『めざまし8』谷原章介らの“失言続き”が問題? 視聴率の低迷が深刻化か
#谷原章介 #めざまし8
フジテレビ系情報番組『めざまし8』の低迷が続いているが、司会の谷原章介やコメンテーターらの発言や態度が物議を醸すことが増えており、これが一因となっているのではと指摘されているようだ。
『めざまし8』は先月、5月第2週の個人視聴率で、テレビ朝日系『モーニングショー』に続く同時間帯2位を記録したと発表された。4月の改編以来初の2位で、一見好調のように思えるが、『モーニングショー』は5.2%だったのに対し、『めざまし8』は2.3%と大差。しかも、日本テレビ系『ZIP!』『DayDay.』と横並びでの2位だった。世帯視聴率は、1年前は5%台あったが、今では3%台を連発することも増え、厳しい状況にあるといわれている。
そんななか、同番組は6月9日の放送で、Twitter上に投稿されたトラブルの動画を紹介。ベビーカーを押していた女性が「歩いていたら、邪魔だって、わざと(男性が)ベビーカーにぶつかってきた」として撮影したもので、激高した男性にベビーカーをつかまれ、周囲が制止するほどのトラブルになっている様子が動画に収められていた。
だが、「男性が意図的にぶつかってきた」という内容が、番組の紹介の仕方では「男性がベビーカーをぶつけられて激怒した」とも捉えられる伝え方になっていたとして、女性が放送後に「間違った事実をテレビで伝えるのどうなんですか?」などと抗議。これを受けて、12日の放送で谷原が「先週金曜日の放送について訂正です」と切り出し、同じくMCの小室瑛莉子アナが「先週のこの時間でベビーカーを押していた女性がトラブルに巻き込まれたニュースをお伝えしましたが、その際に『女性によりますと男性とベビーカーがぶつかった』とお伝えしましたが、正しくは『男性がベビーカーにぶつかってきた』ということです。訂正してお詫びします」と伝えた。
改めて取材VTRなどを流した後、谷原は「申し訳ありませんでした。番組は引き続き、取材を尽くして客観的な放送に務めていきます」などとコメントした。ところが、谷原が謝罪コメント中に微笑んでいるように見えたことで、ネット上で「谷原さん、謝罪しながら笑ってたよね?」「谷原さんが笑ってるように見えたのが引っかかる」といった声が相次ぎ、炎上騒ぎに発展しそうな気配となった。
この一件については、女性が「めざまし8さんの件で谷原さんへの誹謗中傷が目立っていますが、彼は取材班やプロデューサーの代理として謝罪してくれただけだと思います。彼に罪を押し付けSNSで叩くことを私は望みません」とTwitterで擁護したことで批判は沈静化しつつある。だが今回の件は別にしても、谷原については「不用意な言動が多い」という指摘が以前から目立っていた。
その最たる例といえるのが、昨年10月に観光バスが横転して29人が死傷した事故の報道だった。谷原が現地の中継リポーターに対して、「ブルーシートに包まれて運ばれたものがありましたが、中がなんだったのかは分かりませんか?」と質問し、リポーターは「分からない」と言葉を濁していたが、ネット上で「普通そんなこと聞く?」「信じがたい質問」などと多くの視聴者がドン引きする事態になった。
また、紳士的で女性に優しいというイメージとは裏腹に、偏った女性観や時代に合わないジェンダー観をしばしば見せ、物議を醸すことも。今年3月の放送で、永島優美アナに代わって4月からメインキャスターに就任する小室アナの人柄を紹介していた時、倉田大誠アナが「小室さんはいつも荷物が多くて、リュックを背負って走っているイメージ」と話すと、谷原が「女性ってリュック背負うんですね」と驚いた様子を見せた。これに対して、ネット上で「女だってリュックくらい背負うわ!」「女性像が偏りすぎ」などとツッコミが続出したのだ。
さらに、ワールドカップカタール大会でサッカー日本代表を率いた森保一監督に花束を贈呈する際に「男からですみません」とわざわざ謝ったり、ワールドカップ観戦のために上司から2週間の休暇を許可してもらったという日本人サポーターの話題を取り上げた際には「上司の方が『女性』ということで柔軟に受け止めてくださったのかもしれません」と発言したこともあり、そのたびにネット上で「性別関係ないでしょ」「男女の役割固定化の意識が強すぎる」などと批判が相次いだ。
他にも、「ユニクロみたいな安い服」「安い軽自動車を買わざるを得ないくらい、庶民の財布は縮こまっている」といった発言をしたことで、番組MC就任時に掲げた「視聴者の感覚に寄り添った“生活者目線”を大切に」との抱負とのズレを指摘する声も。「もうユニクロは安くないよ、庶民感覚とズレすぎ」「軽自動車はお金がない人が仕方なく乗る車って感覚どうなの」といった意見が寄せられ、そのたびに炎上騒ぎとなった。
『めざまし8』は、谷原だけでなく番組コメンテーターからも危うい発言が少なからずある。今月12日の放送では、元大阪府知事の橋下徹氏と社会学者の古市憲寿氏が、川崎市内の高級時計店で起きた強盗事件について「強盗は99%捕まるし、実刑になる可能性が高い。割に合わない犯罪だと(メディアで)周知したほうがいい」「割に合わないと報じれば抑止力になる」などとコメント。すかさず、西岡孝洋アナが「(強盗は)犯罪ですので『割に合う、合わない』という言い方はちょっと違うかもしれない」と控えめにいさめたが、これも「割に合う犯罪ならいいのか」と捉えられかねない不用意発言だった。また、夫が業務上横領の疑いで逮捕された三浦瑠麗を木曜コメンテーターに起用していたが、逮捕報道以降、番組を「お休み」している状態のままで、番組側の態度がはっきりしてないのも批判の的となっている。
一昨年3月に前番組『情報プレゼンター とくダネ!』が終了した際は、問題発言が多かった小倉智昭から物腰の柔らかい谷原にバトンタッチしたことで、番組の炎上が激減するとみられていた。しかし、谷原はタイプこそ違うが小倉と変わらないくらいのペースで炎上しており、視聴率の低迷との関連性も指摘されている。爽やかで優しい語り口調の谷原はファンも多いが、このままだと「番組の顔」でありながら大きな仇となってしまうかもしれない。
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