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今年の『紅白』の目玉は? 上白石萌音の昭和歌謡、櫻井&相葉とあの男をトリオに…囁かれる「苦肉の策」

今年の『紅白』の目玉は? 上白石萌音の昭和歌謡、櫻井&相葉とあの男をトリオに…囁かれる「苦肉の策」の画像
上白石萌音(写真/GettyImagesより)

 先日、『第72回NHK紅白歌合戦』の司会者とテーマが発表された。今年の大みそかといえば、日本テレビ系の恒例特番『絶対に笑ってはいけない』シリーズは休止となることが決まっているが、意外にもNHK関係者に喜びの顔は見えないという。

「2006年から15年間、民放トップをキープしてきた『笑ってはいけない』がなくなったことで、視聴率を食われていた『紅白歌合戦』が盛り返す絶好のチャンスが巡ってきた。にもかかわらず、今年は誰もが聞いたことのあるヒットソングが皆無に近い状態。どうやって盛り上げたらいいのかと、『紅白』スタッフは頭を抱えています」(テレビ誌ライター)

 連日、会議が重ねられる中で、ひねり出されたのが「韓流押し」。

「昨年の流行語大賞にノミネートされていたように、現在は『第4次韓流ブーム』です。BTSの大躍進に加え、『愛の不時着』『梨泰院クラス』の大ヒットにより、再び韓国ドラマが注目され、今年は『イカゲーム』が空前の大ヒットとなっています。この話題にK-POPグループを絡めようというわけですが、この状況では来日は厳しく、しかし中継では盛り上がりに欠ける。正直、インパクトは弱いですね」(音楽ライター)

 今年を振り返るうえで欠かせないのが東京五輪・パラリンピック。当然、ここはNHKも演出の目玉にしたいところだろう。

「嵐が一夜限りの復活を果たせばビッグサプライズになるのでしょうが、今のところ実現する可能性は極めて低い。とはいえ、NHKの五輪ソングに嵐の『カイト』が使われており、五輪番組を担当した櫻井翔、相葉雅紀の出演は確実。ここに、『カイト』の作詞・作曲を担当した米津玄師を加えたトリオにすることでサプライズ感を出そうしているとの話も。これに、民放の東京オリンピック共同応援ソング『SMILE~晴れ渡る空のように~』の桑田佳祐、開会式での『君が代』が絶賛されたMISIAも加えて東京五輪枠とし、山を作っていきたいようです」(テレビ関係者)

 また、NHKが目をつけているのが「昭和歌謡ブーム」だという。

「ここ1~2年でテレビで取り上げられる機会も増えていますが、このところ平成生まれの若者の間で昔の曲を歌うのが流行しているんです。そして、昭和歌謡の中心的存在だった作曲家・筒美京平さんが昨年亡くなり、さまざまなトリビュート企画が持ち上がったことで、芸能界でも注目度は高まりました。

 11月1日から始まる朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の初代ヒロインを演じる上白石萌音は、ライブやテレビ番組でちあきなおみ『喝采』、山口百恵『秋桜』、久保田早紀『異邦人 -シルクロードのテーマ-』などを披露。以前にアルバムで薬師丸ひろ子の『Woman “Wの悲劇”より』をカバーしてもいます。他にも、エレファントカシマシのボーカルで、近年はソロで活躍している宮本浩次も太田裕美の『木綿のハンカチーフ』を昨年カバーしており、この2人も候補に挙がっているようです」(前出・音楽ライター)

 それ以外にも『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のAdo、『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)の菅田将暉など、「ヒットドラマの主題歌」括り案も出ているとか。

 安易なものから苦しいものまで並ぶNHKの“苦肉の策”。関係者は大真面目なだけに、けっして“笑ってはいけない”のである。

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2021/11/01 17:00
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