5日からはAmazon Prime Videoでドキュメンタリーシリーズ『なにわ男子 デビューまで1100日のキセキ natural』が3週にわたって全8話の配信を予定している。数多いるジャニーズグループにおいても、ここまでデビューを盛り立ててもらったグループは他にないのではないだろうか。業界内でもこの“全集中”ぶりが注目されている。
「『natural』は、現在4期目が放送中のジャニーズ・ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)と同じ制作会社が関わっていることもあって基本的に似た作り。実際に、なにわが『ROT』で取り上げられた時の映像も一部見受けられました。しかし、なにわだけにフォーカスし、全8話、おそらく計4時間以上となるだろう内容をデビューに合わせて用意したことに加え、ナレーションも上戸彩が担当と、とにかく事務所の力の入れようがすごい」(アイドル誌記者)
配信プラットフォームについても話題になっているという。
「興味深いのが、アマプラでの配信ということ。『ROT』は地上波放送はフジテレビ系列、配信はフジと資本提携しているNetflixという座組になっていましたが、あえてアマプラを選択した。ここのところジャニーズは、KinKi KidsやV6らのコンサート映像をアマプラで配信していたため、うなずける選択ではあるのですが、『natural』だけでなく、Amazonが製作する初の日本映画『HOMESTAY(ホームステイ)』でなにわの長尾謙杜(けんと)が主演。我々の想像以上にジャニーズはAmazonとの関係を強固に築いていくようです」(レコード会社関係者)
活動休止の発表以前から約2年にわたって独占密着を行った嵐のドキュメンタリーはNetflixオリジナルだった。今後は「アマプラ一択」となるのだろうか。
「そんなことはないでしょう。アマプラはNetflix同様、一挙に世界同時配信できる強みがあり、そこに魅力を感じているのでしょうが、ジャニーズといえば、民放各局にタレントを送り込み、また各グループのカレンダー制作を各出版社に割り振ることでメディアに対する強い影響力を持ってきた。Snow Manの冠番組が元はParavi配信番組として始まったように、配信プラットフォームにおいても各グループのコンテンツを分散させ、より良い条件を引き出していくのでは。現在の結果はAmazonが相当“積んだ”からではないかと見られます」(同上)
また、デビューシングル『初心LOVE』の発売日にも、ジャニーズ事務所の今後の戦略が反映されているのでは、と音楽ライターは指摘する。
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