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本田翼、主演ドラマ「TBS火10最低視聴率」更新でも…ほぼ無傷? 2023年も活躍は必至か

本田翼、主演ドラマ「TBS火10最低視聴率」更新でも…ほぼ無傷? 2023年も活躍は必至かの画像1
本田翼(写真/Getty Imagesより)

 本田翼主演のTBS系火曜ドラマ『君の花になる』の最終話が12月20日に放送されたが、最終回の世帯視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に留まり、全10話の平均は5.26%と、同枠の最低を更新した。

 『君の花になる』は、元高校教師の女性がひょんなことから、契約解除間近の7人組ボーイズグループ「8LOOM(ブルーム)」の寮母となり、トップアーティストになるという彼らの夢をかなえるために一緒に奮闘する姿を描いた作品。

 本田にとってはゴールデン・プライム帯の連続ドラマとしては初主演作品となったが、視聴率はふるわず、2014年から始まったTBSの22時台ドラマ枠の最低視聴率をたたき出してしまった。

「火曜ドラマといえば、2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』のヒットを皮切りに『義母と娘のブルース』『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』など人気作を数々生んできた枠ですが、本田主演の『君の花になる』は、香里奈の“ベッド写真”流出騒動後の主演作となった2015年の『結婚式の前日に』を下回る成績に。かといってTVerの見逃し配信で見られたというわけでもなく、GP帯民放ドラマの中でも下から数えたほうが早いぐらい不振で、深夜ドラマや再放送(再配信)作品に負ける週もあったほどです」(テレビ誌記者)

 ドラマは、8LOOMのメンバーに“国宝級イケメン”の高橋文哉を筆頭に新進気鋭のイケメン俳優やアーティストを起用。ライバルグループとして、人気ボーイズグループのINIのメンバーが出演するなど、満を持しての本田のゴールデン・プライム帯初主演ドラマとして力が入っていた様子だったが……。

「SNSでは大きな反響がありましたが、数字にはつながらず。というのも、SNSでは、現実でも活動した8LOOMのファンを中心に、INIのファンなどが盛り上がっていましたが、肝心のドラマの評判がさっぱり。そもそもアイドルと寮母の恋愛というのがアイドルファンにとっては“地雷”で、ドラマ後半の恋愛展開にはブーイングが殺到しました。また、物語の展開や演出もなかなかトンデモで、昨年大きな話題となった朝ドラの迷作『ちむどんどん』と比較する声もあったほど。8LOOM自体は実際に行ったツアーが即完売したりと人気を博しましたが、一方でドラマは完全に添え物になってしまいましたね」(同)

 主演ドラマが想定以上の惨敗となったことは尾を引きそうだが、意外にも「ダメージは少ない」と芸能事務所のマネージャーは否定する。

「本田は、ヒロインや2番手、3番手ではそれなりにヒット作はあるものの、主演となると代表作と呼べる作品がない、珍しいタイプの“人気女優”だからね。元々実績のあった女優が主演作の数字で不調をきたすようなことがあれば落ち目と言えなくもないけど、彼女の場合は良くも悪くも、大してダメージはないんじゃないかな」

 確かに、本田の主演作では『アオハライド』(2014年)はヒットしたものの東出昌大とのW主演であり、まずまずの成績を残した映画といえば『鋼の錬金術師』(2017年)『今夜、ロマンス劇場で』(2018年)『空母いぶき』(2019年)など、いずれもヒロインや2番手・3番手のポジション。ドラマも、好調だった月9『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』シリーズや、話題となったNHK『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』シリーズはいずれも主演作ではない。本田の主演作といえば?と聞かれてもピンと来ない人が多いのが実状だろう。

「それでいてCMでは『タレントCM起用社数ランキング』(ニホンモニター)では2021年は16社で堂々の1位、2022年もトップの座こそ17社の芦田愛菜に譲ったとはいえ、前年と変わらず16社ものCMに起用されて2位にランクインするなど変わらず重宝されている。ゲーム実況で話題になったYouTubeチャンネルは更新が止まってしまっているが、代わりに2022年5月から始めたTikTokのフォロワーはすでに190万人。インスタのフォロワーにいたっては339万と、影響力の大きさも相変わらずで、こうした人気がCM需要にもつながっているのだろう。ドラマは事前の準備や撮影などの拘束時間が長く、数字のプレッシャーとの戦いも強いられるわけで、短時間の撮影で高額ギャラが稼げるCMのほうがはるかに割が良く、“効率よく稼いでいる”という意味では、売れっ子女優たちの中でも本田が一番の勝ち組と言えるんじゃないかな」(同マネージャー)

 主演ドラマの大コケもどこ吹く風とばかりに、2023年も“人気女優”の本田が存在感を放ちそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/01/05 09:00
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