「役員 安住紳一郎」あのフリーアナの稼ぎには“完敗”でも無問題のワケ
#TBS #安住紳一郎
TBSの安住紳一郎アナが7月1日付で役員待遇に昇任した。
TBSの現役アナが役員待遇となったのはこれが初めて。同局の佐々木卓社長は7月5日、定例会見の場で安住アナの昇任に言及し、「天才」「すごい努力の人」「後輩の面倒をよく見る」と安住アナを褒めたたえ、「天才で、努力(家)で、後輩の指導力があったら、役員待遇なんかは当然かなって思います」と、この人事に疑問の余地はないときっぱり語った。
安住アナは2019年、それまでの部次長(一般の副部長クラス)から、部長を飛び越えて局次長待遇へと昇任。安住アナ自ら「2階級特進」「殉職級の昇進」と語っていたものだが、翌年の2020年には局長待遇にまで駆け上がった。そして今度は役員待遇である。ラジオリスナーからは役職に応じて「安住係長」「安住副部長」などと呼ばれてきた安住アナだが、この出世街道の爆進ぶりは、あの人気マンガシリーズを彷彿させるとして、「リアル島耕作」との呼び声まで出ている。
気になるのは「安住役員」の年収だが……。
「TBSは取締役で年収6500万円ほどですから、役員待遇であれば安住アナの年収はおそらく5000~6000万円ほどになったのではないでしょうか」(テレビ関係者)
無論、安住アナクラスともなれば、フリーに転身すればもっと稼げるはず。同世代のあのフリーアナの年収は段違いだ。
「元日本テレビの羽鳥慎一は、2018年に『女性自身』(光文社)が報じたところによれば、元妻が羽鳥のケチぶりを愚痴る会話の中で『7億円近く稼いでいるくせに』という発言があったとしています。あれから5年経ち、羽鳥の年収は10億の大台を突破したともっぱら。『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)の視聴率が好調をキープしていることでギャラがアップしたとか。事務所でもVIP待遇のため、ギャラの配分も羽鳥が9で事務所は1という話も。CMオファーも殺到しているようですが、情報番組のMCであるとのプロ意識から、CMには一切出演しないというポリシーを貫いています。もしCMを解禁しようものなら、その稼ぎは芸能界でも屈指のレベルになるでしょうね」(同)
逆に言えば、安住アナにとって年収のプライオリティはさほど高くないということだろう。実際、その活躍と人気からフリーランスへの転身説がささやかれることもあるが、安住アナは局アナへのこだわりが昔から強い。
2006年発売の著書『局アナ 安住紳一郎』(小学館)の時点で、〈僕ら局アナにもまだやるべきことがある、いや局アナにしか成し得ないこともたくさんあるはずなのだ〉と語っていたが、2020年4月発売の「週刊文春」(文藝春秋社)での阿川佐和子氏との対談では、〈局アナはスタッフと身分として同じなので、出演者として不満があれば「企画会議のときにも同席させてください」と言うことができる。自分が変えたいと思っていることに対しては、ラディカルに変えられる側面があります。フリーランスだと「一ご意見として承ります」となって(何も変えられないまま終わって)しまうかもしれないので〉〈一応私は局次長待遇という肩書(※当時)があるので、上のほうまで「訴状!」って感じで物申せるんです(笑)〉と、局アナであることのメリットを語っていた。
今年5月にも、自身の冠ラジオ番組が「第60回ギャラクシー賞」ラジオ部門のDJパーソナリティ賞を受賞したことで出席した贈賞式の場で、局アナとしてこれからもやっていくと宣言したばかりだ。
「この場では、佐々木社長から直々に『優秀なアナウンサーがフリーになるだけじゃなく、優秀なアナウンサーこそ局に残ってほしい』と言われたことを明かし、局アナを続ける理由について、待遇面などで『非常に理解のある社長』だと説明していました。前年に局長待遇になったことを明かした2021年にも佐々木社長と2時間ほどの面談をしたことを安住アナは明かしていましたが、やはりTBSの顔である安住アナの引き留めには力を入れているのでしょうし、安住アナの求める要求にきっちり応えた待遇を用意しているのでしょうね。おそらく年収以上に、働き方のスタイルや、“物申せる”環境のほうが安住アナにとって重要なのでは」(同)
「安住役員」となったことで、いよいよ「安住社長」誕生も夢物語ではなくなってきたが、安住アナの次の役職はどんなものになるのか。羽鳥ら人気フリーアナたちも、前代未聞のキャリアを築き上げつつある「局アナ」安住紳一郎の動向は注視しているに違いない。
安住紳一郎アナ、ラジオでTBS社長との面談予定を告白 ついでにTBSの内情について赤裸々に語る
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第18回目。 今回は2021年5月30...サイゾー人気記事ランキングすべて見る
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