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和田アキ子、新しい学校のリーダーズ「当確」のおかげで久々に『紅白』復帰?

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和田アキ子

 2020年に発表した「オトナブルー」の“首振りダンス”が今年1月頃からTikTokを中心に話題となり、一躍脚光を浴びた4人組ダンスボーカルユニット「新しい学校のリーダーズ」が、自身初の海外ツアーを11月から12月にかけて行うことを発表した。

「2015年に結成されたリーダーズは、あいみょんらの楽曲提供を受けて地道に活動を続けていたが、セルフプロデュース力と個性の強いダンスパフォーマンス、セーラー服などのルックスのインパクトもあって先に国外で脚光を浴び、2020年にアジア系のアーティストを世界に発信している米音楽会社『88rising(エイティエイトライジング)』と契約。2021年1月に『ATARASHII GAKKO!』名義で世界デビューを果たし、88rising関連の海外フェスを経験してきた。さらにアメリカの有名女性ラッパーに“発見”され、彼女たちのTikTokも大バズりし、フォロワー数は国内の女性アーティスト1位となる650万超えに。SNSの総フォロワー数は1000万を超える。

 そのTikTokを契機に今度は国内でも火が点いた形。もともとマネジメントにテレ朝ミュージックが関わっているため、テレ朝の深夜番組ではよく取り上げられていたが、『オトナブルー』の大ヒットによって今年4月に『ミュージックステーション』に初出演。以降、TBSやテレ東、フジテレビ、NHKなどの音楽特番に次々と出演するようになった」(音楽ライター)

 特に注目されているのがNHKの音楽特番への出演だ。8月5日に放送された明石家さんまの『明石家紅白!』、12日に放送された『ライブ・エール2023~新しい夏~』に出演したが、これにより年末の『NHK紅白歌合戦』の出場も堅いと見られているという。

「どちらも『紅白』の前哨戦と位置づけられる番組。『明石家紅白!』は特に、2017年の三浦大知、2020年の瑛人など、本家『紅白』に初出場となるアーティストが事前に出ているケースが多い。また『ライブ・エール』も“夏の紅白”と呼ばれているように、『紅白』との距離が近い。昨年の『紅白』では、純烈、ダチョウ倶楽部と共に有吉弘行が『白い雲のように』を歌って上島竜兵さんを追悼したが、有吉は不在だったもののこのコラボ自体は同年夏の『ライブ・エール』で披露済みで、非常に反響が大きかったことから『紅白』でも行われた。ここ数年の『紅白』は若年層の視聴者の取り込みを目指しているし、リーダーズはダンスの振り付けもできるうえに、破天荒っぽいキャラに見えて素顔はきわめて真面目なため、番組内の企画などでも使いやすい。初出場は確実だろう」(音楽業界関係者)

 そんな同ユニットのおかげで、あの大物歌手にも脚光が集まった。

「7月放送のフジテレビの音楽特番『2023 FNS歌謡祭 夏』では、和田アキ子 × 新しい学校のリーダーズという形でスペシャルコラボが実現。『オトナブルー』が和田の代表曲『古い日記』にインスパイアされた曲であることから、両曲のマッシュアップがお披露目され、さらに和田の『笑って許して』も一緒に歌った」(同)

 これにより、新しい学校のリーダーズの初出場と合わせ、和田にも久々の『紅白』出場の可能性が浮上しているという。

「和田は今年10月からデビュー55周年のホールツアーをスタートさせるが、これを『最後のホールツアー』にするとしている。というのも和田は73歳、昨年には変形性股関節症を患うなど体力的に限界を感じ始めており、今を逃すともうホールクラスには立てないかもしれないとの不安があるようだ。そのため、NHKが和田のこれまでの功績をねぎらう意味でスペシャルステージ扱いで出場させ、“最後に立つホール”をNHKホールとしてもらい、リーダーズともコラボさせるのでは」(同)

 ただ、和田の“復帰”に対し懐疑的な意見も……。

「和田は慣れない曲だったためか、『FNS歌謡祭』では音程をうまく取れずに大失敗。『紅白』でリベンジを、ということも考えられるが、『FNS歌謡祭』でのパフォーマンスの評判が悪かったため、生放送は難しいのではとの見方も出ている。

 また、和田といえば、2021年は『紅白』の出場は堅いと見られていた。というのも、4人組若手バンドのフレデリックがプロデュースした『YONA YONA DANCE』という曲がTikTokで3億回以上再生され、YouTubeでも2カ月ほどで1000万回近く再生されるなど明らかな“大ヒット”となったから。しかし、にもかかわらず落選してしまったわけで、2016年の落選以降、何年にもわたって紅白批判をしてきた和田への反発が局内でもまだ強いのでは。リーダーズは『紅白』初出場となるだろうが、和田が“おこぼれ”にあずかることはなさそう。むしろ海外フェスでリーダーズはYOASOBIとステージ上でコラボしており、YOASOBIの『アイドル』で踊ったことが話題になった。NHKとしてはこちらのコラボのほうを『紅白』で“日本初披露”させたいところだろう」(前出・音楽ライター)

 2015年に39回目の出場を果たして以降、『紅白』から遠ざかっている和田。2017年にはテレビ番組で「40回」の節目にこだわっていたことを明かし、「もうちょっと、大人の対応して欲しかった。持ちつ持たれつやったから」と本音をこぼしていたが、はたして40回目の出場を実現させて区切りをつけることはできるだろうか。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2023/08/21 07:00
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