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「お金」か「肩書」か、それとも…女子アナ「セカンドキャリア」裏事情

「お金」か「肩書」か、それとも…女子アナ「セカンドキャリア」裏事情の画像
竹内由恵 公式Instagramより

 2019年にテレビ朝日を退社し現在はフリーアナウンサーとして活動する竹内由恵が16日、関西ローカルのバラエティ番組『今田耕司のネタバレMTG』(読売テレビ)に出演した。

 大学時代に同期で一緒にテレビ局のインターンシップを受けていた同局のアナウンサー・林マオから、同じ授業を受けていたことを明かされると「今、初めて知りました!」と言ってのけたが、これがネットニュースになるなど、いまだ竹内アナの注目度は高いようだ。

 同日にはネットメディアのインタビューで局アナを「辞めた後悔はない」などと心境を赤裸々に語っていた竹内アナ。かつては『ミュージックステーション』のアシスタントや『報道ステーション』のスポーツキャスターとして第一線で活躍していた彼女の現在について、芸能関係者は「結婚、出産に伴い、現在は静岡住んでいます。ほどとなくして大手芸能事務所に所属、仕事復帰への意欲はかなりあるとみています」と話す。また、今後も折を見ながら「存在感をアピールできる番組を選びつつ、露出を定期的にしていくのでは」とみている。

 しかし、竹内アナのように在京テレビキー局で活躍したアナウンサーであれば、退社後フリーになっても、その知名度やアナウンス力により多くの仕事にありつける可能性は高いが、無論、これが全ての女子アナに当てはまるわけではない。事情に詳しい別の芸能関係者は、フリーアナウンサーについて「最近は二極化している」と解説する。

「まずはどんな形でも、アナウンサーにこだわって仕事をする人。その内容はキャスター事務所に所属して地上波、BS、CSから果てはネットメディアまで多岐に渡ります。テレビのみならず、ネットも合わせると今はたくさん出演枠がありますから、とにかく女子アナの体裁を保っておきたい志向が強い人はメディアや番組をそこまで選ばずにこなしていますね。ただしギャラは右肩下がり。そんな中で最も安定しており、フリーアナに人気なのは、日本テレビやTBSが運営するCS放送のニュース番組。24時間対応のシフト制で夜勤も定期的にありますが、あらかじめスケジュールがはっきりしており、月収は30万円程度は確保できます。空いた時間はヨガなど趣味に費やしたり、資格取得の勉強にも使える。女子アナの肩書を活用してコロナ禍前は合コンにいそしむ女子アナも多かったですね」

 もうひとつ、最近増えてきたのは、女子アナを副業にするパターンだ。

「例えば企業広報に軸足を置きながら、週末だけ副業でアナウンサー活動をするパターンが増えています。世間にパラレルキャリアが浸透した証拠ですが、こちらの道を選んだ女子アナは戦略的に選んだ場合、もしくはフリーアナウンサー1本でやっていく自信がなく消去法で選んだ人も多いですね」(同)

 どちらにしても女子アナの看板を下ろさずに活動できるのはメリットなのだろう。テレビ局の顔ともいえるアナウンサーのセカンドキャリアは多種多様のようだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/10/24 08:00
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