日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 宇垣美里「消えた」? テレビ露出少なく…

宇垣美里「消えた」? 女優で奮闘も、テレビ露出少なく…検索では「現在」がサジェスト状態

宇垣美里「消えた」? 女優で奮闘も、テレビ露出少なく…検索では「現在」がサジェスト状態の画像
宇垣美里

 2019年にTBSを退社したフリーアナウンサーで女優の宇垣美里が苦境に立たされているようだ。テレビ露出が減ったためか、Yahoo!やGoogleなどでは名前で検索する際に「現在」がサジェストされるなど、世間では「消えた」との認識が広がっている様子だ。

 宇垣アナは抜群の美貌の持ち主でTBS時代から男性人気が高く、その一方で「嫌なことや辛いことがあったら、心の中でサンリオの人気キャラ『マイメロディ』になり切って乗り越える」という“マイメロ論”コラムが話題になって女性支持も獲得。TBS時代から続いているレギュラーラジオ番組『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)では「宇垣総裁」のあだ名も得るなど、その強気なキャラクターも話題となり、2019年、大手芸能プロのサポートを受ける形で、鳴り物入りでのフリー転身を果たした。

 フリーになってからは、マンガ好きを生かした『あの子は漫画を読まない。』(BS日テレ)や、恋愛バラエティ『この恋イタすぎました』(日本テレビ系)などMCを務める番組が始まったが、いずれも昨年終了。唯一続いている地上波レギュラーは進行役で出演している競輪番組『坂上忍の勝たせてあげたいTV』(日本テレビ系)だけだが、放送は不定期だ。昨年4月にはABEMAのニュース番組『ABEMA Prime』の水曜日のMCに、安藤美姫、柏木由紀、益若つばさらと共に抜擢されたものの(週替わり出演)、今年4月のリニューアルでは宇垣だけ外れてしまった。

 ラジオのレギュラーは続いているほか、雑誌への寄稿や、書評をするなど文才を発揮してもいるものの、当初の「鳴り物入り」から考えると寂しい状況だが、一方で最近の彼女がもっとも力を入れているのは俳優業だ。

 2021年にフジテレビ系『彼女はキレイだった』に出演したのを皮切りにドラマ出演を重ね、昨年は同局系『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』や、TBS系『明日、私は誰かのカノジョ』など3本のテレビドラマに出演。特に『明日カノ』では見た目と整形に執着し、自分本位ながらひとりで生きていこうとする強さを持つ中谷彩を好演し、高く評価された。

 この高評価の波に乗り、今年は1月期のMBS系『あなたは私におとされたい』、3月に全4話構成で放送された東海テレビ制作のフジテレビ系『自由な女神 バックステージ・イン・ニューヨーク』とマンガ原作のドラマ2本に出演。女優路線を本格化させているが、どうにもいまひとつのようだ。『自由な女神』ではド派手な女性ドラァグクイーンに挑戦したものの、出番は少なく、全4話の深夜ドラマということで、さほど話題にならず。

 ゴールデンプライム帯での放送だった『ゴシップ』は、劇中のワイドショー番組のアナウンサー役ということで特に目立つことはなかった。そして以降の出演はすべて深夜帯。シーズン2の製作が決定するなど『明日カノ』は反響が大きかったが、その他の深夜ドラマはやはり話題性に乏しく、こうした状況からか、大手検索サイトで宇垣アナの名前を検索しようとすると「現在」といったワードがサジェストされてしまっている。

 株式会社アーキテクトによる「タレントパワーランキング」では、オスカー所属女優のランキングで5位になったものの、バラエティへのシフトでほとんどドラマに出演しなくなった河北麻友子や、出産を期に開店休業状態の菊川怜よりも順位が下で、女優としての認知度もまだまだのようだ。

 一方、2014年に同じくTBSを退社した田中みな実アナはというと、「嫌いな女子アナ」から「女優」への転身を成功させつつある。その演技については賛否あり、所属事務所の売り出しのおかげとの声もあるものの、2021年は話題作『最愛』(TBS系)にレギュラー出演し、『ずっと独身でいるつもり?』で映画初主演。昨年はKing & Prince・高橋海人主演の『ボーイフレンド降臨』(テレビ朝日系)で桜井ユキと共にヒロイン役を務めた。今年に入ってからも、3月に放送されたNHK BS4Kドラマ『悪女について』で主演を務めたほか、今月からスタートしたフジテレビ系木曜劇場『あなたがしてくれなくても』にもメインキャストとして出演。セックスレスをテーマにした同ドラマは、視聴率こそ厳しいものの、TVerなど配信で勢いを見せている。

 宇垣アナの独立当初は「田中みな実はポジションを奪われる」と騒がれたが、蓋を開けてみれば、田中はまったくその地位を脅かされていないといえるだろう。とはいえ、ルックスやキャラの強さは抜群で、逸材であることは間違いない宇垣アナ。田中の演技力に疑問符がついている間に、このまま地道に女優として経験を積んでいき、再浮上を目指してほしいものだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/25 21:00
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

水原解雇に間に合わなかった週刊誌スクープ

今週の注目記事・1「水原一平“賭博解雇”『疑...…
写真
イチオシ記事

さや香、今年の『M-1』への出場を示唆

 21日、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で「賞レース2本目やっちまった芸人」の完結編が放送された。この企画は、『M-1グランプリ』(同)、『キ...…
写真