平野紫耀&神宮寺勇太がTOBEに所属できた背景にあったジャニーズ事務所の“機能停止”状態
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ジャニーズ帝国崩壊の序曲となるのか。
ジャニーズ事務所の元副社長・滝沢秀明氏が立ち上げた新事務所「TOBE(トゥービー)」は14日、元ジャニーズJr.で、ジャニーズ在籍時代は「IMPACTors」として活動してきた佐藤新、影山拓也、横原悠毅、松井奏、椿泰我、基俊介、鈴木大河の7名が加わったことを発表した。5月にジャニーズ事務所を退所した彼らは、7人そのままで今後は「IMP.(アイエムピー)」と名乗って再スタートを切る。
TOBEは7月2日に元V6の三宅健の所属が発表されたのに続き、7日には元King & Princeの平野紫耀と神宮寺勇太の所属を発表しており、これで元ジャニーズのTOBE合流は3組目。これにより、さらなるジャニーズ所属のタレントによる移籍劇や、“辞めジャニ”の合流もあるのではと注目されている。
「8月いっぱいで退所するKis-My-Ft2・北山宏光は滝沢氏を信奉していることもあって合流は確実視されており、9月に退所が決まっている元King & Princeの岸優太も加われば、もはや“第2のジャニーズ”ともいえる一大勢力となる。平野のInstagramは開設4日でフォロワーが300万人を突破し、あっさりとキンプリを超えてしまった。発表のたびにTwitterのトレンドを選挙しており、この影響力の大きさには大手メディアも無視できないでしょう。滝沢氏は配信ビジネスに長けており、収益を生む仕組みを構築するプランが頭の中で完全に出来あがっている。ジャニーズを辞めても食べていける安心感があれば、移籍に前向きになります。今後はエース格に成長したSixTONESとSnow Man、さらに元ジャニーズの山下智久、赤西仁、錦戸亮などの動向が注目されることになりそうです」(芸能記者)
滝沢氏とジャニーズ事務所の対抗軸が浮き彫りになるにつけ、すわ全面戦争勃発の様相を呈しているが、芸能関係者はこう明かす。
「ジャニーズJr.だったIMPACTorsはともかく、さすがに元キンプリの平野と神宮寺を所属させるにあたっては、滝沢氏もジャニーズにお伺いを立て、仁義を切っていたようです。しかし、性加害問題に揺れる今のジャニーズは半ば機能停止状態となっていて、対応する余裕がまったくない。結果、生返事ばかりだったため、アクセルを踏むことにしたといいます」
ジャニーズの性加害問題については、国連人権理事会まで動き出した。具体的には7月下旬に「ビジネスと人権」作業部会が7月下旬から8月上旬にかけて来日し、東京と大阪で被害を訴える当事者への聞き取り調査に乗り出す。調査結果を踏まえて、日本に対する勧告を含む報告書が人権理に提出されるのは来年6月まで待つことになるが、作業部会は今回の来日で日本政府とも面談する予定とのことで、この“外圧”によりジャニーズ事務所が置かれる立場はより深刻になる可能性もある。
「滝沢氏がジャニーズ在籍中にギリギリデビューまで持ち込んだTravis Japanは、アメリカの名門レーベルと契約しながら、いまやすっかり日本国内での活動にシフトしていますが、人権理が動き出したことは一部英語メディアでも記事になっており、Travis Japanの立場はますます難しいものになりそうとも。次に退所・合流するのは彼らかもしれません。滝沢氏の夢は、エンタメ先進国のアメリカや韓国で通用するアイドルグループを作り上げることですしね。ジャニー喜多川氏の“遺志”を引き継いでいるという御旗もあることから、本家を崩壊に追い込む未来も浮かんできます」(前出・芸能関係者)
負の遺産がジャニーズにのしかかるそばで、TOBEは華麗に羽ばたいていくことになりそうだ。
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