松井稼頭央、『筋肉番付』での活躍も記憶に残る男に課せられそうな嫌な役まわり
#西武ライオンズ #松井稼頭央
プロ野球・埼玉西武ライオンズの辻発彦監督が今シーズン限りで退任、後任に松井稼頭央2軍監督が急浮上していることが報じられた。
10月6日の千葉ロッテマリーンズ戦で負けた西武は、パ・リーグでの優勝の可能性が完全に消滅。日本一の可能性があるクライマックス・シリーズへの進出も厳しい状況で、辻監督にとっては、就任5年目で初めて4位以下のBクラスとなる可能性が極めて高くなっている。
「後任予定の松井稼頭央監督は選手時代、3拍子揃ったスーパースターで、何度もリーグ優勝に貢献しています。2002年には打率3割3分2厘、36本塁打、33盗塁の“トリプルスリー”を達成し、アメリカ・メジャーリーグにも挑戦しましたが、ケガに泣かされ辛い日々が続きました。帰国後は東北楽天ゴールデンイーグルスを経て西武に復帰。2018年シーズン限りで現役引退した翌年からは2軍監督として辣腕を振るっています。マスコミは急浮上と書き立てていますが、西武に復帰した時点で事実上、球団は後任監督として育て上げることが決まっていたのも同然の人事です」(プロ野球OB)
ただ、監督の首をすげ替えたからといって、いきなりチームが強くなるほどプロの世界は甘くない。次期監督には重要な仕事が課せられることになっている。
「ベテランの域に入った中村剛也、栗山巧2選手の扱いですね。長距離砲として『おかわり君』の愛称で知られる中村ですが、寄る年の波には勝てずにきています。また、栗山は今シーズン埼玉西武ライオンズ生え抜きとしては初めて通算2000安打を達成、将来の監督候補でもあります。問題はいつかやってくる引退を誰が決めるのかということ。肩叩きをするのは現場責任者である監督の役目です。組織として新陳代謝を促すにはベテランの引退を決めなくてはいけない。1軍指導者として実績が全くない人物に、いきなりそれらをやらせるのはあまりに酷でしょうね」(同)
PL学園高校から鳴り物入りでプロ野球の世界に飛び込んだ後は、練習で両打ちを取得した苦労人としても知られる。その一方で、現役時代は自慢の筋肉を武器に、『筋肉番付』(TBS系)といったスポーツバラエティー番組で大活躍したイケメンの松井稼頭央氏。
想定通り次期監督に滑り込んでも、前途多難であることは間違いなさそうだ。
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