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香川照之、歌舞伎で“復帰”も…テレビ復帰を遠ざける「スタッフからの評判」

香川照之、歌舞伎で“復帰”も…テレビ復帰を遠ざける「スタッフからの評判」の画像
香川照之(写真/Getty Imagesより)

 香川照之が大方の見方どおり、歌舞伎の舞台で芸能活動を実質再開させることが10月31日に発表された。香川は、12月5日から東京・歌舞伎座で行われる13代目市川團十郎白猿襲名披露公演「十二月大歌舞伎」に歌舞伎役者の市川中車として出演する。

 香川は今年8月下旬、3年前に起こしたとされる銀座のホステスへの性加害が一部で報じられ、所属事務所は報道内容を事実と認めるコメントを発表し、香川も金曜MCを務めていた朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)で生謝罪。しかしさらなる追撃報道があり、トヨタ自動車がCMの放送見合わせと年内での契約終了を発表したのを皮切りに続々とCMの放送中止、ネット広告の取り下げが起こり、『THE TIME,』からも降板することに。放送中だった出演ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)こそそのまま継続となったが、主人公のライバル役で出演予定だったTBS系日曜劇場『アトムの童(こ)』からは降板が決定し、表舞台から姿を消すことになった。

 騒動からおよそ2カ月、早くも復帰の舞台が整ったわけだが、喜びの声も上がっているという。この13代目市川團十郎白猿襲名披露公演は、この11月に『十一月吉例顔見世大歌舞伎』が行われているものの、チケットが売れ残っているなど苦戦していると報じられており、12月の公演に香川が参加するのは「話題性の面で助けになる」(舞台関係者)という。実際、当初は昼の部「鞘當(さやあて)」の出演と発表されていたが、11月14日にはさらに夜の部「口上」にも出演すると発表された。

 もっとも、だからといって“本格復帰”となるかというと微妙なところだという。

「香川の澤瀉屋(おもだかや)は成田屋一門であり、市川宗家の市川海老蔵が手を差し伸べた形。あくまで歌舞伎界での助け合いであって、それが香川の芸能活動全般に波及するかというと、微妙なところだろう。示談が成立していたと見られる過去のスキャンダルで刺されたということは、香川がそれだけ恨みを買っているということ」(芸能記者)

 テレビ局関係者も「これで簡単に復帰となるほど甘い世界ではない」と言い切る。仕事が絶好調だったころの香川の周囲への立ち振る舞いについていまだに根に持つ関係者が多いからだという。

「昆虫好きの香川がNHKで番組をやりたいと熱望したことがきっかけで、2016年から『香川照之の昆虫すごいぜ!』がスタート。初回が大反響を呼びシリーズ化されたが、ある日、昆虫について熱弁するパートが丸々カットされて放送されたことに香川が激怒したことがあった。もともと香川は暴走気味で、番組の尺は決まっているのに、スタッフからの『そろそろまとめてください』といった指示を無視し、予定どおりに収録が進まないこともしばしばで、おかげで編集スケジュールはグチャグチャ。挙句、構成に文句を言いだすので、番組関係者からの『もう一緒にやってられない』という話があちらこちらで噴出していた」(同・テレビ局関係者)

 11月18日には主演映画『宮松と山下』が予定どおり公開されるが……。

「相変わらずテレビ局からは軒並みキャスティングNGが突きつけられている。『半沢直樹』シリーズなどで見せた怪演は一世を風靡したものだが、『アトムの童』で代役を務めたオダギリジョーの評判もいい。その上、一緒に仕事をする制作スタッフの評判がこうも悪いと、しばらくは香川の居場所はないのでは」(同上)

 当面は地道に歌舞伎で好演を重ねてV字回復の機運を高めていくしかなさそうだ。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/11/17 07:00
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