堺雅人の日曜劇場『VIVANT』、異例の宣伝スタイルにTBSの“超VIP”の存在
#ドラマ #TBS #堺雅人 #日曜劇場
2023年7月期のTBS系ドラマ『VIVANT』で、堺雅人が主演を務めることが発表された。原作・演出は『半沢直樹』『下町ロケット』などを手掛けたTBSの福澤克雄氏が担当する。阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司といった豪華キャストも出演。堺にとって日曜劇場は20年の『半沢直樹』第2シリーズ以来となった。
大ヒット作を連発する福澤氏の新作であり、なおかつ、言わずと知れた『半沢直樹』の堺雅人が主演、さらには、主演級の俳優が何人も出演するということで、注目度も高い本作品。しかし、そのストーリーや役柄などは、第1話放送まで一切明かさないとの手法を取るという。
「出演者たちの豪華さだけで宣伝しようという形ですが、普通に考えればこんな無謀なことはないですよ。番宣で出演陣がバラエティ番組なんかに出ても、ドラマの内容については何も話せないわけですからね。そもそも、番宣でのキャストの稼働もないかもしれない。これで盛り上がるとは到底、思えないんですよね……」(テレビ局関係者)
堺が7月期の日曜劇場で主演をするという情報は、すでに「女性セブン」(小学館)によって報じられていた。
「『女性セブン』の記事では、ドラマの内容については触れられていませんでした。ただ、2月にモンゴルロケを敢行すると報じていて、なかなかスケールの大きな作品になりそうですね」(芸能記者)
ドラマの内容についての事前情報がまったくないことで、逆に芸能マスコミによる報道が加熱する可能性もあるだろう。
「週刊誌ではロケ現場のオフショットを報じることが定番となっていますが、『VIVANT』は出演者も豪華なので、週刊誌は積極的に狙っていくでしょう。そういうところで役柄の詳細やストーリーが漏れ出ていく可能性はとても高い。さらにいえば、週刊誌を介して情報が出てしまうと、いろいろと“婉曲”されてしまうこともあるんですよね。
内容に関する誤った情報が広まって、第1話を見た視聴者が“思ってたのと違う”となるかもしれない。情報を隠すことで逆に情報統制がうまくいかず、当初の計画が完全に崩れてしまう……そんな、最悪の展開もあると思います」(同)
これだけの超豪華キャストを集めたドラマなので、TBSとしても絶対にコケることはできない。にもかかわらず、第1話放送まで内容を伏せるというリスクの高い宣伝スタイルに出たのには、どういう背景があるのだろうか。
「TBSの中で最高レベルのVIPとして扱われているのが福澤氏です。視聴率30%以上を記録するようなモンスター級のドラマをたくさん生み出しているし、『半沢直樹』が40%超えの歴史に残る作品になったのも間違いなく福澤氏の功績。そういった輝かしい実績があるので、TBS内では福澤氏のアイディアが通らないことはない。福澤氏の言うこと・やることは絶対なんです。
『VIVANT』についても、ほぼすべてが福澤氏のジャッジのもとに動いていると言ってもいいでしょう。放送までに内容を隠す手法の発案者が誰なのかは不明ですが、福澤氏がNOと言ったら採用されないので、福澤氏も前向きであることは間違いないわけです。ただ、この手法が仇となって、ドラマがコケようものなら、さすがに誰かが責任を取らなければならない。結果次第では、まさかの“福澤失脚”もあるのかもしれません」(前出・テレビ局関係者)
どんな内容になるのかはもちろん、その後の福澤氏の動きにも注目が集まりそうだ。
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