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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > ハライチのMC力に懸念の声

ハライチ、『ぽかぽか』での“地獄の空気”で改めて懸念されたMCとしての力量

フジテレビ『ぽかぽか』4月からいきなり「番組縮小」の裏にあるドタバタ劇の画像
番組公式Twitterより

 1月9日にスタートしたフジテレビ系の昼の新番組『ぽかぽか』が出だしからつまずいている。

 お笑いコンビのハライチと、フリーアナウンサーの神田愛花がMCを務め、3時間生放送された初回の世帯視聴率は3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。2022年4月に前番組『ポップUP!』が始まった際の視聴率3.2%とほぼ同じという結果で、さらに番組終盤にはこの4月から放送時間が2時間へと、1時間短縮されることも発表された。

「フジテレビは昨年社員の大量リストラに踏み切ったのですが、優秀な人材ほど辞めてしまい、スタッフの制作能力の低下が著しい。このまま『ポップUP!』と同じ道をたどりそうな気配とあって、出演オファーしてもタレントから断られるケースも多いのだとか。もはやこの枠では数字が取れないことが確定し、通販や再放送枠にするという局上層部のジャッジが下るのはそれほど先ではないでしょう」(テレビ関係者)

 そんな空気を察知しているのか、MCの仕切りぶりも微妙な評価だ。1月13日の放送では、同局の月9ドラマ『イチケイのカラス』の映画版の宣伝のため竹野内豊と黒木華が生出演したのだが……。

「番組では日替わりゲストを迎える『ぽいぽいトーク』というコーナーがあり、ゲストに『○○っぽい』と勝手なイメージを投げかけることで素顔を深堀りしていく趣旨なのですが、竹野内に対してMC陣が『ヒゲを実はそりたいと思っていそう』『女はみんな落とせると思っていそう』などと振るも、話は全く盛り上がらず。ネット上では『ぽかぽかの空気が地獄』『ハライチが竹野内豊を全然扱えてない』と散々な言われようでした。まぁ竹野内はこの手のバラエティ対応が苦手な俳優なのでMC陣も苦労したでしょうが、それにしても……という結果ではありましたね」(芸能ライター)

 とりわけハライチ澤部佑のMCについては、番組スタート前から一部で不安の声が上がっていたという。

「澤部は土田晃之とともに櫻坂46の冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)でMCを務めていますが、その前後に放送されている乃木坂46の『乃木坂工事中』、日向坂46の『日向坂で会いましょう』に比べるとどうにも地味で、番組も盛り上がってない。前者はバナナマン、後者はオードリーがMCを務めているのですが、どちらもメンバーの良さを十分に引き出している。『そこ曲がったら、櫻坂?』の“いまひとつ”感は、相方の岩井勇気とのタッグでないことや、土田の根暗な空気が原因かと思われましたが、今回ハライチのコンビで仕切ってもさほど違いが感じられなかったことで、改めてハライチのMC力に疑問符が付きそうです」(アイドル誌ライター)

 番組の“見どころ”を見逃し配信のTVerで配信しているところも含め、TBSの『ラヴィット!』を意識していると指摘される『ぽかぽか』。『ラヴィット!』では麒麟・川島明のMCぶりが大好評となり、タレント価値も右肩上がりとなっているが、ハライチは『ぽかぽか』で今後の飛躍につながる結果を残せるだろうか。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/01/17 09:00
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