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SixTONES京本大我、福山雅治も絶賛する『ラストマン』熱演で俳優としてオファー殺到か

2023/06/21 21:00

#京本大我 #ラストマン

SixTONES京本大我、福山雅治も絶賛する『ラストマン』熱演で俳優としてオファー殺到かの画像 — SixTONES・京本大我

　SixTONES・京本大我がTBS系日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』にゲスト出演したが、主演の福山雅治が絶賛するなどその演技力が注目を集めている。

　『ラストマン』は、全盲の人たらしFBI特別捜査官・皆実広見（福山）と、犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事・護道心太朗（大泉洋）がバディを組み、難事件に挑む刑事ドラマ。『TOKYO MER～走る緊急救命室～』『マイファミリー』などの黒岩勉氏が脚本を務めたオリジナルストーリーで、世帯視聴率は常に12％以上をキープし、放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』をも上回って今期トップを独走中の人気作だ。

　京本は11日に放送された第8話に出演し、バスジャック犯・清水拓海を演じた。過去のバス置き去り事件で女児が亡くなった際に逮捕された運転手と同姓同名だったために間違えてネットで誹謗中傷され、そのせいで実家の印刷会社が倒産、心労で母を亡くすという悲劇に見舞われていた清水が、復讐のために手製の銃を持ってバスをジャックするというストーリー。

　清水が本当に怒りをぶつけたかったのは、間違った情報を拡散したり、無責任に誹謗中傷を書き込んだりしていたネットユーザーたちであり、バスからスマホでライブ配信しながら「俺が一番ムカついてるのは、今これを見て楽しそうにつぶやいてるお前だよ！」「俺をさらして、あおったその一言、一つの拡散で母さんは殺されたんだよ！」などと絶叫する場面も。セリフ回しや表情、感情の込め方などがすさまじく、京本の迫力ある演技に、ファンから「リアルすぎて鳥肌立った」「演技力に圧倒された」などと称賛の声が相次いだ。

　また、ファン以外からは「めっちゃうまい俳優さんだと思ったらジャニーズアイドルで驚いた」「バスジャック犯役の人、演技うますぎ。ホントにジャニーズ？」などといった声も。ドラマは公式SNSで各話の見どころを切り抜き動画としてアップしているが、第8話ではこの京本の迫真の演技が公開されており、そちらも話題となっている。　

　さらに、主演の福山は、10日放送のラジオ番組『福のラジオ』（TOKYO FM）で、京本の演技について「映像作品はそんなにやってないってことだったんですけど、素晴らしかったですよ、舞台で培ってきた発声と滑舌のよさと感情表現と」と称賛。ゲスト出演した同ドラマの脚本家・黒岩氏が「表情とか目の力とかもすごかった」と話すと、福山はそれに「そうです、そうです」と同意した上で、「犯罪に入っていってしまう（心理）表現と、いち人間としての弱さみたいなものを、全身を使って表現されていましたね」とべた褒めした。

　京本は多くの舞台に出演してきたミュージカル俳優としての顔があり、2021年にはブロードウェイ・ミュージカル『ニュージーズ』の日本版で主演を務め、同作は「第29回読売演劇大賞」の優秀作品賞を受賞した。だが、人気や知名度の高さに比べてドラマ・映画への出演は少なく、昨年10月期の深夜ドラマ『束の間の一花』（日本テレビ系）でようやく連ドラ単独初主演を果たした。

　このところは、昨夏に公開された二宮和也の主演映画『TANG タング』に登場したり、今年1月期にKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔が主演したドラマ『ハマる男に蹴りたい女』では“コミュ力最強子犬系男子”を演じ、スピンオフ作品『ホメる男に知りたい女』では主演するなど、徐々に映像作品への出演を増やしている。だが、デビュー後に出演したドラマはいずれも深夜帯で、『ラストマン』が初のゴールデン帯のドラマ出演ということもあり、1話限りのゲスト出演ながら、その演技力が広く注目されることになったようだ。主演俳優や脚本家からも高い評価を得た京本は、俳優として今後ドラマ・映画のオファーが急増しそうだ。

　一方、『ラストマン』で割を食ってしまったといわれていたのが、大泉洋演じる心太朗の甥で、捜査一課刑事の護道泉を演じているKing & Princeの永瀬廉だ。役回り的にサポート要員に徹することが多いので存在感が薄く、一部では京本の熱演の好評ぶりと比較して、永瀬の今後の俳優活動を不安視する声すら上がっていた。

　しかし、18日放送の第9話では泉がストーリー的に大きくクローズアップされ、正義のために警察庁次長である父に反発し、警察庁長官を代々務めてきた由緒ある実家の名を汚すことになっても捜査を続けると決意するなど、激しい怒りや葛藤に直面する姿が描かれた。さらに、泉は不審な男に職務質問しようとした際にもみ合いになってナイフで刺され、駆けつけた皆実が泉に心臓マッサージをしながら、「心停止しています。どなたかAEDを！」と叫ぶという衝撃展開となった。

　これに対して、ネット上では「お父さんに詰め寄る時の演技すごかった」「永瀬くんの目の演技に引き込まれる」「ガンガン心臓マッサージされてるのに顔が微動だにしなくて、意識不明の演技までうまい」といった声が続出。ドラマは25日に最終回を迎えるが、そこでも泉は大きな役割を果たすとみられ、ラスト間際で永瀬も大きく評価を高めそうだ。

　『ラストマン』は視聴率で今期ナンバーワンドラマとなっており、同じ黒岩作品の『TOKYO MER』が映画化され、興行収入40億円突破の大ヒット作品となっていることから、『ラストマン』も映画化されるともっぱら。いずれにせよ、注目度の高いこの作品で京本と永瀬が俳優として株を上げたとなれば、両者にとって大きな収穫となりそうだ。