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二階堂ふみ主演『プロミス・シンデレラ』視聴率ワースト入り? “テレビ離れ”を言い訳にできないワケ

二階堂ふみ主演『プロミス・シンデレラ』視聴率ワースト入り? “テレビ離れ”を言い訳にできないワケの画像
『プロミス・シンデレラ』公式サイトより

 二階堂ふみが主演を務めるTBS系火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』が、いよいよ今夜最終回を迎える。同ドラマは、小学館の漫画アプリ「マンガワン」にて連載中の同名漫画(橘オレコ著)の実写化。アラサーバツイチ女子の早梅と、すこぶる性格の悪い金持ちイケメン高校生の壱成が恋に落ちる物語だ。

 実写化が発表された当時は、主に男性キャストについて「原作のイメージと違う」といった声が数多く上がっていたが、その前評判は放送開始直後に一変。壱成を演じる眞栄田郷敦による“年下ツンデレ男子”が好評を博し、甘酸っぱくてもどかしい胸キュンシーンの連発にSNSは大きな盛り上がりを見せている。

 ただその一方で、視聴率は芳しくないのも事実。初回放送は世帯平均視聴率7.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ/以下同)でスタートを切り、第2話は7.8%だったが、オリンピック期間中となった第3話と第4話はそれぞれ6.7%、6.2%と失速。閉会後の第5話で8.1%と息を吹き返し、第8話では同ドラマ最高となる8.9%まで上昇したものの、先週放送の第9話は8.2%とダウンした。

 『プロミス・シンデレラ』の現時点での全話平均視聴率は7.7%。そこそこ厳しい数字である。その原因は近年急速に進む“テレビ離れ”……と言いたいところだが、そういうわけでもないようだ。というのも、『プロミス・シンデレラ』は、ここ1年で放送された「TBS火曜夜10時枠」の中でも成績が悪い。前クールに放送された川口春奈主演『着飾る恋には理由があって』は、全話平均8.0%、その前に放送された上白石萌音主演『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』にいたっては全話平均11.6%を記録している。こんな時代でも、伸びる作品は伸びるのだ。

 2014年から続く「火曜ドラマ」枠の中で、『プロミス・シンデレラ』の全話平均世帯視聴率は現時点でワースト7位(同率が他に3作品)。最終回はいつもより視聴率が上がることを見越しても、歴代ワースト10に入ってしまう可能性は高い。

 ただ、この視聴率の低迷がキャスト陣の顔に泥を塗ることはないだろう。SNSでの評判を見る限り、視聴者が離脱した理由は前半の「いじめシーン」や「大げさ演出」といった脚本寄りのところにある様子。主演の二階堂や真栄田の演技・キャラクターの再現度には称賛の声が集まり続けている。作品によっては役者が原因で視聴率が下がってしまうこともあるが、『プロミス・シンデレラ』に限ってはその一例に当てはまらないようだ。

 さて、『プロミス・シンデレラ』は有終の美を飾れるのだろうか。今夜の放送を見届けたい。

■番組情報
火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』
TBS系毎週火曜22時~
出演:二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子(特別出演)、岩田剛典
原作:橘オレコ「プロミス・シンデレラ」(小学館「マンガワン」連載中)
脚本:古家和尚
音楽:やまだ豊
主題歌:LiSA 「HADASHi NO STEP」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
演出:村上正典(共同テレビ)、都築淳一(共同テレビ)、北坊信一(共同テレビ)
プロデューサー:橋本芙美(共同テレビ)、久松大地(共同テレビ)
製作:共同テレビ、TBS
公式サイト: https://www.tbs.co.jp/promise_cinderella_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/09/14 20:00
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