西島秀俊、青山テルマの“俳優業”も後押し…後輩にさりげない助言をする人間力
#西島秀俊
主演映画『ドライブ・マイ・カー』が世界的に高く評価され、日本人俳優としてトップクラスの存在感を放つ西島秀俊。かねてより現場での評判も高いと言われているが、後進の若手へのサポートも怠らないようだ。
歌手デビュー15周年を迎える青山テルマが、10月10日深夜放送のテレビ東京系音楽バラエティ『プレミアMelodiX!』に出演。MCの南海キャンディーズと軽妙なトークを繰り広げる中、話題は今年4月期に放送されたTBS系火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』に出演した話に。
本格的な演技はこれが初めてだった青山は、当初は「本業でやられてる方に失礼がないか」と出演するかどうか悩んだそうだが、15周年を迎え、新たなチャレンジが必要だと判断して引き受けることにしたという。俳優の友人がいなかったため演技の相談ができる人がおらず、事前にYouTubeで「台本 覚え方」で検索したといったエピソードトークも存分に披露してスタジオを笑わせたが、今後の演技の予定について訊かれると、『ユニコーンに乗って』で共演した西島秀俊からある言葉をもらったと明かした。
青山は「最初で最後って思って臨んだんですよ、このドラマに。けど最後のシーンを撮る前に、西島さんが『テルマ、もう一回仕事しようよ』って言ってくださったんですよ。『もう一回一緒に演技したい』って言ってくださって。『絶対その才能は無駄にしちゃいけないから、もう一回仕事しよう』って言われたんですよ」と嬉しそうに話し、さらに「『俺、嘘つかないからね』って言われて」と明かすと、興奮気味の南海キャンディーズ・山里亮太が思わず「惚れてまうやろー!」とチャンカワイの決め台詞を叫んでいた。
“新人”の青山にとって、西島が掛けた言葉にはこれ以上なく背中を押されただろう。『ユニコーンに乗って』では出演者が放送を見ながら裏話などを明かしていくオーディオコメンタリーがParaviで配信されていたが、青山の存在感はよほどだったのか、第1話のオーディオコメンタリーでは出演者からたびたび彼女にまつわるエピソードが飛び出しており、西島も「目が離せない」とコメントしていただけに、「もう一回仕事しよう」という言葉は本当に本心なのだろう。
90年代、イケメン俳優としてプッシュする当時の事務所から独立する条件として「民放ドラマ5年間出演禁止」を突きつけられたとされる西島。実際に1997年からテレビに出演できない期間がしばらく続く、苦しい時代があった。
「独立系の映画を中心に活動していたところ北野武監督に見出され、2002年の映画『DOLLS』で主演したことがきっかけとなり、俳優人生の大きな転機に。この時、北野監督から言われた言葉が大きな支えになっていると常々語っており、今でも『恩人』『心の師匠』と呼んで慕っています。辛酸を舐めながらも這い上がり、さらに三浦友和さんら偉大な俳優の先輩から教わる機会も多かったことから、自身も後進のために何かできないかと考えている人です。若い俳優たちもやりやすいように風通しのいい撮影現場づくりを心がけたり、青山テルマさんに掛けた言葉のように、何かしら思うことがあればちゃんと伝えるようにしているとか。自分の知らないことは積極的に情報交換をする“俳優バカ”な人で、相手が若手とか関係なく“教わる”という姿勢を持っている人ですから、自然と若手からも話しかけやすい現場になるんですよね。『ユニコーンに乗って』の現場もかなり和気あいあいとしていたと聞いてます。このあたりはもう人柄でしょう。斎藤工さんを筆頭に、尊敬してやまない後輩が多いのもうなずけます」(ドラマ制作会社関係者)
『ユニコーンに乗って』のオーディオコメンタリーでは、「後ろのエキストラさんの笑顔がすごくいいね」と、エキストラの演技にまで注目していた西島。彼に感謝している人間は、本人が思っている以上に多そうだ。
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