SixTONES、“体型肥大化”写真に批判噴出 過去には田中樹が「まじで無理」発言も…
#SixTONES
SixTONESの恒例となっている「ジャケット写真コラージュ」が思わぬ炎上騒動に発展している。「この時代に体型イジリは引く」「体型揶揄は批判されて然るべき」といった批判が発生し、その一方で「誰かを傷つける意図ではない」と擁護の声が上がるなど賛否両論が起きているようだ。
騒動の発端となったのは、9日にグループの公式Instagramのストーリーズで公開された画像。一見すると、今月4日にリリースされた3rdアルバム『声』の通常盤のジャケット写真なのだが、よく見るとメンバーたちが“ふくよか体型”に加工されている。アルバムタイトルは「声」から「肥」に変更されており、「こえ」というタイトルに引っかけてメンバーたちが“肥大化”するというネタだったようだ。
これまでもSixTONESはCDリリースのたびにコラージュ画像を公開しており、初アルバム『1ST』発売の際は「KyoMONES」を名乗ってメンバー全員の顔が京本大我になっているジャケット写真を公開。2ndアルバム『CITY』では、タイトルを「Morimoto CITYntaro」としてメンバーたちの顔に森本慎太郎の顔をコラージュした画像を披露した。シングルでも同様のお遊びが展開され、特定のメンバーへのフォーカスが全員分コンプリートされると、メンバーたちが微妙に変化するコラージュに移行していた。
今回も当初ファンは大喜びで「面白すぎ」「公式のこのセンス好き」などと好評だったのだが、10日夜ごろから風向きが変化。「ボディシェイミング(※体型に対する批判や侮辱)につながる」「2023年にもなって、体型をネタやジョークとして扱ったプロモーションが行われる地獄」「太る=面白いというネタをすることで誰かが傷つくって思わなかったの?」「スト担だけど、私は太ってるからすごく悲しくなって涙出たよ」などといった批判が続出し、一転して炎上状態になってしまった。
世界的にルッキズムへの批判が強まっている中、人気アイドルグループのプロモーションで「体型ネタ」が使われたことに強い拒絶反応が起きたといえそうだ。折しも、韓国のガールズグループ「LE SSERAFIM」のホ・ユンジンが9日に自作のソロ曲「I≠DOLL」を発表し、「アイドルはあなたたちが弄ぶための人形じゃない」「“太ったね” “ダイエットしないの?” “人に見られる仕事なのに”(と言われる) 内面は結局かすんで置いてけぼり」といった歌詞が話題に。こうした反ルッキズム的な潮流がK-POPで生まれていることと比較して、「意識の差に絶望的になる」といった意見もあがった。
その一方で「あの画像を見ただけで『太ってる人がバカにされてる!』なんて思わないよ」「ただの間違い探し的なネタに過剰に反応しすぎでは」といった擁護の声も少なからずあるが、ファンからも批判が起きるなど騒動は拡大している状況。SixTONESの田中樹が昨年、雑誌のインタビューで、女性の体型で「ちょっとくらいお肉がついててもいい」部位についての質問に対し「ない! ごめん、オレはまじで無理!」「体型も自己管理のひとつじゃん? そういうのができないんだなって思っちゃう」などとコメントし、ファンの過剰なダイエットにつながるのではと危惧されるなど物議を醸していたことも今回の“炎上”の遠因となっているようだ。
ジャニーズアイドルによる「容姿ネタ」は鬼門ともいえるもので、昨年7月にはSnow Manの向井康二がYouTube動画のクイズ企画で「邪馬台国の女王・卑弥呼の特技は?」という問題に対して、卑弥呼は美人だというイメージから「男を寄せつけないために一重(まぶた)にする」と回答し、これが炎上騒動に発展。向井はパッチリ二重の卑弥呼と一重の細い目になった卑弥呼の2バージョンのイラストを描き、メンバーたちも大爆笑していたが、これにネット上で「二重はモテる、一重はモテないってイジりは引く」「一重がコンプレックスの人にとってはすごくショック」などと批判が相次いだ。
SixTONESといえば、1月4日の横浜アリーナ公演を皮切りに全国ツアー『慣声の法則』が始まり、追加公演として4月に京セラドーム大阪と東京ドームでグループ初の単独ドーム公演が実施されることが発表されたばかり。メンバーのジェシーが「2023年は勝負の年」と語るなど大事な時期であるだけに、“公式”によるプロモーションで炎上騒動が起き、足を引っ張るようなことになるのは非常にもったいない。今後はこうした「容姿ネタ」への風当たりがさらに強まっていくと予想されるため、タレントを含めジャニーズ事務所は意識を変えていく必要がありそうだ。
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