二宮和也、『TANG』が“後輩主演映画”に負ける大コケ…年末の『ラーゲリ』が正念場か
#二宮和也
嵐・二宮和也の主演映画『TANG タング』が公開初週から大コケしているようだ。
8月11日に封切りとなった『TANG タング』は週末全国映画動員ランキング(興行通信社)で初登場6位。全国356館、さらにお盆時期での公開ということを考えると厳しいスタートとなった。2週目は8位と順位を落としたが、同週7位に着けたのは、なにわ男子の道枝駿佑が主演する『今夜、世界からこの恋が消えても』。7月29日公開の同映画は、公開館数312と『TANG タング』よりやや規模が下回り、さらに公開4週目での7位ということで、公開2週目の大先輩の主演映画がまさかの後輩に“大敗”するかたちになってしまった。
「二宮に恥をかかせられないとばかりに、ファンも各所で来館を呼び掛けているが、焦っているのは映画関係者も同じ。8月22日には『TANG』の“大ヒット御礼舞台挨拶”を敢行。登壇した二宮が『だいたい泣いてるんで』と作品を振り返ると、三木孝浩監督や共演の満島ひかりが、二宮の涙の演技を絶賛して持ち上げていた。しかし、ネット上ではどこが“大ヒット”なの?などとツッコまれている状態。300館規模の映画の“ヒット”の目安は一般的に興行収入10億円とされているが、『TANG』はこのペースだと到達は難しそう。4月期の主演ドラマ『マイファミリー』(TBS系)では世帯視聴率の全話平均12.9%を記録して、改めて人気俳優としての存在感を示したところだったが……。ここ最近の二宮はメインパーソナリティーを務める『24時間テレビ』(日本テレビ系)の番宣でテレビに出ずっぱりだが、いい隠れ蓑になったかも」(芸能ライター)
興行収入10億円に届かない主演映画が出ることは、二宮を事務所随一の俳優として推しているジャニーズにとっても危機感を覚える事態だ。
「嵐がブレイクしてからの2008年以降、二宮の主演映画はすべて興収10億円以上を記録してるんですよ。2011年に2作連続公開となった『GANTZ』『GANTZ PERFECT ANSWER』がそれぞれ34.5億円、28.2億円を記録して同年の邦画年間5位と9位の成績を収め、2013年の『プラチナデータ』も26.4億円と大ヒットしました。ただ、この5年ほどはヒットの規模が小さくなってきていて、直近の主演作である『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(2017年)と『浅田家!』(2020年)は11.4億円と12.1億円という結果に。これで『TANG』が10億を下回るとなれば、人気低迷と言われかねません。ただでさえ、嵐の活動休止を待てずに結婚を強行したことでファンを減らし、一部ファンから批判を受けるようにもなってますからね」(アイドル誌記者)
ただ、二宮にとって名誉挽回のチャンスとなりそうなのが、12月9日に公開予定となっている主演映画『ラーゲリより愛を込めて』。辺見じゅんによるノンフィクション『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(文藝春秋)を基にした本作は、第二次世界大戦の終結後、60万人を超える日本人が拘留されたシベリアの強制収容所を舞台にした物語で、1993年に寺尾聰主演での2時間ドラマという形で実写化されたこともある。
「戦争映画はヒットしやすいと言われており、特に二宮は2006年にクリント・イーストウッド監督のハリウッド作『硫黄島からの手紙』で好演しています。同じ戦争ものでも、今年の正月特番で主演した『潜水艦カッペリーニ号の冒険』(フジテレビ系)は平均世帯視聴率4.9%の惨敗となっているだけに油断はできないものの、『ラーゲリ』は、講談社ノンフィクション賞などに輝くなど原作の評価も高く、友情と恋を主題にした『カッペリーニ号』とは違い、『硫黄島』に近い内容となることが予想される。日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた本領を発揮することでしょう」(映画ライター)
『ラーゲリより愛を込めて』は松坂桃李、中島健人(Sexy Zone)、北川景子ら人気者に加え、かつてのテレビドラマ版で主演した寺尾聰も壮年期の主人公役で出演と、脇を固める俳優陣も豪華。逆に言えば、これだけ“鉄板”な内容で成績がふるわなければ、いよいよ主演俳優として評判を落とすことにもなりかねないが、はたして……。
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