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永瀬廉に“キムタクの悪夢”重なる? グループ分裂、事務所残留で“厚遇”の危険信号

永瀬廉に“キムタクの悪夢”重なる? グループ分裂、事務所残留で“厚遇”の危険信号の画像
事務所に残る永瀬廉(L)と退所する平野紫耀(R)

 事務所への反発はともかく、本人へのバッシングにつながらなければいいが……。

 11月4日、King & Princeから平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の3人が来年5月22日に脱退し、3人とも来年中にジャニーズ事務所を退所予定であることが電撃発表され、世間に衝撃を与えた。

 記者会見などはなく、公式ファンクラブで本人たちが釈明する動画は公開されたものの、突然の脱退・退所の理由について“目指す方向性の違い”といった以上の内容は口にされず、さまざまな憶測を呼んでいる。特に、残留する永瀬廉がラジオ番組でこのことに触れた際、「グループ仕事の終わりに呼ばれて、『実は辞めたいと思ってるんだよね』っていうふうに伝えられて」「3人が辞めたいって思ってることもショックやったし、気づかれんかった」と、平野ら3人の退所について事前に相談がなかったと思われる発言をし、ファンを一層混乱させた。

「キンプリの冠番組『King & Princeる。(キンプる)』を放送している日本テレビは、定例会見で『我々も驚きました』『今後の番組については未定』と述べるに留まるなど、業界も大混乱。ジャニーズ事務所側は、10月20日まであったキンプリのツアーが終わるまで発表を控えたと説明していますが、関係各所への説明がほとんどできていなかった様子なので、今回の分裂劇はかなり直前、おそらく10月中に起こったものだと見られています。」(芸能記者)

 『キンプる』は当初、11月9日のスタジオ収録にファンを観客として入れる予定で、ファンクラブで観覧募集をかけていたものの、“分裂発表”の直後に急きょ中止となったことも物議を醸した。日本テレビは来年1月期に、来秋退所予定の岸優太が主演する連続ドラマ『すきすきワンワン!』を放送することを10月20日に発表したばかり。しかも、放送される枠は、ジャニーズ事務所傘下のジェイ・ストームと共同製作している「シンドラ」枠だ。日本テレビ側も大いに困惑していることだろう。

 そんななか、きわめて順調といえるのが、髙橋海人と2人でKing & Princeを存続させていく永瀬廉だ。先日は来年1月期のTBS系火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』が発表され、主演の広瀬すずの相手役に抜擢されたことが明らかになった。

「ほかにも、来年4月期に放送される木村拓哉主演のフジテレビ月9ドラマ『風間公親-教場0-』への出演も噂されています。新垣結衣ら豪華キャストの出演も噂されていますが、これまでの『教場』シリーズにはなにわ男子の西畑大吾やSnow Manの目黒蓮ら、事務所が俳優として押していきたい若手もキャスティングされており、事務所が今プッシュしている永瀬が出演というのは“順当”といったところ。ほかにも、ジャニーズタレントが主演を務めた恋愛映画の原作も手がけた脚本家・小説家の人気作品の映像化の話が浮上しており、これに永瀬が主演するという噂も」(同)

 事務所に残ることが決まっている永瀬がどんどん仕事を獲得していくのはある意味当然だが、「週刊文春」(文藝春秋)などの一連の報道により、ファンの間には“疑念”も浮かび上がっているという。

「藤島ジュリー景子社長を糾弾するような『文春』の記事の中には、平野と永瀬に確執があったことも匂わされました。この記事にジャニーズ事務所は『法的措置を取る』と息巻いていたものの、『文春』は追撃記事を連投。結局、黙殺する方向になったようです。いずれにせよ永瀬がジュリー社長のお気に入りなのは、傍目に明らか。そして、キンプリの“冷遇”に対して平野がジュリー社長に直接面談を申し込んだものの、何度もスルーされたという話があることからすると、ジュリー社長は平野に興味はなく、お気に入りの永瀬を厚遇している……といった構図も見えてくる。平野への仕事のオファーをジュリー社長管轄下のタレントに振っているという噂もありますしね。いまやジュリー社長のお気に入りは“ジュリニ”などと呼ばれ、批判の的ともなっているだけに、永瀬が活躍すれば活躍するほど、疑いの目が向けられることになりそう」(同)

 永瀬がかつてのSMAP解散騒動時の木村拓哉と重ねて見えるという声も少なからず出ている。

「一部報道によれば、本来はSMAPのメンバー全員が独立する予定だったものの、木村が翻意したために分裂。事務所退所を曲げられないメンバーと対立し、グループ解散となりました。木村を悪者にすまいとリーダーの中居正広はしばらく残留したものの、こうした報道により木村は裏切り者のレッテルを貼られ、イメージが大きくダウン。グループ解散後の2017年から2019年初頭にかけて、トヨタ自動車のカローラフィールダー、ミスパリのダンディハウス、タマホームと、長年イメージキャラクターを務めてきたCMから次々と終了したのは象徴的でした。

 グループへの残留、確執報道などもさることながら、今度のTBSドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』は脚本が北川悦吏子氏という点も、永瀬と木村の共通項。北川脚本といえば90年代前半、『その時、ハートは盗まれた』『あすなろ白書』(ともにフジテレビ系)でまだ駆け出しの木村が抜擢され、ヒロインに思いを寄せる役柄となった後者がブレイクのきっかけに。そして97年の『ロングバケーション』で人気を決定的にしました。永瀬は、ヒロインの相手役を務める今回の北川作品で本格ラブストーリー初挑戦となり、木村同様の道をたどるのではと見られています。キムタク路線で売り出したい事務所の意向が透けて見えるようですが、SMAP解散騒動をどこか彷彿とさせるキンプリ分裂劇の直後にこれでは、SMAP解散直後の“キムタクの悪夢”がよみがえる結果となりかねません」(同)

 永瀬をプッシュすればするほどに“アンチ”が増えてしまうのであれば、ジャニーズも頭が痛いだろう。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/12/03 08:00
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