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Snow Man、“ネック”の認知度向上なるか…朝ドラ出演に冠番組プライム“進出”

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Snow Man

 Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)が9月に1時間スペシャルを放送予定であることが14日の放送で発表された。

 Snow Manのメンバーがさまざまなお題にチャレンジする『それSnow Manにやらせて下さい』は、CDデビュー直後の2020年3月に単発の深夜番組として放送、Twitterの世界トレンド2位、日本のトレンド1位を記録するなどの反響を得ながら4月から動画配信サービス「Paravi」でレギュラー化。2021年1月1日に初の全国放送として地上波での特番が放送後、同年4月から日曜13時の枠で地上波レギュラー化されている。

 8月14日の放送では、「Paravi時代からあわせて3年目の集大成」として番組内で重大発表があることが予告されていたが、それがプライム帯での1時間スペシャルが決まったというものだった。9月13日午後10時から放送予定で、同番組がプライム帯で放送されるのは今回が初となる。これにメンバーは大喜びで、特に最年長の深澤辰哉は「今回のこの1時間スペシャルで結果を残して次のステップへ繋げられたらいいなと思います」と意気込みも見せる。

「20代の若手ジャニーズグループではSnow Manがいち早く冠レギュラーを手にしましたが、今回のプライム帯での1時間スペシャルは正直驚き。『それスノ』は『噂の!東京マガジン』を放送していた枠で始まったものの、視聴率面ではかなり厳しい状態が続いてますからね。ただ、Snow ManはSNSに強く、トレンド入りもしやすいので、広告営業的には“アリ”。それにTBSは毎日放送制作の『100%!アピールちゃん』など苦戦しているゴールデン・プライム帯での番組も少なくなく、特にイレギュラーな編成が続く『ワールド極限ミステリー』は以前から打ち切りも噂されています。TBSとしても“次のステップ”は検討しているところでしょう」(芸能記者)

 Snow Manはオリコンの2021年の年間シングルランキングで1位と2位を独占し、男性アーティストとしては嵐以来となる12年ぶりの快挙を達成。主演映画『おそ松さん』は興行収入15億円を突破、さらに2022年上半期もアーティスト別セールスで1位となるなど、今やジャニーズ事務所でもっとも“稼ぐ”グループだ。

「しかし、熱量の高いファンに支えられてる一方、一般的な知名度はまだまだ低く、メンバー個人の認知度もいまひとつなのがネック。嵐が活動休止状態の今、事務所としても次の“国民的グループ”を作ることに必死。King & Prince以降の若手の売出しに力を入れてますが、メンバーが多いぶん、アニメ好きや筋肉キャラ、美容キャラなど個性も豊かなSnow Manは当初からバラエティにも駆り出されてますし、早くから彼らに手を付けていたTBSとしてはさらにビッグになってもらいたいというのが本音でしょう」(アイドル誌記者)

 そんな中、『それSnow Manにやらせて下さい』のプライム特番以上に認知度向上が期待されているのが、目黒蓮の朝ドラ出演だ。

「今年10月から放送開始となるNHK朝の連続ドラマ小説『舞いあがれ!』への出演が決定。空とパイロットにあこがれるヒロインが航空学校で出会うエリート学生を演じます。朝ドラは現在放送中の『ちむどんどん』が『半分、青い。』級の迷作として騒がれてしますが、大阪制作の朝ドラは『カムカムエヴリバディ』など“ハズレがない”という定評もあり、『舞いあがれ!』への期待はさらに高まる一方です」(同・アイドル誌記者)

 朝ドラといえば、『おかえりモネ』でKing & Prince・永瀬廉が、『カムカムエヴリバディ』でSixTONES・松村北斗がブレイクのきっかけを掴んだことも記憶に新しい。

「目黒がこれに続くことが期待されているわけです。これまで木村拓哉主演の『教場II』(フジテレビ系)、なにわ男子・道枝駿佑とのW主演作『消えた初恋』(テレビ朝日系)で着実に評価を積んできていますし、来年には『グランメゾン東京』『MIU404』『最愛』といったTBSドラマの演出で知られる塚原あゆ子監督による主演映画『わたしの幸せな結婚』の公開を控えており、加えて朝ドラ出演ということで、俳優としてのブレイクの道はすでに用意されたようなもの。目黒をブレイクさせ、グループの認知度をもっと底上げしたいという狙いが透けて見せます」(前出・芸能記者)

 名実ともにジャニーズのトップグループとなれるか。来年にかけてSnow Manの猛攻撃が始まりそうだ。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2022/08/15 13:00
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