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草なぎ剛、井上真央、北川景子、妻夫木聡…2023年最初の覇権ドラマは?

TBSテレビ 金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』番組サイトより

 「ドラマ不作」といわれている昨今だが、2022年は『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)や『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)『エルピス—希望、あるいは災い—』(フジテレビ系)など視聴者満足度の高い作品が生まれ、ネットを中心に爆発的な人気となった『silent』(フジテレビ系)のように社会現象級の作品も登場した。2023年はどんなドラマが世に送り出されるのか、1月クールのゴールデン・プライム帯作品の期待度を総まくりで曜日別にチェックしていこう。

 月曜日はフジテレビ系で「本命級」の作品が2本放送。「月9」枠では、北川景子が主演する『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』が1月9日からスタートする。教師として青南大学法科大学院に派遣された裁判官・柊木雫(北川)と彼女を取り巻く人々が法曹界のあり方を問う物語で、法律モノ+学園モノという鉄板要素が合わさっている上に、共演者も山田裕貴、高橋文哉、南沙良、尾上松也、及川光博など豪華でスキがない。

 カンテレ制作となるフジの「月10」枠では、草なぎ剛が主演する『罠の戦争』が1月16日より開始。『銭の戦争』(2015年)、『嘘の戦争』(2017年)に続く「戦争シリーズ」の第3弾で、草なぎにとって6年ぶりの民放連ドラ復帰作となる。内容は「愛する家族を傷つけられた議員秘書が知略を尽くして鮮やかな“罠”を仕掛け、悪しき政治家を失脚させる痛快なエンターテインメント」とされ、共演は井川遥、杉野遥亮、小澤征悦、岸部一徳ら実力派がそろっており、大人の視聴者にウケそうな気配だ。

 火曜日は、NHKの「ドラマ10」枠で1月10日から人気コミックの映像化で“男女逆転の大奥”を描く『大奥』がスタート。4度目の実写化ということもあり目新しさはないものの、3代将軍・家光編から物語ラストの大政奉還までを映像化するのは初で、家光役は堀田真由、家光の側室となる万里小路有功役に福士蒼汰、春日局役に斉藤由貴。脚本は『ごちそうさん』(NHK)や『JIN−仁−』『義母と娘のブルース』(TBS系)などで知られる森下佳子氏と鉄壁の布陣だ。

 テレビ朝日系では、吉高由里子が主演する『星降る夜に』が1月17日より放送。のどかな海街を舞台に、孤独に生きる35歳の産婦人科医・雪宮鈴(吉高)と、音のない世界で自由に生きる25歳の遺品整理士・柊一星(北村匠海)の“年齢10歳差”のピュアラブストーリーが描かれる。恋愛ドラマの名手・大石静氏が脚本を手がける期待作だが、耳の不自由な青年との恋愛というストーリーに対して、ネット上で「silentと似すぎ」との指摘が相次いでおり、まさかの“設定かぶり”で『silent』との比較が避けられないという不安要素がある。

 TBS系の火曜ドラマ枠では、広瀬すずが主演する『夕暮れに、手をつなぐ』 が1月17日から開始。相手役は永瀬廉(King & Prince)でキャストは申し分なく、数々のヒット作を手がけて“恋愛ドラマの神様”と称された北川悦吏子氏の脚本ということで注目度は高い。だが、北川氏の作品は近年、評価が芳しくない上に、ヒロインの役名が自分の娘のカメラマン名義の名前そのままといった“公私混同”を指摘される設定がノイズになる可能性もあるので、どうなるか読めないところがある。

 水曜日は、1月11日より日本テレビ系で門脇麦が主演する『リバーサルオーケストラ』が開始。ある事情で表舞台から姿を消した天才ヴァイオリニストで、現在は地味な市役所職員として働く谷岡初音(門脇)が、強引な変人マエストロの常葉朝陽(田中圭)によって地元のポンコツオーケストラの再生計画に巻き込まれるというストーリー。実力は申し分ない門脇の民放GP帯初主演作であり、脇を固めるのは永山絢斗、恒松祐里、瀧内公美、坂東龍汰、平田満、前野朋哉、岡部たかし、津田健次郎、原日出子、生瀬勝久ら。そして奥寺佐渡子とのタッグで『最愛』『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)などを手がけてきた清水友佳子の脚本ということで、上質な作品が期待できそうだ。

 フジテレビ系では、NHK朝ドラ『ちむどんどん』で一躍知名度を高めた竜星涼が主演する『スタンドUPスタート』が1月18日より始まる。投資会社「サンシャインファンド」の社長・三星大陽(竜星)が、自称“人間投資家”としてさまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”に投資し、生きる希望を取り戻させていく「人間再生ドラマ」となっている。共演は反町隆史、高橋克実、戸次重幸、鈴木浩介ら実力派ぞろいで、ストーリーの新鮮さも魅力だ。

 木曜日は、1月5日からテレビ朝日系で西島秀俊が主演する『警視庁アウトサイダー』がスタート。すねに傷を持つ“グレー”な刑事たちが、秘密を隠しながら互いに利用しあい、それぞれの正義を見出していく刑事ドラマで、西島とは『仮面ライダーBLACK SUN』(Amazon Prime Video)に続くタッグとなる高橋泉の脚本。メインとなる3人の“アウトサイダー”刑事は西島と濱田岳、上白石萌歌。そして共演者にはほかに柳葉敏郎、斎藤工、片岡愛之助らが名を連ねる。1月期の作品の中でも西島をはじめとしたキャスト陣の安定感が際立っており、原作小説も第4巻まで出ていることから、シリーズ化される可能性もありそうだ。

 同じ1月5日、フジテレビ系では、菜々緒が主演する『忍者に結婚は難しい』が開始。相手役は人気急上昇中の鈴木伸之、共演は山本舞香、勝地涼、古田新太、市村正親など豪華で、脚本を手がけるのは、同じく鈴木が出演していた『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)が2021年12月度ギャラクシー賞月間賞に輝いた松田裕子と期待が高まるが、『ルパンの娘』シリーズなどで知られる横関大氏の小説の映像化ということで設定のクセが強い。「敵対関係にある甲賀忍者の妻と伊賀忍者の夫が互いの素性を知らずに結婚し、特殊任務でニアミスしたことで互いの正体を疑い始める」というストーリーで、ハマれば面白そうであるものの、ハズした時はかなり厳しいことになりかねず、大きな賭けになりそうだ。

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