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JO1、紅白に続いてドラマ出演も次々決定! 2023年はさらなる飛躍の年か

JO1、紅白に続いてドラマ出演も次々決定! 2023年はさらなる飛躍の年かの画像
JO1(写真/Getty Imagesより)

 2019年のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(GYAO!ほか)から誕生し、2020年にデビューした11人組ボーイズグループ・JO1の勢いがこのところ如実に増している。

 2020年3月に「無限大(INFINITY)」を含む1stシングル『PROTOSTAR』でデビューを飾り、以降、シングル・アルバムともにオリコン1位を獲得し続けるなど着実に実績を積んできたJO1。デビュー年からフジテレビが音楽特番に呼んだり、CSチャンネルで番組を持たせたりと彼らを起用してきたが、2021年は特にテレビ露出も増え始め、結成2周年記念シングルでもあった5thシングル『WANDERING』(2021年12月発売)は初週43.1万枚を売り上げ(オリコン集計値、以下同)、それまでの最高セールスだった1stシングルの初週32.7万枚を大幅に更新した。ここで弾みがつき、2022年はNHKで特番『This is JO1~Go to the Dream』(3月にBS8K、5月に総合)が放送され、『NHK紅白歌合戦』への初出場につなげた。

 6thシングル『MIDNIGHT SUN』(2022年10月発売)のリード曲「SuperCali」のミュージックビデオのYouTubeでの再生数の伸びも特筆すべきところだ。これまでJO1のYouTubeチャンネルでは、2020年2月に公開されたデビュー曲「無限大」のミュージックビデオの再生数がもっとも多く、『紅白』で披露した効果もあって、同ビデオは公開から3年近く経った今年1月8日に2000万回再生を突破した。だが「SuperCali」のミュージックビデオは、昨年10月12日に公開されると、9日と経たずに2000万回再生を突破。公開から23日後には4000万回再生も突破するなど、これまでにない勢いを見せている。この「SuperCali」を収録した『MIDNIGHT SUN』もまた、初週49.2万枚と自己最高セールスをさらに更新している。

 また昨年のJO1は、4月から初のレギュラーラジオ番組『JO1のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)がスタートし、現在までたびたびTwitterのトレンドをにぎわせているほか、あだち充の短編漫画を実写化したJO1主演のオムニバスドラマ『ショート・プログラム』(Amazon Prime Video)の配信、ドキュメンタリー映画『JO1 THE MOVIE『未完成』-Go to the TOP-』の公開など、活躍は多岐にわたっている。

 JO1の強みについて、アイドル誌記者はこう説明する。

「事務所が韓国大手のCJ ENM系列であることに加え、音楽・ビジュアルの方向性や、パフォーマンススキルの高さなどもあって『紅白』絡みの報道では“K-POP系”で扱われていましたが、一方で吉本興業もマネジメントに関わっており、バラエティでの活躍やよしもと芸人との絡みも多いため、“よしもと系アイドル”の系譜にも位置付けられます。さらに元ジャニーズJr.の白岩瑠姫がいるため当初からジャニーズのファン層からも注目されましたし、LDHのアーティスト育成スクールであるEXPG出身のメンバーもいたり、プロのダンサーとしてさまざまなアーティストのバックを務めていたメンバーがいたりと、こうした多彩なバックグラウンドがきっかけとなってJO1にたどりつく人もいるようで、そのあたりの間口の広さはK-POPに興味の薄い層からもとっつきやすく、数多いるK-POPグループとは異なるJO1の強みといえるかもしれません」

 すでにシングルCDセールスはKing & PrinceやSixTONESらにも並びつつあり、非ジャニーズ系ではトップクラス。事務所の後輩INIとともに日本のボーイズグループ界では大きな存在感を放っているが、今後の課題は知名度の底上げだろう。

 10~69歳の一般モニターに「名前や顔を知っているか」「実際に見たり聞いたりしてみたいか」を尋ね、認知度や関心度の高さを“タレントパワー”として数字化する「タレントパワーランキング」(株式会社アーキテクト)の昨年の調査では、10代から20代前半の女性の支持・認知が突出する一方、他の世代の女性や、男性からはまだまだで、「支持されているファン層がまだまだ限定的」とされていた。やはり地上波テレビにどれだけ露出しているかが、世間における知名度に直結する部分は大きい。

 だが、こうした“課題”を突破しようとするかのごとく、今年はJO1のメンバーが続々とドラマ出演を果たす。

 木全翔也は、19日からスタートする眞島秀和主演の深夜ドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』(日本テレビ系)に出演。続けて、「ViVi国宝級イケメンランキング」の2022年上半期NEXT部門で1位に輝いた鶴房汐恩が、韓国ドラマのリメイクとなる『ブルーバースデー』(カンテレ)で松井愛莉とW主演。2月7日からスタートとなる。昨年は映画『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』にも出演した豆原一成は、2月13日から始まるNHK夜ドラ『超人間要塞ヒロシ戦記』に、タイトルにもなっている田中ヒロシ役で出演。さらに、野木亜紀子脚本のオリジナル作品ということでも注目を集めているWOWOWドラマ『フェンス』に與那城奨の出演が決定しており、3月19日から放送予定と、連続ドラマ出演が立て続けとなっているのだ。

 いずれも民放ゴールデン・プライム帯の放送ではないため、一気に知名度が跳ね上がることは期待できないが、着実な一歩ではある。木全はドラマの宣伝を兼ねて今週『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』『秘密のケンミンSHOW極』に出演したりと、日本テレビ系の人気バラエティ番組に露出する副次効果も。また、木全が出演する『しょうもない僕らの恋愛論』ではJO1が主題歌も担当するが、ヒットが期待されることはもちろんのこと、これまで縁のなかった同局の音楽特番『ベストアーティスト』などへの出演の可能性も拓けるだろう。JO1にとって2023年はさらなる飛躍の年となりそうだ。

加賀美ジョン(音楽ライター)

洋邦問わず、音楽にまつわる編集・ライティングで十数年。クレジットを眺めるのが趣味。

かがみじょん

最終更新:2023/01/19 12:00
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