平野紫耀、「ジャニーズとしての矜持」語るも…いっそう深まる“退所の謎”
#平野紫耀
King & Princeの平野紫耀がグループの公式Twitterに寄せた言葉に対し、多くのファンから「ジャニーズ愛を感じる」といった声があがっている。
話題となっているのは、グループ公式Twitterの5日付のツイート。「最近フライングしてないと思って『俺飛びたい』って言いました。遠心力で鼻も耳も飛んで行ってもいいってくらい全力で回ったので、ただのアーティストじゃなくて、ちゃんとジャニーズというカンパニー感を出せたかなと思います。 紫耀」とつづられ、コンサートでメンバーたちが宙づりになって飛び回る「フライング」シーンの写真が添えられている。
最近フライングしてないと思って「俺飛びたい」って言いました。遠心力で鼻も耳も飛んで行ってもいいってくらい全力で回ったので、ただのアーティストじゃなくて、ちゃんとジャニーズというカンパニー感を出せたかなと思います。
紫耀#KingandPrince#KPism_MadeinTOUR_ソードブランコ#MadeinTOUR pic.twitter.com/878pmkQYfK
— King & Prince@kingandprince_j) March 5, 2023
これは昨年のアリーナツアーの模様を収録したDVD&ブルーレイ『King & Prince ARENA TOUR 2022 ~Made in~』(3月22日発売)にちなんだツイートで、写真は、座る部分が日本刀のデザインになった通称「ソードブランコ」を使ったフライング演出の一幕だ。
フライングは、ジャニーズのステージを象徴する演出のひとつ。平野の高速回転のスピードは他のジャニーズタレントと比べても圧倒的に速いといわれ、過去の雑誌インタビューでは「毎年ジャニー(喜多川)さんから『YOUはフライングがうまい』って評価をいただいてまして」と明かしたこともあった。
平野は岸優太、神宮寺勇太とともに5月22日をもってグループを脱退し、それと同時にジャニーズ事務所を退所(岸は秋に退所)すると発表している。一部では、ジャニーズに対する気持ちが失われたのではないかと指摘されていたが、昨年のアリーナツアーではジャニーズの十八番ともいえるフライングを自ら希望して宙を舞ったようだ。「ただのアーティストじゃなくて、ちゃんとジャニーズというカンパニー感を出せた」という彼の言葉からは、ジャニーズタレントとしての矜持がうかがえる。
これに対して、ネット上では「紫耀くんの心の中には、いつもジャニーさんとジャニーズへの想いがあるんだね。ブレない強さ」「令和のこの時代に、誰よりも『ジャニーズ』で闘おうとしていたのは平野紫耀だったよね……」「ジャニーズをどんなに大切にしてきたか分かるコメントだよ。ジャニーズに所属しているキンプリを誇りに思っているからこその言葉」といった声が寄せられ、多くのファンが平野の「ジャニーズ愛」を感じ取ったようだ。
となると、なぜ平野は愛情とリスペクトを抱いていたジャニーズ事務所を辞めなくてはならないのかという謎が深まってくる。その謎を解き明かすヒントのひとつになりそうなのが、平野がアイドルではなく「アーティスト」という言葉を使ったことだ。平野はショーを愛したジャニーさんの魂を受け継ぎ、ステージで最高のパフォーマンスを見せたいという強い思いを持っていたといわれている。それがジャニーさんの夢でもあった「世界進出」という目標や、平野の突出したダンスの実力へとつながっていった。
平野はアーティストとしてステージパフォーマンスのレベルを高め、国内外で認められるグループになりたいという目標があったのだろうが、ジャニーさんの逝去によって新体制となったジャニーズ事務所の方針と合わなかったのかもしれない。ちなみに、現在トップを務める藤島ジュリー景子社長はジャニーさん路線を踏襲せず、ショーよりもドラマや映画、バラエティを重視しているといわれており、ここのところの退所者は、滝沢秀明氏や少年隊の錦織一清など舞台を大事にしてきた人間に偏っているとの指摘もある。
いずれにしても、今回のツイートは退所の時期が迫る中での「ジャニーズ愛」宣言ともいえるもので、多くのファンの心を打ったのではないだろうか。
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