阪神「矢野ガッツ珈琲」が発売も…“身内”がひと儲けのカラクリ
#阪神タイガース #矢野燿大
16年ぶりのプロ野球リーグ優勝を狙っている阪神タイガース。そんな中、優勝特需を狙って一儲けしようとする業者が現れたが、関係者の間では微妙な雰囲気があるという。
現在、東京ヤクルトスワローズ、そして一歩遅れて読売ジャイアンツとのデッドヒートを繰り広げている阪神だが、矢野燿大監督は今シーズンで3年契約が切れるタイミング。成績を残さなければ厳しい立場に追い込まれるのは言うまでもないだろう。
プロ野球OBは「前半戦、あれだけぶっちぎりの首位だったのに、他球団に追いつかれた時点で優勝の価値は半減してしまう。さらにヤクルトや巨人にやられて優勝を逃せば、たちまち責任問題に発展します。今年は4位以下とのゲーム差が離れているためクライマックスシリーズへの進出は固いでしょうけど、ポストシーズンの成績いかんによっては解任もあり得るでしょう」と分析する。
矢野監督も一進一退の試合が続き、テレビ中継の画面上では険しい顔を見せる日々が増えている。とてもうかれている状況ではないのだが、その裏では、事実上の“監督公認”でこっそり商売を始めたというのだ。
「10月1日より『矢野ガッツ珈琲』との商品名でボトルコーヒーの先行予約の受付を始めました。販売は500ミリのペットボトルで、1箱24本で税込み5184円。1本あたり約216円と市販のペットボトルのコーヒーより割高です。ラベルは矢野監督がガッツポーズしている写真が印刷されており、阪神ファンが興味を持って買いそうな商品です」(スポーツ紙運動部記者)
過去には星野仙一監督で優勝した2003年に栄養剤「勝ちたいんやっ!ドリンク」が発売され、星野監督が甲子園での主催試合後の勝利監督インタビューを行うたびにグイっと一気飲みしたことから商品が売れに売れた現象があった。これも星野氏と親しい球界OB、広告代理店関係者が仕掛けたものだったが、今回の「矢野ガッツ珈琲」はさらにごく近しい“身内”が手がけているという。
「個人でアーティストマネジメントなどを行う企業を立ち上げたX氏です。元々京都府内の高校野球強豪校出身で、後に矢野監督のマネジメントに携わったこともあり、現在は独立して司会業や代理店業務を生業にしています。今回もSNSで『当社から矢野ガッツ珈琲販売開始』とわざわざ宣伝するほどです」(広告代理店関係者)
この手の商品は球団にロイヤリティが入り、「当然のごとく矢野監督にも収益が入ります」(前出・スポーツ紙記者)というが……。
「周囲から商品化を持ちかけられて承諾したのでしょうが、それでなくても今年はヤクルトの村上選手に対して試合中、暴言を吐くなどイメージはよくありません。こんなことが世の中に知れ渡ったらそれこそ『コーヒーで儲けんなよ!』と野次が飛ぶでしょうね」
雑音を封じるには優勝しかないようだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事