木村拓哉、『レジェバタ』に“力入りすぎ”で…『教場』スタート前に視聴者「お腹いっぱい」に?
#木村拓哉 #教場
1月27日より公開がスタートしている木村拓哉主演映画『レジェンド&バタフライ』。2月10日~12日の全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)では3位となり、累計で観客動員数129万人、興行収入16億円を突破した。
勢いを見せている『レジェンド&バタフライ』だが、東映70周年記念作品として、邦画では破格の総製作費20億円が投じられているだけに、まだまだ満足できる数字ではない。
「初週の数字から、東映側は最終的に40億円超えとなることを目標に掲げていましたが、現状では難しいところ。本作は黒字になる採算ラインは興収35億円とみられていますが、ここに乗ればいいほうでしょう。3週目は、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』、そして累計興収100億突破の『THE FIRST SLAM DUNK』に1位と2位を譲ることになりましたが、どちらも人気作なうえ、両作ともアニメ映画特有の“入場者特典”によりリピーターが見込めるため、『レジェバタ』は厳しい戦いとなりそうです。一応『レジェバタ』も『織田ちん袋』なるポチ袋の映画オリジナル版を配布したりといったことはやってますが……」(映画ライター)
そんななか、映画の宣伝にフル稼働していたのが木村だ。昨年の「ぎふ信長まつり」を皮切りに、テレビ各局のバラエティ番組に出まくり猛プッシュ。先日も、映画の「オンラインファンセッション」が行われ、SNSキャンペーンで選出された全国47都道府県の「宣伝大名」とじっくり映画の感想を語り合った。
「木村はすでに4月期放送のフジテレビ系月9ドラマ『風間公親-教場0-』の撮影に入っており、さすがに公開前ほど宣伝に力は入れられないようだが、それでも『レジェバタ』のためならとスケジュールの合間を縫って宣伝に協力的で、木村の熱量はまだまだ高い。しかし、この露出ラッシュによって、早くも視聴者からは“お腹いっぱい”の声が出ており、今後予定されているドラマの番宣への悪影響が懸念されているほどです。ただ、各局総出で『レジェバタ』を盛り上げてきただけに、フジテレビも何も言えない様子。『風間公親-教場0-』は新垣結衣など人気俳優との初共演が見どころとなるため、この人気俳優たちの稼働スケジュールを押さえようと必死なようです」(芸能関係者)
木村がここまで『レジェンド&バタフライ』の宣伝に力を入れるのは、東映70周年記念作品の主演俳優としての責任感だけではないようだ。前出の芸能関係者が続ける。
「やはり木村にとって『日本アカデミー賞』は念願で、『レジェバタ』で獲りたいという想いが強いようだ。事務所の意向に振り回され、2006年の『武士の一分』でも、2021年の『マスカレードナイト』でも優秀主演男優賞の打診はあったが、“賞レースに参加しない”という方針や、“最優秀賞が確約できないなら”という事務所のエゴで断ったといわれている。だが、後輩の岡田准一、二宮和也が最優秀主演男優賞を獲っており、さらに元SMAPの草彅剛も『ミッドナイトスワン』で2020年に最優秀主演男優賞に輝いた。対して木村はこれまで俳優として映画の賞には縁遠く、受賞歴も少ない。『レジェバタ』を成功させ、輝かしい賞も手にしたいところだろう。もっとも、映画を観た人の感想では『綾瀬はるかの演技はよかった』という声が多いが……」
来年の日本アカデミー賞という気の早い話ではあるが、東映にとって“絶対にコケられない映画”であると同時に、木村にとっても勝負作であるようだ。
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