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Snow ManとGENERATIONSが急接近!? 異例のジャニ&LDHコラボプロジェクトが動く可能性

Snow ManとGENERATIONSが急接近!? 異例のジャニ&LDHコラボプロジェクトが動く可能性の画像1
(上)Snow Man/(下)GENERATIONS

 
 ジャニーズに起こった変革は、ほかの芸能事務所にも影響を及ぼしそうだ。

 2020年のデビュー以降、ミリオンヒットを連発し飛ぶ鳥を落とす勢いを見せるジャニーズの新星・Snow Man。そんな彼らと急接近する動きを見せているのが、LDHの次世代を担うグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEだ。

 7月に4thシングル「HELLO HELLO」をリリースしたSnow Manと、6thアルバム『Up & Down』をリリースしたGENERATIONSは、この夏たびたび歌番組で共演を果たした。するとGENERATIONSの関口メンディーが自身の音声ブログ(月額制サイト内)でSnow Manについて言及。Snow Manのテレビ番組での振る舞いを絶賛し、「すごく人気がある意味がわかった」と関心しきりだった。

 また、GENERATIONSはラジオ『佐野玲於のCultureZ』(文化放送)でも、Snow Manについて語り、白濱亜嵐は岩本照(Snow Man)が高校の同級生だと明かした上で、「僕の大好きな大好きな同級生が所属しているグループからこの曲です」と前述のシングル曲「HELLO HELLO」を流すサービスっぷりを見せた。

 GENERATIONSからのアピールに呼応するように、8月3日に今度はSnow Manの岩本がブログ(月額制サイト内)を更新。「僕の高校のクラスメイトであるGENERATIONSの白濱亜嵐くんと何度も共演する機会があり、パフォーマンスを生で見ることができてとてもテンションがあがりました」「大好きな大好きな同級生との再会のお話でした」と綴った。

 一連のやりとりに、両グループのファンも大盛りがりを見せ、SNS上でも「ジェネとスノの共演は激アツ」「スノとジェネの絡みもっと増やしてほしい」「事務所を超えてコラボして!」といった声が相次いでいた。

 こうした動きに対し、長年ジャニーズを追ってきた芸能記者は「隔世の感がある」としみじみ語る。

「90年代のジャニーズは、他事務所の同世代ボーイズグループとのテレビ共演は基本的にNGだった。ジャニーズは同業者=ライバルをテレビ業界から干すことで、その影響力を強めていったのです。ですが2000年代に入り、徐々に変化が見られ、LDHからデビューしたEXILEとの共演なんかは頻繁にありました。それはジャニーズの力が弱まったというより、磐石の地位を築いたがゆえに他所をそこまで排除する必要性がなくなったという意味合いが強い気がします。それでも副社長のメリー喜多川さん(当時)は他所のボーイズグループとの共演を快くは思っていなかったようで、歌番組『ミュージックステーション』(テレビ朝日)なんかには最後まで睨みを利かせていたとか。そんなメリーさんが一線を退いて、ジュリーさんや滝沢秀明さんが事務所を仕切るようになり、ますます風向きが変わってきたんだなと感じますね」

 こうしたジャニーズの変化に目ざとく反応したのがLDHなのかもしれない。レコード会社関係者は、「LDHはジャニーズとの共演を強く望んでいるようだ」と声を潜める。

「昔からジャニーズとLDHの関係は悪くないんです。HIROさんがジャニーズの上層部ともうまく付き合っていますしね。ただ、最近特にLDH側がジャニーズとの接近を試みるような動きが顕著になってきた。例えば、三代目J SOUL BROTHERSのELLYは記者会見の場で『修二と彰(亀梨和也と山下智久)とコラボしたい』と発言して、それがニュースの見出しになりました。また、嵐が活動休止前の最後のレギュラー番組放送に、なんとかLDHのタレントをねじ込みたかったという話も聞きました。まあ、これは結局叶わなかったけれど。さらに、LDH製作の映画にジャニーズのビッグネームをキャスティングするという案も浮上していたんです」

 なぜ、LDHはジャニーズとの距離を縮めようとしているのか。レコード会社関係者は「ある種の売名的な意味合いもあるだろう」と続ける。

「ジャニーズとLDHじゃ、まずファン数の分母がケタ違い。最近は力が落ちつつあると言われているジャニーズだけど、音楽業界全体がCDの売り上げを落としている中で、購買意欲の旺盛なファンを大勢抱えているため、まだまだCDが売れる。一方でLDHは、三代目JSBのブレイク以降は、若手育成に力を入れて新しいグループをバンバン出しているけど、正直インパクト不足でなかなか厳しい状況だといいます。肝心の三代目も勢いが落ちてきているし、藁をも掴む思いでジャニーズの強大なファン層へもアピールしたい思惑があるんじゃないか。LDHのアプローチによっては、今後ジャニーズサイドが胸を貸す形でコラボが実現するなんていう展開もあり得るかもしれないですよ」

 ファンは喜びそうな話だが、ジャニーズには旨味が少ないような……。はたして両事務所のコラボは実現するのだろうか。その動向に注視していきたい。

山本ロドリゲス久美子(芸能ライター)

ジャニーズ系ライター。LDHやK-POP、2.5次元舞台などの現場取材も多数経験。

やまもとろどりげすくみこ

最終更新:2021/08/05 20:00
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