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黒島結菜“不人気”をジャニーズ懸念? TBSが考えた『クロサギ』成功の“秘策”とは

黒島結菜“不人気”をジャニーズ懸念? TBSが考えた『クロサギ』成功の“秘策”とはの画像
「黒島結菜スペシャルインタビュー」TBS公式YouTubeチャンネルより

 先日、NHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』が最終回を迎え、放送を終了したが、主人公を務めた黒島結菜は『ちむどんどん』撮影終了後、わずか3日の休みを経て、ヒロイン役を演じる10月期のTBS系金曜ドラマ『クロサギ』の撮影に入ったという。

 『ちむどんどん』といえば、視聴率が振るわなかっただけではなく、放送のたびに脚本に対して視聴者からのツッコミが入る始末。SNSでは「#ちむどんどん反省会」が開かれるのがお約束となり、最終回にいたっては「まるでコント」などと最後まで酷評された。

「朝ドラヒロインを務めたとなれば、“ご祝儀相場”で女優の格が1ランク上がり、仕事のオファーが殺到するのが普通ですが、黒島の場合は、脚本・演出が酷評された『ちむどんどん』によってかえって商品価値が下がる結果に。実際、朝ドラヒロインが発表されてすぐに2社のCMが決定するも、ドラマ中盤から“酷評祭り”の色が濃くなった途端、決まりかけていた3社のCM話が流れてしまったと聞きます。『ちむどんどん』放送終了から1カ月も経たずに次の連ドラに入ることになり、黒島にとっては汚名返上のチャンスですが、一方で注目度が高まった今、女優としての評価を見定められてしまうことにもなる。『ちむどんどん』で演じた暢子と大して変わらない演技を見せたら、女優としての商品価値がさらにダウンする懸念もありそうです」(テレビ関係者)

 一方、絶対にコケられないのは主演のKing & Prince・平野紫耀が所属するジャニーズ事務所も同じだ。King & Princeといえば、メンバーの永瀬廉は、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』への出演で俳優として注目された矢先、民放連続ドラマ初主演となった7月期の『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)が大コケ。2003年以降の日本テレビにおけるゴールデン・プライム帯ドラマのワースト記録となる全話平均視聴率4.37%を叩き出し、さらには見逃し配信のTVerでも、飯豊まりえ主演の同局深夜ドラマ『オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~』すら下回る不振ぶりで、黒歴史化してしまった。

 エースの平野は、民放ゴールデン・プライム帯連続ドラマでの単独主演はこれが初。国民的グループに育てたいジャニーズ事務所にとって、主演作“2連敗”は避けたいところだ。

 しかし、そこに立ちはだかるのが元先輩の壁だ。

「そもそも『クロサギ』は2006年に山下智久主演で同局でドラマ化されて大ヒットした作品。原案者までも“山下派”であることを公言していたほどで、どうしても山下版との比較がついて回ります。まして、TVer等で山下版の再配信まで行われてますからね。しかも黒島結菜は以前に永瀬廉と共演した際にファンから関係を怪しまれたこともあって、平野との共演に抵抗感を覚えるファンも少なくない上、今回の令和版のプロデューサーはTBSの“胸キュン枠”の火曜ドラマを多く手がけており、恋愛要素があることも強調しているため、平野ファンがざわついているほか、山下版のファンからも『クロサギにラブ要素は要らない』とブーイングが出ているようです」(芸能ライター)

 そんななか、TBSはある“秘策”を用意しているという。芸能関係者が耳打ちする。

「あまりの『ちむどんどん』の酷評ぶりに、さすがのジャニーズサイドも『ヒロインが黒島で大丈夫なのか?』と、TBSにプレッシャーをかけていたそう。そこで、TBSサイドが考えたのが、毎回有名女優をゲスト出演させ、黒島のヒロイン感を薄めるという作戦。黒島とゲストのWヒロインという見せ方にすることで、ジャニーズサイドも納得したようです。当然、黒島の出番は減るわけで、黒島の事務所は不満でしょうが、『ちむどんどん』で演じた暢子への反発から、黒島自身へのアンチが増えている状況もあり、むしろ助かった面もあるようです」

 ドラマには、『ちむどんどん』終盤で暢子に振り回された矢作を演じた井之脇海もレギュラー出演することが決まっている。世間が「クロサギ反省会」で盛り上がるなんて事態にならなければいいのだが……。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/10/04 13:00
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