ジュリー社長“退任”でファンが危惧する「なにわ男子の失速」「Aぇ! groupデビュー白紙」
#なにわ男子 #Aぇ! group
ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性加害問題を受け、8月29日に「外部専門家による再発防止特別チーム」が記者会見を開いた。
調査チームは、1970年代前半から2010年代半ばまでの間、ジャニー氏が多数のジャニーズJr.に対して、長期間にわたって広範に性加害を繰り返した事実が認められたと報告。ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長辞任を提言するとともに、同族経営が弊害となっていることを指摘した。
ジュリー氏の退任が避けられない状況の中、世間が気になっているのは、“ジュリー派”として厚遇されてきたグループの今後について。とりわけ、なにわ男子の失速を一部のファンが危惧しているという。
2021年にデビューしたなにわ男子は、その前年に地上波の冠番組がスタートするという異例の待遇。その後はCDセールス、ドラマ、映画出演、バラエティ、CMなどあらゆる面で存在感を発揮し、昨年の大みそかには『NHK紅白歌合戦』に初出場し、8月26日・27日に放送された日本テレビ系チャリティ大型特番『24時間テレビ46』のメインパーソナリティにも抜擢されている。
「昨年末公開の主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』がヒットした道枝駿佑は、ジュリー社長の愛娘の“推し”であると言われ、娘はなにわ男子のSNS戦略に口出ししているとも報じられています。しかし今回、同族経営が問題視されたことで、今後はジュリー社長ばかりか、後継者候補だった娘も経営の中枢から遠ざけられていくのは間違いない。シングルが3作連続でハーフミリオンとなるなど人気は確かにありますが、今年7月に発売した2ndアルバムの初動セールスは前作に比べて4割近くも落ち込んでおり、このところ勢いのある先輩SixTONESにCDセールスでも抜かれそうな状況。売り上げで圧倒的エースのSnow Manに続くジャニーズ二番手の座を失えば、ジュリー社長からのプッシュがなくなった途端にメディア露出が減ることも予想されます。テレビ局はジャニーズタレント起用を継続すると明言しているとはいえ、今までのようにジャニタレばかりで画面が埋め尽くされる状況は避けるはずで、となると多数いるデビュー組と少ないパイ争いになるわけで、人気・実力のないグループやメンバーはどんどん露出が減っていくのでは」(芸能記者)
さらにジュリー氏が社長退任となれば、関西ジャニーズJr.の6人組ユニット・Aぇ! groupのCDデビューも不透明になりそう。
「ユニバーサル ミュージックからCDデビューが決まっていると報じたのは、6月29日付の『文春オンライン』(文藝春秋)。しかし、9月の『FIVB パリ五輪予選 ワールドカップバレー2023』にスペシャルサポーターに就任し、同大会の“タイアップ”付きでデビュー予定だったものの、性加害問題の影響でジャニーズタレントの起用を見送ったと『文春』だけでなく『朝日新聞』にも報じられており、デビューは棚上げ状態に。Aぇ! groupは、“ジュリー派”の関ジャニ∞のメンバーがプロデュースしていることもあり、末澤誠也などのメンバーはジュリー社長から直接連絡が来るなど覚えがめでたい。なにわ男子がジャニーズJr.時代にやっていた仕事をそのまま受け継ぐ動きもあり、明らかにAぇ! groupがデビュー候補として推されていましたが、性加害問題に対応を事務所が完全に誤ったことで、デビュー発表のタイミングを逸した格好。ジュリー氏が辞任して経営陣が刷新されれば、デビュー自体が白紙となる可能性も」(同前)
もっともジュリー社長はジャニーズ事務所の100%株主であり、株を手放さないまま退任となれば、誰が社長になっても影響力を持ち続けるとの見方もある。表紙を飾った7月3日発売の「AERA」(朝日新聞出版)では、道枝が「今は韓国のエンタメが目に見えて盛り上がっていますが、もっともっと頑張って、ジャニーズの時代をもう一度作りたい」と宣言していたが、「ジャニーズの時代」はふたたび訪れるだろうか。
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