三代目JSB・登坂広臣の新曲をなぜBTSのSUGAがプロデュース? LDHとHYBEの気になる関係
#LDH #HYBE #登坂広臣
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣が、ØMI(オミ)名義でのニューシングル『ANSWER… SHINE』を15日にリリースするが、ここにBTSのSUGAがプロデュースする楽曲が収録されるとして、話題となっている。
今年5月に発表された『ANSWER… SHADOW』では「影」を表現していたが、今回のシングルは「光」をテーマに制作。SUGAがプロデュースした「You」に加え、「Starlight」の計2曲が収録される。
「You」は登坂自らSUGAにオファーして生まれたとのことで、「お互いに意見交換しながら完成した思い入れ深い楽曲」に仕上がったという。
SUGAはBTSの楽曲制作におけるメインプロデューサーのひとりであり、これまでEpik High、Heize、IUらの楽曲を手がけてきたこともあったが、日本人アーティストをプロデュースするのはこれが初めてとなる。そのため、双方のファンから「めちゃくちゃ楽しみ」「すごいことになるぞ…」といった期待の声に加え、「EXILE系との絡みは意外」「一体どういうつながり?」など、このコラボレーションに驚く声も出ているようだ。
「登坂は今年、ソロ名義をØMIに変えるにあたってCDL entertainmentを立ち上げており、グローバル化を意識して活動するとしています。自身の活動だけでなく、新たにアーティストを育成・プロデュースすることも視野に入れているとのことですが、その第一弾となりそうなのが、ガールズグループ。LDH史上最大のオーディション『iCON Z ~Dreams For Children~』において、女性部門を登坂がHYBE JAPANと共同プロデュースすることになっています。HYBE JAPANは、BTSやTOMORROW X TOGETHERらが所属するHYBE(旧・Big Hit Entertainment)の日本法人。LDHとHYBEが接近していることから、今回のコラボも実現したのでしょう」(音楽ライター)
LDHは近年、世界を見据えた動きが目立つ。
「2017年からLDH USA、LDH EUROPEなどを立ち上げるなどしていましたが、こうした戦略が実を結びつつあります。コロナ禍がなければ昨年、アジア系のアーティストを世界に発信している米レーベル/マネジメント『88rising(エイティエイトライジング)』からBALLISTIK BOYZを世界デビューさせる予定でしたし、世界で開催したオーディションから発掘したタレントをメンバーに加えたグループも誕生。時間をかけてでも国外の市場に打って出ようとしています。
その背景にはやはり、K-POPの影響が大きい。そのため一時期はYGと接近したこともありましたが、韓国芸能界の一筋縄でいかない感じに振り回されて、これまではなかなか形にならなかったようです。しかしここにきてHYBEとの距離を縮めたのはお見事ですね。LDHの海外戦略では、LDH WORLDのエグゼクティブクリエイティブディレクターでもあるVERBAL(m-flo)の存在がかなり大きいとされていますが、HYBEとLDHをつなげたのも彼の力かもしれません」(同上)
しかし、HYBE側にメリットはあるのだろうか。
「今年6月に発売されたBTSの日本企画ベスト盤『BTS, THE BEST』がミリオンセラーとなるなど、CDがいまだに売れる日本はマーケットとして大きいですから、日本の有力事務所と手をつないでおくことは意味があるでしょう。また、HYBE JAPANは『グローバルデビュープロジェクト』という日本発のオーディション企画を実施しており、年内にボーイズグループをデビューさせる予定。どこまで日本市場に向けたグループになるかは不明ですが、今はボーイズグループ戦国時代。LDHの力を借りられることはメリットになるのでは」(アイドル誌記者)
ØMIの「You(Prod. SUGA of BTS)」は、「旅に出たくなるような、空や自然などの解放的な広い世界をイメージして作ったメロディアスなPOPソング」になっているというが、LDHが世界に羽ばたくきっかけにもなるのか、注目されるところだ。
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