新しい地図とLDHが堂々コラボ! 芸能界で“非ジャニーズ”の連帯が強まる?
#LDH #新しい地図 #GENERATIONS
11月にデビュー10周年を迎えた7人組ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEが、12月3日から4日にかけてABEMAで『GENERATIONS 24時間テレビ 24時間いろんなライブできるかなぁ?』に出演する。
その名のとおり、3日の21時から4日の21時まで24時間にわたって生配信されるこの番組。音楽、ダンス、芝居、お笑い、スポーツなどさまざまなジャンルの生ライブに24時間ノンストップで挑戦するという趣向で、全シングル30曲をノンストップで披露するメドレー企画もあれば、人気芸人との一夜限りのお笑いライブ、メンバーが視聴者の自宅にサプライズ訪問する企画などが用意されている。個々のメンバーも、観月ありさとの二人芝居(白濱亜嵐)、ピアノの弾き語り(片寄涼太)、主演ドラマ『覆面D』での覆面レスラー役に扮してのプロレス試合(関口メンディー)など、多彩な企画に挑戦するようだ。
24時間ノンストップ番組ということで出演ゲストも多種多様だが、先日驚きの発表があった。なんと稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人が生出演するというのだ。
稲垣、草彅、香取の3人は毎月第1日曜日に7.2時間の生放送番組『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』をABEMAで配信しており、今回は番組コラボという形だが、両グループがそれぞれ『GENERATIONS 24時間テレビ』『ななにー』に生出演。トークだけでなく、互いの持ち歌をパフォーマンスするといった特別なコラボレーションが繰り広げられる。
「この発表にはさすがに大きな反響がありました。12月4日の午後3時から互いが裏番組になるという”被り”を逆手に取った企画ですが、なにせ、元ジャニーズの3人が、LDHの人気グループとがっつりコラボするわけですからね。ジャニーズとLDHは友好的な関係ですし、個々のタレント同士も交流がありますが、それでも表向きには歌番組で一緒になったり、そこでちょっと絡むといった程度で、直で共演する機会は皆無といっていい状態。稲垣さんのラジオ番組にGENEのメンバーがゲスト出演したことはありましたが、ここまで両グループががっつり組むのはやはりインパクトがあります。そのため、『これは事件』『すごすぎる』『普通に地上波の音楽番組のコラボの域を超えてる』などファンも騒然としていますよ」(アイドル誌記者)
両者のコラボのキーマンとなったのは、『GENERATIONS 24時間テレビ』で企画・総合演出を務める放送作家の鈴木おさむ氏と見られている。
「鈴木氏は『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)を筆頭にSMAPや個々のメンバーの番組の数々を担当していますが、新しい地図のNHKでのレギュラー番組『ワルイコあつまれ』も現在担当してますし、一方でLDHとも『LDH O』という鈴木氏のクリエーターチームが発足されるほど距離が近く、GENEのABEMAのレギュラー番組『GENERATIONS高校TV』も担当しています」(同)
このコラボレーションには、世の移り変わりを強く感じたとアイドル誌記者は語る。
「SMAPのマネージャーだったI氏といえば、アイドル誌の編集部なんかにも“直電”して掲載内容に物言いするような剛腕として業界では知られていますが、10年前にGENERATIONSがデビューする際、あるメンバーを名指しで『この子はダメ』と通達したという逸話があります。ルックス面でジャニーズと競合しているというわけです。そのI氏が現在マネジメントしている元SMAPのメンバーがGENEと共演することになるなんて、I氏がジャニーズにいた時代なら考えられない話でしょう」
「ダメ」と名指しされたメンバーはある意味でI氏のお眼鏡にかなったということでもあり、今後I氏が味方につくのならこれ以上ない援軍だろう。実際、今回のコラボレーションは、芸能界に新たな風を吹き込むことになるかもしれないとの見方もある。
「LDHは映画事業や飲食、アパレル、音楽出版だけでなく、早くから海外展開のためにアメリカやヨーロッパなどに支社も設け、最近では韓国のベンチャーキャピタルと共同で会社を立ち上げるなど多角経営が際立っており、さまざまなパイプがあるため、新しい地図にとって手をつなぐメリットは決して小さくない。LDHとしても、EXILEや三代目J SOUL BROTHERSといった稼ぎ頭は以前ほどの活動ペースが難しく、GENERATIONSら『Jr.EXILE』世代の売り出しが急務なため、国民的スターである新しい地図との3人と共演できるのはありがたい。知名度の面ではどうしてもジャニーズ勢には劣ってしまいますからね」(音楽業界関係者)
しかしこうなると、良好だったジャニーズとの関係にヒビが入る懸念もあるが……ここのところLDHは強気の姿勢を見せているという。
「象徴的だったのが、日テレとLDHで立ち上げた会社による人気シリーズの最新映画『HiGH&LOW THE WORST X』で、BE:FIRSTのRYOKIと、NCT UのYUTAをキャスティングしたこと。映画に出演しているTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルとのコラボ曲まで発表し、見事に化学反応が起きて大きく盛り上がり、双方のファンが増えるWIN-WINの結果に。“ジャニーズ以外のボーイズグループによる共闘”のひとつの成功例となったわけです。
特にNCT Uが所属するSMエンターテインメントは、かつて嵐の作品の韓国での販売を請け負うなどジャニーズと距離を縮めた歴史があり、加えてLDHはジャニーズとの本格共演の機会をずっと望んでいたものの、これまでまったく実現しなかったことを考えると、このコラボは実に興味深い動きでした。LDHの上層部とも交流があり、LDHの経営やプロデュース方法に触発されていたとされる滝沢秀明氏がジャニーズを去ってしまいましたし、“ジャニーズ一強”が崩れつつあるのを感じているのかもしれません。2023年のLDHは、国宝級イケメンが2人も所属するTHE RAMPAGEを猛プッシュするとも聞いています」(同)
そもそも、ジャニーズの“鎖国気質”には外部の事務所だけでなく、当の所属タレントも辟易気味だという話もあるという。
「ジャニーズはここ1~2年で個人やグループのSNSを一気に解禁していってますが、ひとつ大きな暗黙のルールがあって、それは、フォローしていいのは基本的にジャニーズ事務所内、もしくは関係者・企業のみで、他事務所のタレントの名前すら出してはいけないというものです。実際にKing & Princeのインスタライブ中、映画で平野紫耀と共演し、また髙橋海斗と仲がいい俳優・歌手の佐野勇斗(M!LK)がコメントしたのですが、髙橋が気づいた様子を見せたものの、言及できないためか、どういう対応をしていいものか戸惑う場面があったことも。こうしたことからジャニーズタレントは“裏アカ”も多いんですけどね(苦笑)。また、TBSの音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』はTVer配信にも力を入れていますが、ジャニーズ所属アーティストは配信の許可が出ず、軒並み除外しなければならない状態。SNSですらガチガチに縛るという完全なる我が道を行くジャニーズ事務所を後目に、ネットや映画を中心に“非ジャニーズ”の連帯は今後どんどん強まっていくかもしれませんよ」(芸能事務所関係者)
芸能界の転換期になると期待したい。
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