岸優太の主演映画なのに「助演扱い」? ジャニーズ事務所の“冷遇”疑惑浮上でファン憤慨
#岸優太 #ジャニーズ事務所
元King & Princeの岸優太の初主演映画『Gメン』の公開まで1カ月を切るなか、ジャニーズ事務所の公式SNSが岸が主演ではないかのような表現をしたことで、ファンが憤慨する事態が起きた。
小沢としお氏の同名マンガの実写化である今作は、入学すれば“彼女できる率120%”という名門・私立武華男子高校の問題児ばかりが集う1年G組に振り分けられた門松勝太(岸)を主人公にしたヤンキー青春エンターテインメント。岸の記念すべき初主演映画であることに加え、森本慎太郎(SixTONES)、竜星涼、矢本悠馬、吉岡里穂、高良健吾、田中圭ら豪華キャストが出演することでも話題になっている。
7月25日には、都内で同作の完成披露舞台あいさつが行なわれ、岸や森本ら出演者たちが登壇。Twitter(現・X)で英語圏や中華圏などへ情報発信しているジャニーズ事務所の海外向けアカウント「Johnny & Associates」では、このイベントを報告すると共に岸と森本のツーショットを掲載した。
ところが、この投稿の文面が物議を醸すことに。問題の投稿は「Shintaro Morimoto of #SixTONES with actor Yuta Kishi at a promotional event for their upcoming movie “G-MEN!”」(SixTONESの森本慎太郎が、俳優の岸優太と共に映画『Gメン』のプロモーションイベントに出席しました!)などと記され、なぜか主演の岸よりも先に森本の名前が表記されていた。
Shintaro Morimoto of #SixTONES with actor Yuta Kishi at a promotional event for their upcoming movie “G-MEN!”
Said Kishi, “My character is passionate and just wants to feel like he’s doing something for someone. Deep down, he’s a really good guy.”#JohnnysUpClose pic.twitter.com/jNZe17YTlP
— Johnny & Associates@johnnys) July 25, 2023
「with」という表記もファンの神経を逆なでし、SNS上では「本作品の主演は岸優太さんです。ファンファーストを名乗る企業がこんな嫌がらせツイートをするなんて黙ってられない」「森本慎太郎 with 岸優太ってどう考えてもおかしいよ!」「なんでwithなの…海外の人に森本くんの主演映画だと誤解させようとしてる?」などと不満の声が続出した。問題のツイートに対しても、主に英語で「主演は岸なので、彼の名前が先に来るべき」「『Gメン』の主演は岸です。誤った印象を与えかねないので訂正をお願いします」といった意見が殺到している。
同アカウントの同じような投稿をチェックしてみると、8月から上演される舞台『神津恭介シリーズより「呪縛の家」』の告知では、主演を務めるジャニーズJr.の林一敬、共演する同じジャニーズJr.の手島麗央、元光GENJIの内海光司のスリーショットが掲載されたが、こちらは「Kazutoshi Hayashi, Reo Teshima, and the legendary Kohji Uchiumi」という表記で、主演の林の名前を最初に持ってきたうえで、内海をレジェンドと紹介しつつ「and」で並列に扱っている。
また、7月に上演された舞台『スパイラルスパイ』についての投稿では、主演したジャニーズ所属の俳優・屋良朝幸、共演者のジャニーズJr.・平塚翔馬のツーショットに「Tomoyuki Yara with Shoma Hiratsuka at the opening of their stage play #SPIRALSPY!」といった文章が添えられ、主演の屋良の名前を先に表記し、共演者は「with」となっている。6月に投稿されたKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔主演、SixTONES・京本大我共演のドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)の宣伝ツイートは「starring Taisuke Fujigaya of #KisMyFt2 with Taiga Kyomoto of #SixTONES」と、藤ヶ谷が主演であることを明記したうえで助演の京本を「with」で続けて紹介した形だ。このように他の投稿では必ず主演が先に表記されていたことから、余計に岸の投稿について事務所側の“意図”があるとの疑念がファンの間で強まったようだ。
岸といえば、5月に平野紫耀や神宮寺勇太と共にグループを脱退。平野と神宮寺は同時にジャニーズ事務所を退所したが、岸は映画『Gメン』の公開が今年8月25日にまで延期した兼ね合いで、9月いっぱいまで事務所に残る。退所後の10月以降は、平野や神宮寺と同じように元ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏が立ち上げた新事務所「TOBE」に合流するのではないかと目されている。
こうした状況にあるため、岸が9月の退所まで事務所から冷遇されるのではとファンは心配しているようだ。それが先述の海外向けジャニーズ公式アカウントへの猛反発につながったとみられる。
先日は、8月7日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『ニノさん』の2時間スペシャル『ニノさんとあそぼ』の予告映像で、二宮が岸に対して「芸能界辞めるってこと?」と問いかける場面があったことでプチ炎上したが、仮に他事務所で活動を再開する予定であれば、ジャニーズ在籍中の岸にとって答えにくい質問だろう。また、岸がレギュラー出演していたフジテレビ系『VS魂グラデーション』が今秋の改編で終了することになり、一部スポーツ紙で「岸の退所時期と改編期が重なったことが一つの区切りのタイミングになった」などと報じられたことに対し、まるで岸のせいで打ち切りになったような印象を与えるとしてファンが憤慨したこともあった。いずれも事務所内での彼の立場を心配するファンが多いがゆえの騒動だろう。
だが、そうした事務所レベルの問題をよそに「大親友」は岸にエールを送っている。Sexy Zoneの佐藤勝利は、ファッション誌「bis」(光文社)の連載で、「誠実で真っすぐに何かに夢中になれる人ってすごいし、それは大いなる才能だなと思うし、憧れます。僕の周りで言うなら岸(優太)かな。すごくピュアだし、真っすぐだし、頑固で信念も曲げない人だから、一度『僕はこう思う』ってなったらとことんやる人」「人に対しても優しいし誠実。誰に対しても同じように接しないといけないって思っていると思います。だからみんなから信頼されているし、岸のことが嫌いな人なんていないんじゃないかと思いますね」などと岸をべた褒めしているのだ。今月24日にWEB版でも連載が公開され、大きな反響を呼んだ。
佐藤と岸はデビュー前からの大親友で知られ、ファンからは「優勝コンビ」の愛称でも親しまれている。2013年には、佐藤が雑誌のインタビューで「岸を語ろうとすると、たぶん1冊分くらい必要になっちゃうよ?(笑)」と猛烈な“岸くん愛”を垣間見せたこともあった。現在も佐藤と岸の関係性はまったく変わっていないようだが、岸の退所後には公の場で絡みが見られなくなってしまうのではと残念がるファンは少なくない。
また、今回の騒動で「主演を差し置いて先に名前を出される」という状況になってしまった森本についても、先日のラジオ番組で、退所した平野に言及したことが話題に。森本の誕生日から日付が変わって10分ほど過ぎつつも、平野は急いだ様子でお祝いメールを送ってきてくれたそうで、森本は「紫耀ちゃんありがとう。さすが親友ね。わかってるね!」などと呼びかけていた。さらに森本は、日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』での共演などを通じて、岸とも「慎ちゃん」呼びされるほど親しくなっており、今回の騒動は彼にとっても心外だろう。
今回の岸についての投稿のような誤解を生みかねない行為は、ファンだけでなく仲のいい現役ジャニーズメンバーまで悲しませることになりかねないだけに、ジャニーズ側は十分に配慮してほしいものだ。
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