紅白陥落、テレ朝『ザワつく!』の一人勝ち? 2022大みそか特番視聴率戦争
#日本テレビ #フジテレビ #テレビ朝日 #テレビ東京 #NHK紅白歌合戦
毎年、視聴率争いが大きな話題になる大晦日の番組ラインナップ。昨年は、長らく民放トップを独走し続けた『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』(日本テレビ系)の放送がなくなるアクシデントがあったが、2022年はいったいどのような争いが繰り広げられるのか。
21年のデータを振り返ると、トップは安定の『NHK紅白歌合戦』。1部が31.5%、2部が34.3%(ビデオリサーチ、関東/以下同)と、ほかを圧倒したのは例年通りだったが、前年より6ポイントも下がっていた。
「一昨年の紅白は、嵐の活動休止、『鬼滅の刃』の主題歌が大ヒットしたLiSA、GReeeeNの登場、MISIAの初の大トリなど、見どころが盛りだくさん。コロナ禍で在宅率が高かったこともあって、“最低ライン”と言われた40%台を2年ぶりにクリアしました。しかし昨年は大ヒット曲が少なく、初出場組も中高年にはなじみが薄い歌手ばかりで、視聴率は大きくダウン。今年の春には打ち切り報道も飛び出し、今年は文字通り勝負の年となります。
ただ、今年は昨年以上に大ヒット曲がなく、初出場組が中高年層にまったくなじみがないのも昨年と同じ状況。噂されていた中森明菜、松田聖子、吉田拓郎、SPEEDなども出演しない模様で、目玉に乏しい印象は否めません。常連組が選から漏れる一方、K-POP系のグループが5組もいるため、出演者発表時には一部の視聴者からブーイングがあり、『紅白見ない』がTwitterトレンドワードに上がる異常事態に。出場者のラインナップが若者向けすぎるという批判も噴出し、視聴率が史上最低だった昨年を下回る可能性は高いでしょう」(芸能誌記者)
そうなると民放はチャンス到来だが、見通しは決して明るくない。
「『笑ってはいけない』で11年連続民放トップだった日本テレビですが、昨年放送されたお笑い番組『笑う大晦日』は、前年より10ポイント以上落として7.2%に終わり、首位陥落。今年も再びお笑い番組をやりますが、昨年と似たような内容ですし、『笑ってはいけない』シリーズのファンも今年はいよいよソッポを向きそうです。年末年始はお笑い番組だらけで新鮮味がまったくありませんしね。
一方、TBSとフジテレビは、『THE鬼タイジ』と『逃走中』というバトル番組で勝負しますが、TBSは昨年同じ番組をやって3%台でしたし、『逃走中』は今年の元日に放送されて、こちらも4%台と惨敗。ターゲットもかぶりますし、揃って厳しい数字になりそう。
こうなると一気に数字を伸ばしそうなのが、昨年民放トップに躍り出たテレビ朝日の『ザワつく!大晦日一茂良純ちさ子の会』です。こちらはレギュラー放送でも安定して12~13%を取る人気番組ですが、番組ターゲットは幅広く、民放だけでなく紅白からもかなり視聴者が流れてきそう。昨年の大みそかは12.1%でしたが、今年はさらに上がりそうです。また、テレビ東京の『年忘れにっぽんの歌』も毎年7%前後ですが、今年の紅白のラインナップを見ると、こちらを選ぶ人も多いのでは。いずれにせよ、テレ朝が民放トップを取るのは確定的です」(同上)
今年度の数字次第では、紅白の打ち切り議論も一気に加速しそう。“絶対王者”が隠し玉を用意しているかが大きな見どころになりそうだ。
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