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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 小山田圭吾騒動、息子のSNSにまで飛び火

小山田圭吾「いじめ自慢」問題の拡大で…息子のSNSまで“炎上”の異常事態

小山田圭吾の謝罪文 | コーネリアス公式Twitterより

 東京オリンピック・パラリンピックの開会式に楽曲制作で参加する「コーネリアス」こと小山田圭吾の「いじめ自慢」騒動が拡大している。その余波によって小山田の息子のSNSまで“炎上”しており、ネット上で「これでは悪質なイジメと同じ」「家族は無関係なのに」と憤りの声が上がっているようだ。

 今月14日、小山田の開会式への起用が発表されると、学生時代のいじめ行為を告白した過去のインタビュー記事が話題に。「ロッキング・オン・ジャパン」(1994年1月号/ロッキング・オン)と「クイック・ジャパン」(1995年8月号/太田出版)に掲載されたもので、障がい者だという同級生2人に凄惨ないじめ行為をしていたことを“自慢”するかのような内容だった。

 この「いじめ自慢」は過去にも何度かネットで話題になっていたが、五輪絡みということもあってか今回は新聞社までもがニュースとして取り上げたこともあって、猛烈な批判が巻き起こることに。こうした事態を受けて小山田は同16日に自身のTwitterで「私が傷付けてしまったクラスメイトご本人へはもちろんのこと、長年の私の不誠実な態度により、不信感や不快感を与えてきてしまったファンの皆様や友人たち、関係者の皆様に、心からお詫び申し上げます」などとする謝罪文を発表した。

 同18日には、小山田の発言を掲載した「ロッキン・オン・ジャパン」の山崎洋一郎編集長が、同誌の公式サイトで「その時のインタビュアーは私であり編集長も担当しておりました。そこでのインタビュアーとしての姿勢、それを掲載した編集長としての判断、その全ては、いじめという問題に対しての倫理観や真摯さに欠ける間違った行為であると思います」との声明文を発表した。

 しかし、それでも事態はまったく収まらず、アメリカのAP通信やイギリスの大手紙「ガーディアン」なども報道したことで国際的な問題に発展。さらに、障がい者支援団体が「いじめというよりは虐待、あるいは暴行と呼ぶべき所業」「小山田氏の行為には強く抗議する」とする声明を発表し、騒動は拡大の一途をたどっている。

 その余波は意外なところにも波及し、小山田の息子でミュージシャンの小山田米呂(まいろ)のSNSが“炎上”する事態が発生。米呂はこの件について何も語っていないが、彼のTwitterアカウントに対し、「差別主義者の子供、恥を知れ」「小山田圭吾が親父ってどんな気持ち?」「父親に(開会式の楽曲制作を)辞退しろって言えよ」「父親のことは人として尊敬していますか?」などと、心ないコメントが殺到している。

 また、米呂は昨年5月に人種差別問題について「事件が大きかれ小さかれ、不正義に対する沈黙は賛同と一緒なんだよ」とツイートしていたが、それに絡めて「パパの過去の行為に対する沈黙は差別に賛同してるってこと?」「何か言えよ、沈黙は賛同と一緒なんだろ?」などと皮肉めいた批判も寄せられているようだ。

 これにネット上では「小山田圭吾が批判されるのは自業自得としても、無関係の家族まで巻き込むな」「息子さんは別人格だろ…しかも本人が生まれる前の出来事だというのに」「織田信成(※織田信長の末裔とされる)を比叡山焼き討ちの話で責めるようなもの」「息子さんを寄ってたかってネットリンチしている連中はイジメっ子と同じ」などと憤りの声も広がっている。

「米呂だけでなく、小山田の元妻で米呂の母親であるミュージシャンの嶺川貴子のTwitterにも中傷まがいのコメントが寄せられている。ただ単に『誰かを叩きだけ』で暴走しているネットユーザーが一定数いるという現実が浮き彫りになったといえるでしょう。無関係の息子や元妻までバッシングするのは異常な行為で、これでは彼らが問題視しているはずの悪質なイジメ行為と本質的にまったく変わらない」(芸能記者)

 米呂や嶺川を中傷しているネットユーザーたちは“正義”を行使していると思い込んでいるのかもしれないが、これはどうみても明らかな暴走。今回の問題の本質を見誤らないためにも、こうした行為は絶対に慎むべきだろう。

雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

さいきじゅん

最終更新:2021/07/19 19:00
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