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KinKi Kids「フラワードッキリ論争」、ネタバラシも…「演技力すごい」「矛盾ある」と賛否続く

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KinKi Kids

 結局のところは事務所への不信が原因?

 KinKi Kidsが11月3日、「愛のかたまり」のライブ映像を公式YouTubeチャンネルに公開し、9月公開の「フラワー」の動画で行われた“ドッキリ”の内幕が明かされた。

 今年デビュー25周年を迎えたKinKi Kidsは、デビュー記念日前日の7月20日に公式YouTubeチャンネルを開設。同26日にはデビュー曲「硝子の少年」のミュージックビデオが公開され、以降、リリース順に大ヒットシングルの数々のミュージックビデオが順次公開されていっているが、一方で22日から「YouTube Original Live」というシリーズも展開。YouTube限定で名曲の数々を今の彼らが披露するライブ映像となっており、人気を博している。

 この「YouTube Original Live」第10弾として9月22日に、KinKi Kidsが1999年に放ったミリオンヒット「フラワー」のライブ映像が公開されたのだが、この動画で行われた“ドッキリ”が物議を醸した。

「冒頭、堂本光一さんのみが登場し、まずは楽屋でまったりトークをすると説明。今日は7曲ぶんをまとめて撮るスケジュールだなどと話していると、『フラワー』のイントロが聞こえてきて、光一さんが慌てて堂本剛さんの楽屋に向かい、『剛くん、行こう。やってる!』と急き立て、剛さんはいまひとつ状況が飲み込めないままステージへ。剛さんは『撮ってんの? やってんの?』と戸惑いながらも、光一さんとしっかりパフォーマンスを披露したのですが……。パフォーマンス後、剛さんが『頭いったぁ……。急に』『レモネードの(値上がりの)ニュース見ててんけど、こっち(は)』『頭いった……急に『フラワー』歌うって不健康ですよ』とこぼしたんです。そこから剛さんは笑いながら『普通に歌わせてください。チャンネル登録お願いします』と言って締めたのですが、その後も『しんど……』『あ~しんどかった』と話していたため、2017年に突発性難聴を発症し、今も後遺症に悩まされている剛さんに対するドッキリとして不適切ではないかと批判の声が上がったんです。一方で、ちゃんと公開されているということはすべて織り込み済みで、問題はなかったとする意見もあり、ファン同士で論争にまで発展してしまいました」(アイドル誌記者)

 これを受けてか、「YouTube Original Live」第16弾として11月3日に公開された名曲「愛のかたまり」のライブ映像ではこのドッキリの内幕が明かされた。およそ6分あるこの動画では、パフォーマンス後にメイキング的な映像が挟まれており、スタッフや、バンマスの吉田健氏と打ち合わせする場面などがあったのだが、その中で「フラワー」の演出について剛と光一で話し合う場面もあったのだ。

 そのため、「剛さんも打ち合わせに参加していたと知ってホッとした」「舞台裏見えて安心した」「ドッキリじゃないし、なんなら剛君積極的に案出してたw」といった声と共に、「剛くんの演技力がすごすぎただけだった笑」「剛くんの演技が自然すぎてマジでとんでもねぇ」と、“ドッキリ”だったと思わせた剛の演技力に驚く声も多く上がっている。

 だが一方で、納得していないファンも少なからずいるようだ。

「ダイジェストのため、どういう経緯であの演出になったのかは不明ですが、映像で剛さんが最初に提案しているのは、光一さんが先にステージに向かい、後から剛さんが駆けつける、あるいは光一さんが『早く行ってください』とスタッフに言われてステージに急ぐといったプランのようです。その後、光一さんが、実際に採用されたような“楽屋でカメラに向かって話しているとイントロが流れてくる”というアイデアを話しているのですが、ここで楽屋で話すのは光一さんではなく、剛さんということになっていて、『矛盾がある』というわけです。そのため、剛さんは大まかにはこの茶番の企画は知っていたものの、“剛さんへのドッキリ”という部分もある程度はあり、あのリアクションは本音も混じっていたのではと疑っている人もいるようですね」(同)

 もはや本人たちの口からちゃんと経緯を説明しないかぎり、水掛け論になりそうだが……。この“ドッキリ批判”の背景には、事務所への不信感も大きいのだという。

「剛さんは突発性難聴を発症し、右耳はなんとか聞こえるようになったものの、左耳の聴力は完治することなく、今も後遺症と闘いながら、まるで難聴などなかったかのような完璧なパフォーマンスを見せています。しかし、突発性難聴は48時間以内の治療開始が望ましく、最初に病院に行った際に剛さんは即入院を勧められたものの、事務所はスケジュール優先ですぐに休ませてもらえませんでした。結局1週間後に入院したのはドクターストップがかかったためです。医者からは、治療はやり尽くしたのでこれ以上は治らないと宣告されてしまっており、事務所の判断ミスにより剛さんが後遺症を抱えることになってしまったと考えるファンは決して少なくありません。こうした経緯があるからこそ、特に剛さんのファンは敏感に反応してしまうわけです。特に、難聴発症時には強い頭痛があったといい、今回の“ドッキリ”動画で剛さんが『頭いったぁ……』と繰り返しているのを見れば、誰だって心配になりますよ」(同)

 ドッキリにせよ茶番にせよ、「フラワー」での演出は誰もが楽しめる企画とはならなかったようだ。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2022/11/06 07:00
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