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ヒロド歩美アナ、フリー転身は大成功? 賛否あった「報ステ抜擢」も実力で評価獲得か

ヒロド歩美アナ、フリー転身は大成功? 賛否あった「報ステ抜擢」も実力で評価獲得かの画像
ヒロド歩美アナウンサー

 春の改編による各局アナウンサーたちの番組異動が落ち着き、その中で「勝ち組」が徐々に浮かび上がってきた。その中で、業界内で一番の勝ち組として名前を耳にするのが、元ABCテレビ(朝日放送)で今春からフリーになったヒロド歩美アナウンサーだ。

 ヒロドアナは2014年にABCテレビに入社し、高校野球や阪神タイガースなどの取材リポートで人気に。在阪局のアナウンサーでありながら、テレビ朝日系の『芸能人格付けチェック』シリーズ(ABC制作)の進行アシスタントや『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日共同制作)のMCとして全国区の知名度を獲得した。

 今年3月いっぱいでABCテレビを退社すると、フリー転身直後の4月からテレビ朝日系『報道ステーション』のスポーツキャスターに就任。ローカル局出身のフリーアナがいきなりキー局の看板番組でレギュラーになるのは異例で、業界の内外で話題を呼んだ。当初は否定的な見方もあったが、出演を重ねるごとにSNS上で「番組に入ったばかりと思えないほど安定感ある」「経験も知識もあるから安心して見られる」「声が聴きやすい」などと好意的な意見が増加していった。

 ヒロドアナは高校時代に英語スピーチコンテストの近畿大会で優勝、全国でも3位になるなど英語力が高いが、これも好評ぶりにつながった。5月初め、大リーグのサイ・ヤング賞投手で現在は横浜DeNAに所属するトレバー・バウアーに流暢な英語でインタビューする場面があり、視聴者から「ヒロドちゃん、バウアーと英語で直接話しててカッコイイ」「他のスポーツキャスターだとこうはいかないもんな」などと感心の声があがったのだ。業界内でも評価が高まっており、ヒロドアナの『報ステ』入りはひとまず成功といえそうだ。

 収入も局アナ時代と比べて大きく増加するとみられ、3月に「デイリー新潮」(新潮社)は「1本30万円、週5日で150万円、年50週で7500万円」とギャラを試算。フリーになったことでCMや企業イベントなどにも出演する可能性があり、それらの収入も含めれば「年収1億超」になるとも推測されている。

 ただ、ネガティブな反応もないわけではない。3月までスポーツキャスターを務めていた安藤萌々アナがヒロドアナ加入に伴ってサブキャスターに“昇格”し、サブキャスターだった渡辺瑠海アナが現場取材を担当するフィールドリポーターに“降格”するという「玉突き人事」が波紋を呼んだためだ。

 一部の視聴者からは「元の体制がよかった」「渡辺アナがスタジオから外されたのは納得いかない」といった不満の声が寄せられたほか、SNSなどで、新体制のきっかけとなったヒロドアナへの批判も散見された。だた、視聴者からの批判については徐々に落ち着いてきており、前述したように好意的な意見が目立ってきている。

 残る問題は局内の反応で、普通に考えると「外様」であるヒロドアナがいきなり看板番組のレギュラーを獲得したとなれば、テレ朝の局アナたちは面白くないはずだ。だが、これに関しては「報ステ加入はテレビ朝日の早河洋会長の肝煎り人事」とささやかれていることから、会長の指示となれば表立って批判が起きることはないとみられる。しかし、16日付の「女性自身」(光文社)のウェブ版で「ヒロドアナの加入でサブキャスターに昇格した安藤アナに対して、同世代のアナウンサーたちが歯ぎしりして悔しがっている」と報じられるなど、局内の不協和音の原因になっているとの指摘もあるようだ。

 いずれにしても、ヒロドアナはさすがの安定感で視聴者からの評価を得た上に「会長の後ろ盾」があるとすれば、当面は安泰といえそうな気配。昨今はフリーに転身しても思うような活躍ができずに行き詰ってしまうケースが多々あるが、ヒロドアナの未来は明るそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/05/17 21:00
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